STAP事件には、 CDBを追及し、解体を実行し、権力を示した人たちが多く存在していただろう。

事実究明に至る研究者たちの軌跡と,「STAP細胞」と呼ばれた細胞の全貌を解説する Wedge編集部
の過去の記事を紹介しました。

当ブログでは、この記事は、記者の取材結果というより、研究者たちのアンチCDB上層部の感情を代表しているかのような印象であると、前記事で書きました。

それぞれの方が、どのような思いで読んでいるのか?学とみ子は興味あります。
以下の感想は、あくまで学とみ子の思い至る感想にすぎませんが、いろいろ書いてみます。
とにかく、記者はCDB解体を高らかに謳っているところが注目できます。
元の記事は紫字です。

>カメラのフラッシュに照らし出された研究者の顔は苦悶にゆがんでいた。

プロ、アマを問わず、いつでも、文章の書き始めは工夫が必要です。
ニュース報道記事の英文なども、最初の言い回し文章が日本人にとって、わかりにくです。
その理由として、書き出し文章には、簡潔すぎたり、馴染みの無い表現が使われているからでしょう。
上記の文章もそうした工夫があるのでしょうが、あまり上手とは言えません。
研究者の顔は苦悶である理由は、人によって想像することが違いますからね。

この記者は、事件関係者は真実を語らず、隠し事が多いから、苦悶にゆがんでいると言いたいのでしょう。
研究者たちは、真実を隠し、いろいろとごまかそうとしている人々であると印象づけています。
このようにSTAP事件は、小保方氏が悪い!、理研の上層部が悪いというように、話が作られていたのです。
つまり、CDB上層部は、実験がねつ造であったと気づいていたにもかかわらず、その事実を隠していたとしているのです。
隠し事をしてごまかそうとする人は、苦悶にゆがむと、記者は書いています。
すべてが、ESねつ造ありき!で話が作られています。

>・・・・今後の対応を尋ねる記者に「解体までは頭になかった」と声を震わせて答えるのが精一杯だった。

記者は、CDB解体にもっていこうと意気込んでいるようですね。
最初から、そのように言っています。
STAP事件があったからCDB解体したというより、CDB解体にSTAP疑惑が利用されたというのが本当のところだと思います。

>外部の研究者や弁護士で構成される改革委員会は、STAP論文に捏造や改ざんがあると認定された4月以降、10回以上にわたって会議を開き、6月12日にCDBの改革に向けた提言をまとめた。提言書は32頁にわたり、論文の作成や小保方晴子氏の採用の過程、疑惑発覚後の理研の対応などについて問題点を明らかにした上で、今後の対策案を示している。


この改革委員会というのは、東大の岸委員長をトップに、科学者でない人も入った委員会ですが、そのような委員会で、STAP細胞疑惑の解決への方針が出せるはずがありません。
STAP細胞でおきた疑惑はどのようなものであるのか?について、科学的理解がまずあって、そこからの対策が始まります。

そこを考えるはずの委員会であるにもかかわらず、そうしたことができる人が一人もいないではないですか?
STAP疑惑は、STAPがES由来であり、その疑惑は小保方氏一人であるとの前提で、疑惑ストリーは始まっています。
理研のESねつ造説の学者たちは、改革委員会に情報提供しています。

書き換えたとされた画像がねつ造判定されたのですが、小保方氏がES混入させたという疑惑とは全く別のものです。
改革委員会の委員たちは、そうした違いをふまえた配慮というのは、ほとんど無い人たちでしょう。

事件から2年後の2016年に、ニューヨーカーという米国の雑誌に、STAP事件の記事が載りました。
これの雑誌について、週刊現代が書いています。


>筆者のグッドイヤー氏は、小保方さんとメールでコンタクトを取ったとのことである。
「小保方は『私はスケープゴートにされた』と書いてきた。『日本のメディアはすべて、若山先生が犠牲者で、私がまったくのろくでなしと断定した』とも」


筆者のグッドイヤー氏は、この記事を書く時に、改革委員会委員にも(ネットで?)インタビューをしているようですが、多くの委員は答えることをしなかったようです。
限られた情報しか世にでていない状態で、非専門領域のトラブルに、知識の無い人が介入できるはずがありません。
小保方氏のねつ造は間違えがないのだと信じた人が、改革委員として参加してみる気になれるのかもしれません。
そして、そうした人なら、後になって米国雑誌のインタビューを受けても、しっかりした意見を言えるような状態にはならないのだと思います。


>CDBの解体を提言した理由として、「不正行為を抑止できない、組織の構造的な欠陥がある」「トップ層全体の弛緩したガバナンスの問題もあり、人事異動などの通常の方法では、欠陥の除去は困難」と指摘。研究員の雇用を確保しつつ、新組織立ち上げの際には、幹部を交代させ、研究分野と体制を再構築するよう求めた。

