吉野彰さん:「研究者というのは基本的に一つは頭が柔らかくないといけない。もう一つが真逆の執着心というんでしょうか。しつこくしつこく最後まで諦めない。この2つが必要だと思います」

吉野彰さん、おめでとう。

吉野彰さん:「研究者というのは基本的に一つは頭が柔らかくないといけない。もう一つが真逆の執着心というんでしょうか。しつこくしつこく最後まで諦めない。この2つが必要だと思います」

真逆の執着心とは、STAP騒動にぴったりですね。

今、私が書いているのが、まさに理研調査員の真逆の執着心と呼べるものではないですかね?

FES2を引き合いに出すことで、FES1からSTAP細胞が作られたとの仮説に、反論しているわけです。
表面的には、理研の調査員たちは、“STAP細胞はFES1から作られた” と書かざるを得ないプレッシャーの中で、理研の調査員の誰かは真逆の執着心を心に秘めていたと思います。

FES2の詳細解析結果があれば、“STAP細胞はFES1から作られた”論に大きな反論証拠を突き付ける事ができるのでね。
そしてそれは、BCA論文の読者に、疑問を残すことに成功しました。

ここまでくると、外野から「その書き方をするな」とのプレッシャーがかからなかったということです。
なんちゃって、論文タイトルは、
“STAP細胞はES細胞から作られた”なんですから。

著者らは、この論文タイトルをかかげることで、思い切りよくES細胞故意のねつ造説の問題点を書けたと思いますね。
学とみ子は、勝手に調査員のそんな心境を想像してみました(青字)

若山研究室のマウスは、129もB6も市販のマウスではないんだよ。ここは大事なポイントだね。
だから、いろいろ、考えやすい部分もあるのさ。
アクロシン入りB6マウスは、若山研究室で維持してたマウスで、2010年に若山研究室では、アクロシン入りマウスから受精卵を作っているんだ。桂報告書、7頁だね。
この閉鎖環境で飼育された個々のマウス遺伝子はとてもよく似ているのだけど、人工的な動物だからね、継代で一塩基変異はおきやすい。そして、時に大きな欠失などがおきてしまう。
第3、第8染色体の遺伝子塩基の欠失は、いつ起きたかが大事なのさ。2010年のアクロシン入りマウスには、欠失はまだ無かったんだぜ!当然、2005年作製のFES2にはないんだよ。

こういうことを、いろいろ考えるとさ、やっぱり、FES1とSTAP幹細胞FLS, CTSのSNPは酷似とまでは言えなかったと言った方が良いと思うんだ。だから、STAP細胞がFES1から作られたと断定するのは難しいと思うよ。
まして、129B6F1ES1にいたっては、AC129と129B6F1ES1の関係において、SNP近似性が証明できていないから、もっと問題があるのさ。

以上、想像終わり


さて、FES2をFES1と並行して解析するのは、作成年度の疑義につながってしまうリスクを考えると、ES論にとってFES2に触れないでおいた方が良かったです。
そう考えると、このFES2とFES1の比較解析は、STAP派がES派に向けてしかけた落とし穴という感さえしてきますね・・・・。

FES2をFES1と並行して解析するとの発想は、当初のSTAP騒動のいつの時点から出ているかを、戻の資料に戻って考えてみました。
かなり早期から、FES2とFES1問題が議論されています。

日経サイエンス2015年3月号があります。ここに詫摩雅子氏の記事があります。
タイトル「幻想の細胞 判明した正体」です。

当時、この雑誌は、学とみ子も含めての素人が、一生懸命、STAP関連専門用語を覚えるため勉強した有用参考書でした。

(ついでですが、この記事には、CTSが誤植されてCLSと書かれています。まず、素人読者はここで悩みます。CTS,GLSはあっても、CLSは無いです。詫摩雅子さん、気をつけてね。結局、誤植とわかるまでには、素人読者は消耗するんですから。意味がわからなくなって投げだす人もでてきますからね・・)

日経サイエンス2015年3月号37頁、下から3行目の


…候補からはずれた。残るは2株のきょうだい株のどちらかである。
調査委は、ゲノムの塩基配列をすべて読み、兄弟株で塩基配列が1文字だけ違う場所(SNP)を2万4649カ所、みつけている。FLSやCTSを照らし合わせると、太田マウスES1が一致した。




兄弟とは親が一緒ですね。遺伝子が異なる人間の兄弟とは違って、近交系のマウスは親が同じだと、かなりのSNPは一致すると思うけど、それが一致しないということは、兄弟ではないということではないですか?

FLSやCTS、2株の受精卵ES細胞は母親が一般的な白マウスだったことが判明と詫摩雅子氏は書いているが、ここは間違いでしょう。
若山研究室で飼育されているB6も、129は、それぞれ一部遺伝子が交雑した遺伝子構成をしています(BCA論文Fig1)。


38頁3列カラム真ん中
小保方氏に横についてもらって指導をうけながら若山氏がSTAP細胞を作り、そこから作り出した「STAP幹細胞だ、この2株も若山マウスES1と同一株であった。
詫摩雅子氏は、ここでも小保方氏が培養中に若山マウスES1を混ぜたと言いたのでしょうかね?


詫摩雅子さん、
不思議に思ってほしいですね。129B6F1ES1の場合、なんで、こんなに、別の機会に別の親から作られた細胞の遺伝子が細部まで一致してしまうのか?を・・・。

一方、同じ機会に同じ親から作られたと考えられた兄弟株のFES2とFES1がなぜ、こんなにSNPが違ってしまうのか?も、平行して考えて欲しいですね。


追記  
ため息氏のコメントです。2019年10月10日 5:15 PM
学とみ子の文章を勝手にでたらめに改変しないでほしいものです。
全く、事の流れを理解していませんね。どなたか、注意してさしあげてください。

>学とみ子曰く:「129B6F1ES1(FES1)の場合、なんで、こんなに、別の機会に別の親から作られた細胞の遺伝子が細部まで一致してしまうのか?」
「別の機会に別の親から作られた細胞」てなんでしょね?STAP 幹細胞FLS3、FI 幹細胞CTSのことなんでしょうか
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