乳児期に、ピーナッツ関連物質に非経口的に暴露されると、ピーナッツアレルギーの発症を招くと考えられました。

 
英国。キングスコレッジからの論文です。ピーナッツを原料につくられた物質が、生活環境中に多い場合は、乳児のピーナッツアレルギーが発症しやすいであろうとする疫学論文です。

J Allergy Clin Immunol. 2009 Feb;123(2):417-23.
ピーナッツアレルギーが発症した子ども、アレルギーリスクの高い子ども(後に卵アレルギーが発症した人)、アレルギーの無い健康児を集めて、それぞれの子どもたちを、3群の間の比較研究としました。
 
それぞれの群の人に、子どもが乳児期の生活環境における、ピーナッツ由来物質の量に関する質問票を配りました。質問票により、家族の全メンバーが使う皮膚用クリーム、オイルなどのピーナッツ関連物質の消費量を聞きました。質問票は、アレルギーの発症の前に配っています。
 
ピーナッツ家族消費量は、133人のピーナッツアレルギー群では、18.8 g、150 人のコントロール群では、6.9 g、160人の高アレルギーリスク群(卵アレルギー)では1.9 gでした。母親の妊娠中、授乳中のピーナッツ接取量と、ピーナッツアレルギーとの関連はありませんでした。
 
乳児期に、ピーナッツ関連物質に、経口的に暴露されると、ピーナッツアレルギーの発症を招くと考えられました。しかし、環境にピーナッツ物質が多くても、乳児が経口的にピーナッツをとっていると、アレルギー予防に働くと考えられました。
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