> 提言書は、「問題点を的確に指摘しており、提案は現場に即した実効性のある内容だ」として、他の分野の研究者などからも高い評価を受けている。


高い評価を受けたというなら、マスコミならもっと具体的に書くべきでしょう。
上記の書きぶりから、記者は、CDBの解体を最初から目論んで書いていることが、良くわかりますね。
急遽集まってきた非専門家たち集団が、素晴らしい提言書など書けるわけがありません。

アンチCDBの学者たちはいろいろにいるのでしょう。理研は、研究費が多い国のお抱え研究所ですから。
CDB上層部がつぶれれば良いと思う研究者もいれば、上層部を潰してやろうと政府関係者もいるでしょう。
そうした人たちの高い評価って、どういう意味があるのでしょうか?


>一方、一部の研究者からは提言の内容に反発の声が挙がった。CDBの林茂生グループディレクターは、新聞のインタビュー記事の中で「解体は不当だ」と発言している。今回の問題はレアケースで、CDBに不正を抑止できない構造的な欠陥があると結論づけるのは誤りだというのだ。他にも、組織の解体までは必要ないのではないかといった同様の声が理研の内外の研究者から出ていた。

> しかし、研究者からこうした意見が出る背景にこそ、改革委が組織の解体を求めざるを得ない事情がある。



せっかく、内部の研究者の声を書いているにもかかわらず、そうした状況が理研のひどい点であると、記者が持っていくのはどうかと思う。
とにかく、CDB解体に向けてのマスコミ活動であることを、記者は露骨にばらしているのである。

そして、CDB上層部がひどい腐敗した研究状態であるかのように持っていくのである。

マウスの取り違えの話、遺伝子解析の話については、ES画策派の学者からの垂れ流しの情報提供をうけて、そのまま、それが真実であると、記者は書き連ねているのだ。

マウスは取り違えは、だれが間違えたのか?などは、真実はわからない。
若山氏が間違って小保方氏に伝えたのかもしれないが、そうした疑問は一切出てこない。
小保方氏は、未熟で無能だから、当然、小保方氏が間違えたということにされてしまうのだ。
若山氏の名誉を守りたい人たちは多くいて、小保方氏の名誉を守っていくれる人はいなかったのだ。
若山氏の研究業績を継続してほしいと願う人たちは多くいて、小保方氏の将来を配慮してくれる人はいなかったのだ。

もともと、小保方氏の記者会見の様子からもわかるが、小保方氏は酸浴実験が全てなのである。
後は、若山氏の指示で動いていたのであろう。
200回発言も、そうした経緯から出てくる。キメラも幹細胞も、小保方氏の頭に無い。

桂報告書には、キメラ、幹細胞は若山氏の担当と書かれている。
しかし、GRASに小保方氏が残存サンプルを運んだことをもって、小保方氏が積極的に多くの実験に関与し、かつ、細胞も混ぜていたと印象操作がされている。
実際に、一般の人々がSTAP実験の実際を知るのは、ずっと後になった「あの日」の発売があってからである。
つまり、STAP疑惑は、すべて、小保方氏が限りなくグレイの人であるとされてしまったのである。

その原動力となったのは、垂れ流しのESねつ造説を流しつづけた学者たちと、それを広めたマスコミの記事である。
理研内も、学会内も、権威ある研究所を支配したいパトロン根性の国も絡んだ権力抗争である。
このあたりは、ペルドンさんがお得意だ。

マスコミは、実験実態について多くの偏向した情報を得ていた。
そして、ES画策学者から吹き込まれた情報を、記者は自ら取材した真実であるかのように書き続けたのである。

>相次いだ調査結果の“隠蔽”

・・・
>図2:STAP細胞の正体は既存の幹細胞である可能性が高い
 実は、この3つの調査結果は1枚のペーパーにまとめられ、6月上旬に本部に報告されている。作成したのは、論文の著者の1人で山梨大学の若山照彦教授。この3つの調査結果を論文撤回の理由書に書き込み、共著者と理研の同意を得て『Nature』の編集部に送ろうと考えたためだ。

> しかし、この理由書に竹市センター長とCDBの笹井芳樹副センター長は猛反発した。結局、編集部には、笹井氏が作成した「疑義が指摘されたため撤回する」という簡単な理由書が提出され、理研はSTAP細胞の存在を揺るがすこれらの調査結果を自ら公表することはなかった。


猛反対をした理由は、何なのか?
記者には、その情報を正確に書ける力がない。
ES画策派の学者の見解を書くだけのことしか、記者はしていないのである。

本来、撤回の前には、著者同士で集まって疑惑を検討し、共同で見解を出すべきである。
疑惑調査からほどなく、アクロシンGFP問題がでてきたのだから、これについて最大の責任は、研究室を主催する若山氏にある。
当然、理研上層部も、若山氏がこのアクロシンGFP問題の説明をしてくれると期待していたであろう。
ESを扱う研究室であれば、ESが間違ってコンタミしてしまう可能性があるわけだから、そこも含めて理研上層部は、研究室の主催者の説明を待っていたのだと思う。
ところが、実際はそのようにならなかった。
若山氏自身の説明を期待して待ちの姿勢でいたであろうCDB上層部に対し、学会、マスコミからの攻撃が強くなるだけであった。

