メッセンジャーRNAコロナウイルスワクチンとは?

NEJMの論文にコロナウイルスmRNAワクチン(Pfizer)のイラストがあったので、載せておきます。

スライド1
N Engl J Med. 2020 Dec 10 : NEJMoa2034577.

Published online 2020 Dec 10. doi: 10.1056/NEJMoa2034577 PMCID: PMC7745181 PMID: 33301246

Safety and Efficacy of the BNT162b2 mRNA Covid-19 Vaccine

9割がたのワクチン効果とは、どのようなデータからの根拠であるか?を知りたい方には参考になります。
すでに知っている方が多いと思いますが、興味ある方はアクセスしてみてください。

この論文のおおまかな結果は以下です。

BNT162b2(コロナウイルスmRNAワクチン)ワクチン参加者を無作為化し、43,448人が注射を受けました。
BNT162b2 (実薬群)で21,720人、プラセボで21,728人の構成でした。
BNT162b2の投与を割り当てられた参加者が2回目の投与を受けてから、7日以降に発症したCovid-19感染は8例であり、プラセボに割り当てられた参加者からのCovid-19感染は162例でした。
BNT162b2はCovid-19の予防に95%効果的でした(95%信頼区間、90.3から97.6)。

年齢、性別、人種、BMIなどで分けたサブグループ全体でも、類似のワクチン効果(一般に90〜100%)がありました。
初回投与後に発症した重症Covid-19の10例のうち、9例がプラセボ群で、1例がBNT162b2(実薬群)でした。
注射部位の短期間の軽度から中等度の痛み、倦怠感、および頭痛がありました。
重篤な有害事象の発生率は低く、ワクチン群とプラセボ群で同様でした。

Pfizer was responsible for the design and conduct of the trial, data collection, data analysis, data interpretation, and the writing of the manuscript. BioNTech was the sponsor of the trial, manufactured the BNT162b2 clinical trial material, and contributed to the interpretation of the data and the writing of the manuscript.


追記

日本語の記事で、ワクチン副反応について書いてあるサイトがありましたので、リンクしておきます。

文 MICHAEL GRESHKO、訳 三枝小夜子、日経ナショナル ジオグラフィック社
ファイザー・ビオンテック製ワクチンは調査期間中に189万3360回接種された。モデルナ製ワクチンの22万4322回の約8.5倍だ。さらに、モデルナ製ワクチンの接種が始まったのは20年12月21日で、調査期間の最後の3日間しか接種されていない。モデルナ製ワクチンの接種でアナフィラキシーが確認されたのは1例だけで、CDCはさらに多くのデータがそろうのを待っている。

ワクチンの場合は、副反応はブライトン分類が国際的に用いられている。
アレルギー反応のうち、皮膚症状が代表的なものであるが、アナフィラキシーの定義は、一般的に消化器、呼吸器、循環器の症状が複数でおきる場合を言う。血圧低下、呼吸困難、ショックなどである。

しかし、ワクチン関連に用いられるブライトン分類は、じんましん、血管性浮腫などの全身皮膚症状にくわえて、呼吸器、循環器の消化器症状の有無を問題にするようである。
ワクチン後の心因反応でアレルギー反応に類似した紛らわしい症状が出ることがあるので、鑑別を考慮しての評価がブライトン分類である。




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