”いくら後から調べてもわからん”ではないか?

2016年、ヤフーニュースに連続掲載されている西川先生のねつ造に関する記事は、興味深い。

西川先生の言葉で興味深いのがこれかな?

>真相解明は論文で使われた細胞の由来について科学的事実をどれほど積み重ねても不可能だ。論文に掲載された一つひとつのデータ(石井委員会、桂委員会で不正と判断された。)について関係者に聴取を繰り返し、不正が行われるまでの経緯について正直に話をしてもらうしかない。これにはSTAP細胞の存在を証明できるかどうかなどは関係がない。

西川先生の言わんとしていることは、”STAPはESであるというのはいいでしょう。でも、どうして混じったのか?については、実験関係者は誰も黙っているので、いくら後から調べてもわからんのではないか?” であると思う。

西川先生は、画像の不正を”不正”と言っている、
しかし、実は問題はそこではなくて、小保方氏が悪意をもってESを混ぜたと一般人に信じさせた人たちがいたことが問題なのだ。
そこの違いを西川先生もしっかり、社会に発信してほしいと、学とみ子は思うのですよね。

これも大事な記載だ。

>STAP細胞の有無にこだわったメディアは、ES細胞混入過程ばかりに気を取られたようだが、この報告書の真価は委員と当事者が不正であるとして合意したデータを特定できている点だ。例えば、「若山氏から山中論文図1のような図が欲しいと小保方さんが言われて、実験をせずに図を作成した」(報告書p18を改変)については、小保方さんだけでなく若山さんも認めていること、あるいはメチル化データ(メチル化:DNAのシステイン残基の炭素(C)にメチル基(-CH3)が結合すること。システイン残基とグアニン残基が密に存在する部分が強くメチル化されると、その遺伝子は使うことができなくなる。)について小保方氏から「誇れるデータではなく、責任を感じている」(報告書p20)との発言を引き出していることは重要だ。このように、不正が行われたことを綿密な証拠集めで確定し、全てではないにしても、この不正判断について本人も確認しているなら、論文不正の調査としては十分だったと私は思う。

メチル化実験は、若山研究室お得意の実験ですから、小保方氏も指導を受けた。大腸菌を使う生物実験なので判定法で、判断のばらつきがある。研究室の判断だったのでしょう。そもそも、最初からESだったら加工は必要ない。一研究者さんが言ってました。画像の捏造はSTAP細胞の有無と関係無い。

西川先生の記事シリーズでは、何度となくマスメディア批判がある。

>はっきり言えるのは、不十分な知識しか有していない不勉強なマスメディアに、何が重要な捏造かを決める資格はないということである。

>ただ、それぞれの委員会に早く結論を求めるマスメディアからのプレッシャーは強く、慎重に時間をかけて調査を行うのが難しい状態にあった。

>マスメディアの要求に左右されず、十分な調査を行うことこそ最も大事なことで、調査中は毅然としてメディアの対応ができる組織が必要だ。(岡山大学)


西川氏の一連の文章を見ると、研究者が成果を上げやすい組織を作ることへの希望と展望が書かれていると思う。
西川氏の希望した研究者本位の理研CDBは、STAP事件を契機に改変され運営方針も変わった事を憂いているのだろう。

何がどう変わったのか、一般人には組織図だけではわからないが、研究者が自由に研究できる環境から、国に管理される組織に変わったのだろう。


STAP事件の問題点は、小保方氏の捏造の内容を、マスメディアが決めた点である。
委員会が認定した画像の加工については、マスメディアは興味がない。
それより、小保方氏がESを故意に混ぜたねつ造行為を、マスメディアは、学者と協力してつきとめたと自慢したいのだ。
私たち(マスメディア)は、悪事を暴いて、国民の期待に答えた人たちであると言いたのである。
そのご褒美が大宅賞であった。
マスメディアの成果として、ESねつ造説を日本中に広めたのである。

STAP研究室周りには、オホホポエムなるすごく奇怪な人がいた。
こういう人なら、小保方氏のみESねつ造が怪しい人であると言い始めそうだ。
オホホポエムは、全ての罪を小保方氏に負わせたいとの呪いのような文章だ。
残念ながら、西川先生は、オホホポエムには触れていない。

まず、ESねつ造を画策した学者がいて、仲間の学者たちにESねつ造は間違えないと思わせ、ねつ造を信じた学者たちからメディアへと情報が伝わったようである。
だから、最初からメディアはESねつ造説しか教わっていない。
この場合のねつ造疑惑は、図表の加工ではなく、ESを故意にまぜたとの捏造疑惑である。
須田著の「ねつ造の科学者」に、学者層が須田氏に近づいてきたことが書かれている。

