考察学とみ子
男性は恐怖を感じなくなるようにしくまれ、女性はそれを欠く(エストロゲンの影響)
2011
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05
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31
メンタル
ストレスが続くと、それに対抗する(ストレスをがまんする)ために、人は心のエネルギーを失っていきます。心のロス状態が回復できないでいると、うつや不安障害が高まります。恐怖を感じることもストレスの一種ですが、恐怖はまず扁桃体で感じ、大脳がそれを修飾することを、前回のブログに書きました。 エネルギーの残っている時の大脳皮質は、恐怖に対抗しようとしますが、時には、大脳が恐怖を増強させることがあるわけで...
動物が恐怖を感じる時に、脳はどのような反応するのか?条件付け恐怖とは?
2011
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05
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26
メンタル
動物が恐怖を感じる時に、脳はどのような反応するのか?についての、研究が盛んに行われています。恐怖研究は、ニューロサイエンスの重要な課題で、長く、研究が続けられています。 PTSD(ストレス性外傷後症候群)や、パニック障害などの治療介入を考える時、恐怖研究が、治療のための謎を解きます。基礎医学の分野でも、げっ歯類の用いて、恐怖研究が積み重ねられてきており、すでに、そのいくつかを紹介しました。 動...
私たちが知らぬ間に、皮膚の角化細胞と細菌が頑張ってくれている仕組みについて
2011
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05
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24
免疫
私たちの体には、病原菌やウイルスなどの外敵から体を守るために、体中にセンサーがはりめぐらされています。そうした免疫細胞の守りのおかげで、私たちは守られています。さらに、それらのセンサーは働き過ぎないように調節されています。 以前に、肺の中に吸い込んだカビに、反応しないように、肺には、カビを見逃すしくみが働いていることをブログに書きました。同じ様に私たちの腸でも、セグメント菌などの腸内細菌のおか...
精神疾患の急増について ネーチャー記事より
2011
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05
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22
メンタル
2004年のWHOの発表では、世界で一番、診断可能な精神疾患の人が多いのは米国で、人口の26.4%だそうです。そして、それを治療する精神科医は、10万人あたり15人いるそうです。 それにくらべて中国では、2009年のランセット(有名医学誌)によると、診断可能な精神疾患の人は、17.5%と極めて高いそうです。ネーチャーの統合失調症の特集号11月号に、記事(Davit Cyranoskiによる)がありました。この記事をさらに読んでみます...
脳科学の進歩をもってしても、脳の細胞の働きは今だに不明が多いです
2011
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05
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20
メンタル
臨床脳科学は、病気との関連において、まだ、闇の中だろうと書きました。闇のひとつが、グリア細胞の働きです。グリア細胞には、血液細胞由来の小グリアと、神経細胞由来の大グリアがあります。これを1昨日のブログに書きました。小グリアは、その起源が長い間、不明でした。 さらに、議論の対象となっているのは、グリア細胞の役割です。グリアは、膠の意味で、糊ではりつけるという意味があります。小グリアは、脳が安静時...
アルツハイマー病で、記憶が障害。その先の知識を知りたい方のために、ネーチャー論文
2011
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05
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19
メンタル
ウキペディアでは、アルツハイマー病を次のように説明しています。アルツハイマー病では、病理学的に脳組織の萎縮、大脳皮質の老人斑の出現がみられる。老人斑はアミロイドベータ (Aβ) の沈着であることが明らかになっている。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%84%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BC%E5%9E%8B%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E7%97%87 アルツハイマー病は、記憶障害がおき、神経細胞が消失する結...
脳科学は、試行錯誤を繰り返して、ここまできました。
2011
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05
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17
メンタル
私のブログでは、脳科学の最新の研究のさわりを紹介しています。 人の意識とは何か?なぜ心の病気は起こるのか? この問題は、将来、画期的に解明されるという可能性より、ジグソーパズルのように、少しづつわかっていくのではないでしょうか?比較的早期に、中核となる絵を完成できたとしても、ジグソーパズルの辺縁の似たような色の部分は、ピースの置き場がわからないという状態になりそうな気がします。残念ながら、臨床...
