考察学とみ子
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「GFPタンパクの寿命」に関して説明しておいてよ、と言う意味に受け取りましたよ。 取り敢えず端的にOct4-GFP人工遺伝子のケースからですね。 この構造はOct4遺伝子の発現の仕組みを利用していて、一般にどんな蛋白質作成遺伝子もその先頭にプロモーター領域を持っている。Oct4遺伝子の場合も同じで、 [下線]Oct4遺伝子対応プロモーター領域の塩基配列[/下線]+[下線]Oct4蛋白作成遺伝子塩基配列[/下線] という構造になっていますね。 このプロモーター部位の働き方はこの部分に例えば核内に現在存在している特定の蛋白質(アクティヴェータ蛋白)が結合することによってその先の遺伝子が働き始めるようになってますよね。Oct4蛋白というのは細胞が分化している時に必要な蛋白ですから分化が進んで不要になると発現が止まっていき、作成されていた蛋白質も細胞内で分解消滅されていきますね。 Oct4-GFP人工遺伝子はOct4遺伝子のプロモーター配列を利用してGFPの緑発光を促進するもので、 [下線]Oct4遺伝子対応プロモーター領域の塩基配列[/下線]+[下線]GFP蛋白作成遺伝子塩基配列[/下線] という構造になっている。 本物の遺伝子と人工遺伝子はプロモーター領域を共有しているから、本物が発現している時にはそのマーカーとして開発されたGFPの発現も同時にあるわけです。生きたままの細胞に発現している蛋白を確認できるというすぐれものですよね。免染やPCR確認は細胞を殺さないといけないので、これは大変便利な発明だったわけです。 生きたまま観察できるというのは常識的な意味で言うので、例えば細胞が死にかけている時にも同様に機能するかというと、今回丹羽さんが、こういう亜致死下の条件では対応していないということを発見して、それを「GFPの漏れ出し」と表現したわけです。 次にCAG-GFPとの違いですが、Oct4遺伝子が細胞分化の初期段階でのみ盛んに作成される蛋白質であることから、Oct4-GFPも又、分化が進んでいくと蛍光しなくなる。 他方、キメラ作製等の別の目的で常時GFPを発現させておきたい場合には特定の蛋白のプロモーター領域は使えません。そこでどうするかと言うと、細胞の中で常時発現している蛋白のプロモーター領域を組み合わせて使うわけです。そういう蛋白はハウスキーピング蛋白と呼ばれていて沢山ありますが、その中の三種類の蛋白質作成遺伝子のプロモーター領域を組み合わせて人工遺伝子のプロモーターとする。三種の頭文字をとってCAGプロモーターと呼ばれている。 [下線]CAG人工プロモーター塩基配列[/下線]+[下線]GFP蛋白作成遺伝子塩基配列[/下線] という構造になっている。これでスペルム以外の場所では常時(persistentlyに)蛍光する。スペルムは細胞質が少ないのでこのCAG人工プロモーターが働かないので、別途アクロシンプロモーターを使ってスペルムでも緑色蛍光する仕組みを考案したのが大阪大の岡部研究室で、CAGと組み合わせてAcr-CAG共挿入B6マウスを作製した。それを大田さんが若山研究室に勉強に来た時に持ち込んで今回の事件の主犯になったわけです。 今学さんがアルツハイマー花咲か爺さんの治療中ですが、小保方さんの論文中に以下の文章があって、学さんの説明もわざとかどうかは分からないが端的ではないので花咲か爺さんのケケケ症状は何時まで経っても収まりませんね。 >> When grafted into mice, low-pH-induced Oct4-GFP+ cell clusters formed teratomas (40%, n = 20) (Fig. 2e and Extended Data Fig. 4a–c) but no teratocarcinomas that [下線]persistently[/下線] contained Oct4-GFP+ cells (n = 50). 「常時(persistentlyに)蛍光する」という言葉の意味がCAGの定義とごっちゃになっているんですね。小保方さんは酸浴させてOct4-GFPがpersistentlyに蛍光している細胞を選んだと言っているので、それをリシピエントマウスに足場付きで作製してテラトーマになった時にまだ光ってるなんてことは言ってないですね。できたテラトーマは癌細胞ではなかったと言っているだけです。ほとんどの人の思考の基礎となっている国語力の問題ですよね。笑ってしまう。
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:理解が難しい部分は万人に共通的なものですから、一般人は同じところでつまづきます。 しかし、わかっているふりの先生には教えられません。 (11/09)
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一言居士:理解が難しい部分は万人に共通的なものですから、一般人は同じところでつまづきます。 しかし、わかっているふりの先生には教えられません。 (11/07)
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一言居士:理研内部の調査チームは、小保方ESねつ造を否定した答申だったのに、ES混入原因不明をぼかすような文章が外部から追加されたのではないでしょうか? (11/07)
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一言居士:独学を成功させるには、自分自身の実力を良く知って、周りに正当な知識を持った人たちがいるのかを探すことですね。 (11/04)
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一言居士:独学を成功させるには、自分自身の実力を良く知って、周りに正当な知識を持った人たちがいるのかを探すことですね。 (11/04)
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一言居士:独学を成功させるには、自分自身の実力を良く知って、周りに正当な知識を持った人たちがいるのかを探すことですね。 (11/02)
一言居士:独学を成功させるには、自分自身の実力を良く知って、周りに正当な知識を持った人たちがいるのかを探すことですね。 (11/02)
一言居士:独学を成功させるには、自分自身の実力を良く知って、周りに正当な知識を持った人たちがいるのかを探すことですね。 (11/02)
一言居士:独学を成功させるには、自分自身の実力を良く知って、周りに正当な知識を持った人たちがいるのかを探すことですね。 (11/02)
一言居士:独学を成功させるには、自分自身の実力を良く知って、周りに正当な知識を持った人たちがいるのかを探すことですね。 (11/02)
一言居士:独学を成功させるには、自分自身の実力を良く知って、周りに正当な知識を持った人たちがいるのかを探すことですね。 (11/02)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/02)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/02)
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一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/02)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/02)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/02)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/02)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/02)
:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/02)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/01)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/01)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/01)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/01)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/01)
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