当初から、ESねつ造なんて証拠がない、
画策者の手段は、画像の加工問題を騒いで、ねつ造あり、ねつ造ありと騒ぐことだ。
ESねつ造画策研究者は情報流しに専念したであろう。

一旦、調査委員会がねつ造なる語を使用してからは、後は、小保方氏は、ESねつ造者であるかのように印象操作づけられて広まってしまった。
ESねつ造を画策した人は、画像の加工問題などはどうでもよくて、小保方氏がESを混ぜた人とすることが目的であったろうから・・。

一般人へのESねつ造説が普及には、マスメディアの役割が大きい。
しかし、最終的に、小保方氏がES混入犯であるかのように印象操作を極めつけたのは、桂報告書なのである。

STAP細胞はESではないか?は学術界隈では、論文発表前から、画策者は内外に情報が流していたと思う。
しかし、マスメディアがいつ知ったのか?については、情報が隠されている。

マスメディアは論文発表前から、すでにESねつ造説を知っていたのではないか?と思う。
たとえば、須田さんのような記者でなく、マスメディア上層部は、論文発表前の時点で、ES説を知っていたかもしれない。
論文発表後、学者たちがすぐES疑惑で動き始めることを、マスメディア上層部は知っていたかもしれない。
学閥派閥組織で、日本の上層部はつながっているのだと思う。

論文発表後の速やかなSTAP論文バッシング開始の経緯をみると、論文発表前から、その準備があったとすると考えやすい。
あの大げさな論文発表の記者会見は、その先のねつ造騒ぎを盛り上げるための伏線だったのではないか?を疑っている人は少なくないと思う。

西川先生は伏線と言っているわけではないが、このあたりのイベントを少し書いているので紹介しておこう。

西川先生のヤフーニュース記事には興味ある記載がある。

>個人的話だが、記者会見の3日前、文京シビックホールでグルタフ・マーラー(Gustav Mahler(1860年7月7日-1911年5月18日):主にオーストリアのウィーンで活躍した作曲家・指揮者)の交響曲第2番「復活」を聞いた後に、近くのビアホールでくつろいでいたとき、毎日新聞社の須田 桃子 記者が電話してきた。何があったのかと聞いてみると、小保方さんの「Nature」論文についての理化学研究所で月曜日に記者会見が予定されており、毎日新聞として扱いを決める必要があるが、この研究論文のインパクトを教えて欲しいということだった。その時、須田さんが「小保方 晴子さんの、この仕事を知っているか?一面扱いに値するインパクトがあるか?」と聞いてきたので、「「Nature」に掲載される論文はまだ読んでいないが、以前reject(論文掲載を拒否)された論文は読んでおり、内容はよく知っている。ただ一面に載せるほどのインパクトはないと思う。」と答えた。しかし、私の意見は全く無視され、結局、記者会見での発表をそのままマスコミが信じた結果、毎日新聞でも一面扱いの報道を行なったはずだ。もちろんどう扱おうと報道は自由だ。しかし、問題は、論文をしっかり自分で読まず、関係者(直接関係のない人も含まれることがある。)の適当なコメントを集めて扱いを決めた上で、笹井 芳樹さん(元理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)グループディレクター、元同副センター長:日本の発生学者、医学者)を中心にした理化学研究所側の発表をそのまま鵜呑みにして報道したことだ。宣伝したのは笹井さんであり、若山照彦(日本の生物学者)さんであり、理化学研究所であることは事実であるが、その内容を検証もせず報道したことは、事態の悪化を増長させた一因といえる。


以下の記載もある。

>しかし毎日新聞社記者の須田 桃子さんから聞いたところでは、記者発表前に「Nature」から大きく扱う価値がある論文だと連絡があったそうだ。「Nature」がどの程度の反響を期待していたのか、いつかDavid Cyranoski氏に聞いてみたいと思っている。私の印象を述べると、あれほどの反響が日本で起こるとは予想していなかったのではないだろうか。

以下の記事も興味深い・

>研究の内容は、作用のメカニズムがはっきりしない不思議なリプログラミング現象があるというだけのことだった(論文の分析は後に行う)。ヒトにもすぐ応用できるというのは、笹井さんの期待でしかなかったはずだ。事実、小保方さんが最初に公式の場に登場したのは、私が引退する前の年、2012年の5月の理化学研究所 多細胞システム形成研究センター(以下「CDB」という。)研究倫理委員会だった。もちろん今も資料が残っているはずだが、STAP細胞(当時は、「カルス細胞」と呼んでいた。)をヒト臍帯血から誘導したいという申請内容だった。ヒト臍帯血をリプログラミングする研究は許可されたが、関係者から話を聞くと、この研究にそれほど力を入れている気配はなかった。この点も、小保方さんや笹井さんが臍帯血バンクに注文した臍帯血の数を調べればすぐわかることだ。