脳内扁桃体の回路は、興奮と抑制刺激を繰り返しながら廻っている。
2011
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05
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16
メンタル
海馬も扁桃体も近い部分ですが、いずれも、脳の比較的古い部分に存在しています。ウキペディアには、アーモンド型の扁桃体内部の、細かい神経核部分が、きれいに図示されています。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%81%E6%A1%83%E4%BD%93 人も動物も、恐怖を感じると、大脳辺縁系の神経核から繊維を送っている脳幹の循環器・呼吸器の制御部位が興奮し(恐怖対抗モード)、さらに顔面神経や三叉神経を介して、顔に恐怖の表...
扁桃体神経細胞を光に反応するように変換後、光らせて興奮させ、その働きを調べる。ネイチャー最新号
2011
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05
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12
メンタル
ある特定の細胞の遺伝子に、蛍光を発する蛋白物質をコードする情報を組み込み、蛍光が光る条件にすれば、その細胞内で、蛍光を発する蛋白物質を光らせることができます。 同様に、ある特定の細胞に、遺伝子的手法を用いて光を感じる受容体を埋め込めば、動物の体内に光を感じて反応する細胞をつくることができます。そして、体内に埋め込んだ微小光源から光をあてると、その細胞は、興奮して発火します。この手法を、脳の神経...
第一世代の抗精神病薬(ペルフェナジン)と、1993年以後に発売された第2世代の抗神経病薬を二重盲検試験で比較しました。
2011
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05
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10
メンタル
情報の混乱と、競争の激しい時代には、多くの人の精神に負担がかかります。精神疾患の増加は、世界的にみられています。 今回は、統合失調症の治療に関するニューイングランドジャーナルオブメディシン(薬の治験結果では、世界の最高峰の権威ある雑誌)を紹介します。 抗精神病薬は、50年来使われてきた第一世代の抗神経病薬(ブチロフェノン系: ハロペリドール ピパンペロン スピペロン フェノチアジン系: アセプロマ...
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最新記事
ため息さん、一般人がSTAP論文理解するには、研さんが必要です。 ブログメンバーが研鑚を進めるような指導をしてくださいね。 (11/28)
何でもデタラメ言えるplusさんは、今は充電中。ブログは学会場ではないから、つまみ出されるリスクも無い。専門家の気分になれるplusさんは、やめられない。 (11/26)
理研で調査に当たった学者たちは、桂報告書に、若山研究室の問題点と、”小保方ESねつ造してない!”を書いています。 (11/25)
小保方氏は、その気になれば、自らの名誉回復はいつでもできるんです。 でも、それをしなくても良いと考えているのだと思います。 (11/25)
詐欺師の手法が満開であり、それにだまされてしまう一般人がいる。 (11/24)
最新コメント
.:何でもデタラメ言えるplusさんは、今は充電中。ブログは学会場ではないから、つまみ出されるリスクも無い。専門家の気分になれるplusさんは、やめられない。 (11/28)
:「小保方さんがES混入させたの証拠は無いですよ。若山研究室でのマウス実験の記録が残っていませんよ」、と、桂報告書には書かれています。 (11/23)
.:「小保方さんがES混入させたの証拠は無いですよ。若山研究室でのマウス実験の記録が残っていませんよ」、と、桂報告書には書かれています。 (11/23)
.:理研CDB上層の相澤氏が、小保方氏をサポートしている。つまり、小保方氏をESねつ造犯と見なしていないということがわかる。 (11/17)
:分化細胞への酸浴刺激は、内在的なリプログラミング現象をカスケード的に起こせるのではないか?が期待されたのです。 (11/12)
:理解が難しい部分は万人に共通的なものですから、一般人は同じところでつまづきます。 しかし、わかっているふりの先生には教えられません。 (11/09)
:理解が難しい部分は万人に共通的なものですから、一般人は同じところでつまづきます。 しかし、わかっているふりの先生には教えられません。 (11/09)
:理解が難しい部分は万人に共通的なものですから、一般人は同じところでつまづきます。 しかし、わかっているふりの先生には教えられません。 (11/09)
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一言居士:理解が難しい部分は万人に共通的なものですから、一般人は同じところでつまづきます。 しかし、わかっているふりの先生には教えられません。 (11/07)
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一言居士:理研内部の調査チームは、小保方ESねつ造を否定した答申だったのに、ES混入原因不明をぼかすような文章が外部から追加されたのではないでしょうか? (11/07)
