他の細胞はインタクトであったことを知りながら、細胞の一部にトリソミーがあったことを重要視し、生きたマウスから作られたとは言えないとします。


今、遠藤氏は、RNA解析をいつから始めているか?について、Ooboeさんとplusさんで議論になっています、
これについて、書いてみます。

まず、遠藤氏の論文です。

遠藤氏は、”Interpretation of the STAP phenomenon”とのサブタイトルで、STAPがESと類似の遺伝子発現をしている論拠として、トリソミーを強調しています。つまり、”小保方氏らの使用したSTAP関連はESと類似の遺伝子発現である”とする遠藤解析の論拠として、トリソミーを代表させています。
結論として、一文にまとめることで、トリソミーイコールESコンタミの証拠と印象付けています。

遠藤氏の文章は以下です。結論として、「STAP論文では、ESと遺伝子発現が非常に類似した細胞を培養していた」と書いています。

This therefore leads to the conclusion that the cells were cultured cells that possessed expression characteristics that were very similar to those of ESCs.

ES類似の根拠は、トリソミーであるとの書き方になっています。
トリソミーの証明もESの可能性を示唆するのかもしれませんが、トリソミーをメインに根拠としてあげるのはおかしいです。
なぜなら、遠藤氏は、トリソミーでない細胞も解析で扱っているからです。
STAPがESの可能性が高いというなら、その解析結果を論拠に、”STAPはES”と主張すべきであると思います。しかし、それには限界があると、遠藤氏は感じているのでしょう。

結局、遠藤氏も、RNA解析の問題点を十分に把握しているのです。
以下、遠藤論文のコンクルージョンに書いてありますが、遠藤氏は、自らRNAを用いたSNP解析は、方法論に問題があると言っています。
STAPにESがコンタミしたとの論拠に使うのは、遠藤解析は十分でないと書いています。

では、その遠藤解析の不安定は、”STAPはES”の論拠にどう影響するについて、遠藤氏はどう書いているのでしょうか?
読者たちは、続く遠藤文章にその説明を期待しても、遠藤論文には書いてありません。
続く文章は別の論旨に移ってしまいます。

すなわち、後に続く文章は、
”RNA解析は、ESのコンタミや iPS の品質管理には有用である”
との総括的な文章に論旨が変わってしまうのですね。
以下がそれが書かれた遠藤論文です。

Conclusion
The SNP allele frequency method described here is limited by the fact that if the contaminating and examined cells share a common genetic background, the allele frequencies will not be different enough to detect the contamination. However, this method is, in principle, applicable to any RNA-seq data that contain polymorphisms and will be useful for both prospective and retrospective quality control of RNA-seq experiments, especially for studies using cultured cells such as ESCs and iPS cells and their derivatives.

遠藤解析も、桂調査委員会と同様に、”STAPとESは、極めて類似しているSNP分布をしている” 事実を示そうとしたのです。
しかし、DNAと異なり、RNAは発現RNA遺伝子しか調べられないので、細胞の類似性や細胞コンタミをみるには限界があります。

遠藤氏も会見で、RNA解析の有用性と限界について言っています。
結局、DNAが無くてRNA解析しかできない場合とか、機能を見る時にRNA解析の有用性がでるわけで、その用途は限られます。

今回の遠藤論文のように、RNA解析で細胞のコンタミを見たいと思う時、明らかに親マウス系統が違う場合の時しか有用性がないのです。
RNAでESコンタミをみるというのは、一般的な方法論とは思えません。

しかし、STAP解析の場合、用いられたマウスは近交系マウスであり、しかも、SNP一部がそろわないマウス集団です。
これでは、RNA解析には限界があります。

問題点はありながらも、”STAPはESであるの遠藤解析結果”と、遠藤氏は主張しようとしています。しかし、データは、不十分であることを、遠藤氏は知ってます。


遠藤氏が論文説明の動画を一言居士さんがアップしてくれたので、再度、見てみました。
この日付けが10月1日です。

遠藤氏は解析して、ネーチャーに論文を投稿したが、リジェクトされたとかも言っています。
リジェクトの理由は、方法論が確立された手法ではないということです。
いづれにしろ、精度の良いSNP解析をするには、データベースに登録されたSNPマウスを実験に用いる必要があります。
つまり、正規の業者から購入して、SNP管理がしっかりされているマウスです。
若山研究室は、そうしたマウスではありませんでしたから、遠藤氏のデータでも、B6のSNP分布が適切な分布になっていません。

遠藤氏がRNA解析により、検出できた主要な点は、二点であると語っています。
①FI細胞が単一のパターンでない。TSのコンタミがある。
②STAP細胞の8番染色体がトリソミーであり、これでは論文に記述された方法では得ることができない。

この結果から、遠藤氏は、トリソミーがあるマウスは生まれてこないと言っています。
つまり、これは生きたマウスから採取した脾臓の細胞ではないと言っています。
ES細胞でよく起きる変化であると言っています。