以下の記事も興味深い。

>一方、小保方氏論文が掲載された「Neture」の同じ号には、私もよく存知っている日本在住の「Nature」ニュースの記者であるDavid Cyranoski氏の、「酸浴は幹細胞への簡単な道」と題する解説記事をコレスポンデンスとして掲載しているだけだった(Cyranoski Nature 505, 596, 2014)。依頼した解説記事を論文とともに掲載すること自体は、なんら特別なことではなく、「Nature」では、毎週掲載される論文の中から幾つか選んで解説が行われている。例えば2007年に私の研究室のIgor Samokhvalov君が「Nature」に論文を掲載した時も、同じ号に解説記事が掲載されている。この普通の扱いから見て、「Nature」編集部もおそらく、あれほどのセンセーショナルな反響を巻き起すとは予想していなかったのではないだろうか。

しかし毎日新聞社記者の須田 桃子さんから聞いたところでは、記者発表前に「Nature」から大きく扱う価値がある論文だと連絡があったそうだ。「Nature」がどの程度の反響を期待していたのか、いつかDavid Cyranoski氏に聞いてみたいと思っている。私の印象を述べると、あれほどの反響が日本で起こるとは予想していなかったのではないだろうか。



ハンニバル・フォーチュンさんから、見当はずれなコメントあり。
こんなの書いてたら、そちらの人からも注意されますよ。

>2021年3月25日 10:56 PM
西川先生は小保方氏を捏造者と見ているわけ。
そんな西川さんは、学さんの意見を肯定するわけがないのですよ。

西川先生のねつ造は、画像のねつ造判定をうけて、捏造と言っているのです。
ここが読めないのでは、どうにもならないですね。
印象操作はお止めなさいな。
だれが混ぜたかわからないと、西川先生は言っているじゃないですか?
実験で誰かの混入ミスの起こる手技があったことを、研究所関連の人は、皆、考えます。
ただ、はっきりと口にださないのですよ。
誰が混ぜたかどうかは、追及してもしかたないと西川先生は言ってます。

plusさんは、今度は西川先生になったつもりのようです。不思議な人です。SNP論の修正案もなく、あちらでは議論も起きないのですね。不思議な集団です。あちらは、向上心が無いみたいです。他人の意見を否定するしか出来ない集団です。西川先生の小保方論文論は、大学教授同等を要求してます。

やっと、西川先生の真意を読み取った人が登場しました。他の人は、日本語すらきちんと読めない。

今回も西川コメントに対してエエッとなるようなため息ブログレスポンスが多い。そうか、こういうタイプの日本語は、ため息ブログメンバーはきちんと読めないようだ。
科学議論はできないし、間違いコメントを誰も直さない。

一方、澪標さんは、きちんと理解したようです。
正体不明な不思議の人として登場した澪標さんですが、最近は誰にもわかりやすくかなりはっきりとその思想をみせるようになりました。
人の心をあれこれと思索する興味深い方だと思いますので、学とみ子はいろいろと教わりたいですね。
西川先生は、理研調査でES混入はわかったが、誰が混入させたかを知るには、実験方法を実験者に良く聞きなさいと、当たり前の事を言ってるのです。澪標さんはこうした部分にはあまり興味は無いようです。

2021年3月26日 2:44 PM 澪標さん 

>西川さんの「捏造の構造分析」読み返してみました。
 - - -
正直な感想としては、この事件の”信頼できない語り手”の一人。「回想録なんてそんなもの」と言ってしまえば、今となってはそれまでの事です。



ハンニバル・フォーチュンさん  2021年3月26日 5:49 PM

同じ西川先生の文章を読んで、これだけ読み方が違うのですね。
ハンニバル・フォーチュンさんの感想に同感できるところは、学とみ子には無いです。
でも、ハンニバルさんのいつもの悪口でないので、学とみ子もコメントします。

>1)たとえ一点であっても捏造がなされていたならば当該論文にひとつも価値は無く、捏造者は有罪。

そんなつまらないことを、西川先生はわざわざ言いませんね。
学とみ子の想像では、ねつ造する人は自然に消えていくと西川先生は思っているでしょうよ。

>2)仮に追試が成功していたとしても、1)の罪は消えない。

これも同様です。西川先生は若い研究者を教育する立場から、ねつ造はだめと叱咤して、小保方氏の画像の加工は絶対だめだと言ってます。
しかし、小保方氏の無茶に近い若いエネルギーを西川先生は評価しているし、笹井先生が夢中になったのも仕方ないと、西川先生は思っています。
ハンニバル・フォーチュンさんは、絶対、そんな学とみ子風には読まないでしょう。