一言居士:理研内部の調査チームは、小保方ESねつ造を否定した答申だったのに、ES混入原因不明をぼかすような文章が外部から追加されたのではないでしょうか? (11/07)
一言居士:理研内部の調査チームは、小保方ESねつ造を否定した答申だったのに、ES混入原因不明をぼかすような文章が外部から追加されたのではないでしょうか? (11/07)
一言居士:理研内部の調査チームは、小保方ESねつ造を否定した答申だったのに、ES混入原因不明をぼかすような文章が外部から追加されたのではないでしょうか? (11/07)
一言居士:理研内部の調査チームは、小保方ESねつ造を否定した答申だったのに、ES混入原因不明をぼかすような文章が外部から追加されたのではないでしょうか? (11/07)
一言居士:理研内部の調査チームは、小保方ESねつ造を否定した答申だったのに、ES混入原因不明をぼかすような文章が外部から追加されたのではないでしょうか? (11/07)
一言居士:理研内部の調査チームは、小保方ESねつ造を否定した答申だったのに、ES混入原因不明をぼかすような文章が外部から追加されたのではないでしょうか? (11/06)
一言居士:理研内部の調査チームは、小保方ESねつ造を否定した答申だったのに、ES混入原因不明をぼかすような文章が外部から追加されたのではないでしょうか? (11/06)
一言居士:独学を成功させるには、自分自身の実力を良く知って、周りに正当な知識を持った人たちがいるのかを探すことですね。 (11/04)
一言居士:独学を成功させるには、自分自身の実力を良く知って、周りに正当な知識を持った人たちがいるのかを探すことですね。 (11/04)
一言居士:独学を成功させるには、自分自身の実力を良く知って、周りに正当な知識を持った人たちがいるのかを探すことですね。 (11/04)
一言居士:独学を成功させるには、自分自身の実力を良く知って、周りに正当な知識を持った人たちがいるのかを探すことですね。 (11/04)
一言居士:独学を成功させるには、自分自身の実力を良く知って、周りに正当な知識を持った人たちがいるのかを探すことですね。 (11/04)
一言居士:独学を成功させるには、自分自身の実力を良く知って、周りに正当な知識を持った人たちがいるのかを探すことですね。 (11/04)
一言居士:独学を成功させるには、自分自身の実力を良く知って、周りに正当な知識を持った人たちがいるのかを探すことですね。 (11/04)
一言居士:独学を成功させるには、自分自身の実力を良く知って、周りに正当な知識を持った人たちがいるのかを探すことですね。 (11/02)
一言居士:独学を成功させるには、自分自身の実力を良く知って、周りに正当な知識を持った人たちがいるのかを探すことですね。 (11/02)
一言居士:独学を成功させるには、自分自身の実力を良く知って、周りに正当な知識を持った人たちがいるのかを探すことですね。 (11/02)
一言居士:独学を成功させるには、自分自身の実力を良く知って、周りに正当な知識を持った人たちがいるのかを探すことですね。 (11/02)
一言居士:独学を成功させるには、自分自身の実力を良く知って、周りに正当な知識を持った人たちがいるのかを探すことですね。 (11/02)
一言居士:独学を成功させるには、自分自身の実力を良く知って、周りに正当な知識を持った人たちがいるのかを探すことですね。 (11/02)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/02)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/02)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/02)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/02)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/02)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/02)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/02)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/02)
:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/02)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/01)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/01)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/01)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/01)
一言居士:桂報告書は、”過失、故意かどうかは判定できない”がぼやけてしまいました。 (11/01)
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