再現実験の計画もそうした、CDB上層部の”待ち”の姿勢から、出てきたものではないだろうか?
つまり、再現実感の前に、若山氏の説明を期待していたのだ。
なぜなら、STAP論文を読んだだけでは、キメラや幹細胞の作り方はわからないのであるから。

しかし、マスコミはそうした面からの報道は一切しなかった。
ただただ、CDBがずるい!、醜い!とだけ報道したのである。
そして、小保方採用の話も、そのするさの証拠であると持っていくのである。


CDBは、研究業績第一主義の方針をとり、優れた研究者にとっては天国かもしれないが、そこは光と影の差が大きい。
そうした研究所経営に反対する勢力は、とても大きくなっていたのであろう。

以下のような記事内容も、とても、記者が取材して得られるようなものでは無いように思う。

>竹市センター長らは、実績がほとんどない小保方氏を研究内容が魅力的だという理由だけで、実績のある他の研究者に優先して採用した。にもかかわらず、リスクを把握するための情報収集をほとんど行わず、採用後も何ら監視の目を行き届かせる機会を設けなかった。

>そして決定的なのは、不正が明らかになったあとの対応だ。理研にしかできない実験室封鎖や証拠保全を行わない。会見では「STAPの真偽はサイエンスコミュニティーに任せる」と言い募る。極めて限定的な研究不正だけで事態を収拾させようとし、事実関係の解明を求められても、別の再現実験でお茶を濁す。次々明るみになる疑惑には、常に正面から向き合わず時間を浪費した。


結局、これが事件の本態なのだろう。
CDBを追及し、解体を実行し、権力を示した人たちが多く存在していたのだろう。

>理研は、今後示すとしている改革の実行計画の中で、「解体」をどのように扱うだろうか。

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コメント

Ooboeさん

気まぐれぺルドン
オリンピックに関しては、涙の記録を否定するものではありませんが、古代ギリシャの様に各都市は
オリンピック期間中は戦争を辞めたとの伝説があるにせよ、武漢ウイルス禍に悩まされているのが、世界とあっては、より深刻に捕らえるべきかなと思います。生物兵器の可能性もあり、変異の速さも
ウイルス学者でさえ、驚く程の状況下、オリンピックを開催した菅首相は、それなりに身体を賭けているのでしょう。
それはそれで当然だとしても、終わり良ければ総て良しとなるのか、否か、非常に不安を感じますね・・・

Ooboe さん、コメントありがとうございます。

学とみ子
コメント内容は、ブログ主も含めて誰も書き換えられないと思います。
何か、おかしなことがあったら、具体的に教えてください。
fcに問い合わせてみます。
よろしくお願いいたします。

Ooboe
学とみ子さん

当時の週刊誌はじめ、この手の雑誌もひどい
内容だったのですね、私はタイトルだけ見て
パスしましたので内容は今回のUPではじめて
分かりました。

話しは変わりますが、オリンピック前の
NHK番組をいろいろ視聴しましたが、
各番組は、内容が素晴しく涙を何度もぬぐいま
した。このオリンピックの開催に至るまでの
様々な分野それぞれが、想定外の
逆境を抱え、乗り越えられた無数の無名の方々
のドラマ一つ一つが、とても尊いものと思いました。その逆境は深く熱く、未来へ繋がるものとなるでしょう。
1964年前のオリンピックについて、
❛映像の世紀❜というのが残されてました。
その開催に至るまでの逆境も、凄まじいものだったことを、知りました。そのエビソードの一つを紹介します。
なんと、空梅雨で、貯水ダムが干上がり
東京に水を提供出来なくなったのです。
当時国民のオリンピック期待意識は、10%以下
という中、オリンピックどころじゃない
命の水をどうするか???
現在コロナ禍と同じ様な命に関わる逆境に
迫られていたのです。
その打開策として、当時のオリンピック
担当大臣が利根川の水を都心に引く工事の
突貫工事を決断され、その工事に携わった
方々の、凄まじい使命感によって、
短期間で不可能と言われた工事を貫徹されました。

今回同じ様に、当初の案が撤回され
予算縮小、工事期間も36か月に縮小される
中、大成建設が名乗り上げ、延べ100万人が
使命感をもって、国立競技場を
完成させました。
今回無観客は残念ですが、未来の様々な
大会に貢献することでしょう。

オリンピックを反対されていた方もおられますが、先人を含めこのような方々の使命感に
感動している私は、なんとしても成功を
願わずにいれません。





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