17,286人の女性における乳がんの5年後の予後です。米国大規模研究です。

米国では、乳がんに関する論文は、多く発表されています。一般の人の目につくような、乳がん撲滅サイトに載っています。
その中で、参考になりそうなものを書きます。対象の人数も多く、最近2010年のデータです。
 
女性が、乳がんであると初回に診断された後の乳がんの経過と、予後に関連する因子について調べました。
1996~2006年に、初回に、非浸潤性乳管がん(DCIS)、あるいは、I,II度の浸潤性乳がんと診断された17,286人の女性を、最高5年間、乳がんの経過を追いました。
 
ほぼ4%の人に、新たな乳がんの発症があり、その内訳は、再発者314人と、2回目の新たな別のタイプの乳がんの344人でした。 2回目のイベントが起きなかった女性の特徴は、複合的なホルモン療法をした人、80歳以上の女性でした。
 
一方、再発や新発症が起きやすい因子との関連をみました。初回の乳がんがDCISまたはステージIIBであること、エストロゲン/黄体ホルモン・レセプター受容体陰性であること、女性が50歳以下、 乳がんの家族歴がある、乳房が大きく充実している女性でした。これらの因子があると、再発イベントが多く、さらに、手術のみで放射線治療をしなかった女性で、再イベントが高くなりました。
 
通常の定期的なスクリーン検査では、再発乳がんの37.6%、2回目の新たな乳がんの36.3%が、発見できませんでした。 PMID20700648  Breast Cancer Res Treat. 2010 ;124(3):863-73.
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