>STAP の実在性と、論文捏造とは、座標軸が異なるものなので、これを混同してはいけない、このように西川さんの各主張から読み取れます。

図表の加工と、STAP の実在性は別だというのは、西川先生は言いたいでしょうけど・・・。
図表の加工と、STAP の実在性は別物と、ハンニバルさんも同調するで良いですね?
但し、こんな当たり前のことは、西川先生が一番言いたいことではないですよ。


>西川さんによれば エビデンスのない主張は全て 「作り話」 なのです。
・・・・ STAP についてのイメージは「小保方氏が作り話の証拠を捏造した」というものであって、有罪、そしてそうした研究不正はいずれ忘れ去られておしまいなんですね。エビデンスのない話は全部消え失せると。


西川先生は、頭がガチガチの科学者では無いと思います。そもそも、STAPにエビデンスが無いとは言ってません。
ただ、西川先生は、自身が理研を辞めてしまった立場上、あまりSTAPを高評価していけないとのブレーキはあるでしょうね。
STAP細胞にのめり込んでしまった笹井先生に対しては、
「えっ、そんなにまでなの?ちがうんじゃないの?」
という批判的な気持ちは、西川先生にはあったのではないか?です。

>「STAPはありまーす」などという小保方氏の発言は、西川さんにとってはどうでもいいことなんですね、だって「作り話」なんですから

「STAPはありまーす」は、日本中にインパクトがありました。
人々のSTAP科学の習得レベルに限らず、この言葉は日本中をオオッと思わせました。
この言葉に勇気づけられた人は少なくないです。
短い言葉で、老若男女をオオッと思わせたのはすごいんですよ。
それをそんなに簡単に否定したら、友達を失います。
西川先生は、そのインパクトを否定するような無粋なことはしません。

いづれにしろ、ハンニバル・フォーチュンさんが、西川先生の心中を推し量るのは絶対に無理だと思います。
plusさんが、丹羽先生になったり、本庶先生になったりは無理なのと同一理由です。

又、plusさんは以下のコメントを書いているので、無駄かもしれないけど、少し言い訳します。紫字

>学とみ子氏曰く「澪標さんはきちんと理解した」ということは学とみ子氏と澪標さんの理解は同一で、学とみ子氏は西川氏を「信頼できない語り手」として認識しているということですね。

澪標さんは以下のようにいっています。
>STAP研究・論文への丁寧な言及と、当該論文の研究から発表までの間のCDBの運営批判についての反発と責任回避(特に12~14)の落差が目立ちました。

plusさんなどの他のブログメンバーが、トンチンカンな西川解釈をしましたが、澪標さんは違っています。
澪標さんは、まず、”西川氏はSTAP研究・論文への丁寧な言及”と書きました。
そして、次に澪標さんは ”CDBの運営批判についての反発と責任回避” を書きました。

STAPに関する西川文章は正当、一方で、CDB問題に関する西川文章は正当でないと、澪標さんは読んだでしょう。
つまり、澪標さんは、STAPに関する西川評価を理解したと、学とみ子は感じました。
しかし、CDBへの西川提言に対する澪標批判を見た学とみ子は、澪標さんの本音を感じたんですね。
澪標さんは本音をあまりストレートに書きませんが、時にはでるんですね。

一方、plusさんは、文章を表面的にしか読みませんね。
本音と建前が区別できないようです。どこが大事な情報と読み取るか?が、plusさんと全く違います。

西川先生は、人に読んでもらうことを建前に作文してます。建前論です。論文を撤回して、実験のやり直しです。

ES捏造或いは事故混入の可能性は、共にオープンになるべきです。専門家がES捏造を疑ったら研究に参加しません。事故ミスなら、再度、研究は行われるかもしれないし、ミスに気づいた研究者はその実験を排除します。

しかし、STAP実験が二度とやられないよう小保方排除をしたのは大きな力だから、西川文章は参考になります。

学とみ子にとって、西川先生の情報からいろいろ考える事ができます。当ブログの考えに合致する文章を引用してます。

西川先生は、小保方氏を擁護しないよう、擁護者にならないよう気をつけています。

それをplusさんは、しゃかりきに引用してるだけ。なんで、こんなに自分自身を賢者にしたいんですかね。あちらはあちらで、ES捏造論で頑張れば良いでしょう。ネット検索で、科学はわかると豪語したら、そう言った人はそこで終わる!

ため息ブログメンバーは、ES捏造論に科学議論が無くても、何も不思議に思わず、理解の努力もしないのだから。議論の資格が無い。
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