ここに、遠藤氏の論旨の飛躍があります。

上記で書いたように、遠藤氏はそうでないSTAP(幹)細胞もあることを知っています。
生きたマウスから採取した後でトリソミーになることはいくらでもあるでしょう。
しかし、トリソミーは、ESでよく起きる変化であると遠藤氏が言うことにより、「じゃあ、やっぱり、STAPはESなんだね」 と解釈する人が出てきてしまうということです。

遠藤氏は、トリソミーをおこした細胞からもキメラマウスはできると言っています。しかし、そのキメラからジャームラインには行かないとのこと。
もし、トリソミーをおこした細胞もキメラマウスになるというなら、論文を示すべきですよね。
また、トリソミー細胞の出現時期についても、説明すべきです。
つまり、人工的細胞に変えた時に起きた可能性も、遠藤氏は説明すべきですよ。
遠藤氏は、トリソミーをおこしたマウスは生まれないという説明だけしかしません。
人工的処理の結果、トリソミーになったかも・・・の説明を遠藤氏はしません。

遠藤氏は、STAP(幹)細胞にはいろいろあったことを知っています。
遠藤氏は、1部の細胞にトリソミーがあったとしても、他の細胞はインタクトであったことを知っています。
キメラを作った細胞は、他の細胞であろうと言っています。そして、STAP(幹)細胞は、どれから作られたかはわからないとも言っています。
つまり、遠藤氏は、いろいろなSTAP(幹)細胞があったことをしっかり知っているのに、トリソミーを持つ細胞を強調して、ES論拠にしているのです。
1種の細胞にトリソミーがあったことをもって、生きたマウスから作られたとは言えないと断言してしまっています。
これは印象操作的と言われても仕方ないでしょう。

ESのコンタミはいつ起こるのか?との記者の質問に対して
遠藤氏は、丹羽氏、笹井氏の発言から、ES,TSは長期で培養できないを根拠に、RNAを抽出する近い時点(直前)でESコンタミしたと言っているんです。
抽出前後と言っています。
抽出前なら、細胞がうっかり混じってしまったのかもしれませんが、抽出後に混じるというのはどのような状況なんですかね。
抽出した後で混ざったというなら、わざと混ぜたというニュアンスが濃くなりますね。
後でRNAを混ぜるというのは、どういう意味なのかな?

遠藤さんは、データ公開後、4-5日後に解析したと言ってますが、その前から議論していたと書いています。
遠藤さんが論文公開前から情報を持っていたとしても、遠藤さんから語ることは絶対ありませんね。

会見で遠藤氏は、論文が出てくる前から、”書かれている論文内容から、データが一致しないことがわかっていた!”とか意味深な事も言ってます。
この遠藤さんの言った「論文が出てくる前」というのは、「RNAデータが出てくる前」 を意味するのか?、論文発表前からなのか?はわかりません。

遠藤さんは、TCRについても、TCRはあるべきと考えるグループのようです。
10月になっても、遠藤氏は、”TCRは必須”を主張していますね。
こういう人から情報提供をうけるマスコミも、”TCRは必須”になってしまいます。

それも、STAP細胞も、幹細胞も共に、TCRはないとまずいと言ってます。
つまり、遺伝子専門家たちは、そのように認識していたから、丹羽先生のプロトコールエクスチェンジにすごい反発したんですよね。
幹細胞にTCRが無いのは、偽物の証拠であるとしたんですよね。
つまり、専門家と思われた人たちも、いろいろに間違っていたということの象徴的な出来事だと思います。
丹羽先生のES,TS細胞を扱う研究者の言い分を認めないということです。

遠藤氏は、このSTAP論文は、クオリティの低い論文であると明言しています。理研の業績として、ちゃんとした論文ではないとまで言ってますね。
遠藤氏は、自身は理研の研究者として誇りをもって働いているのだから、そこからこうした低レベルの論文が出るのは耐えがたいということのようです。

なぜ、論文を書いたのか?の記者からの質問に答えて、
「理研の名前でこのような論文がでるのは許せない。自浄作用を示すべきと思う」と言っています。
これなども、STAPはESキャンペーン活動に有用でしたよね。



ここで、少し、箸休めです。

ため息ブログは、自身は専門知識を持っているとする人たちのパフォーマンスの場であるのだと思います。
とにかく、己の知識を示したいとする人たちですが、それに伴い大きな性格的な欠陥があるのです。
ため息ブログに寄り合うメンバーたちは、チャレンジする人たちをおちょくって、バカにします。
相手が反論すると、自身の方が知識人であることと根拠なく誇示するのです。
ため息ブログは、自身の優位性を誇示するためには、いかなる悪口も並べてきます。
でも、結局、ため息ブログメンバーは、自らのみでは専門領域に入っていけません。独学が進みません。だから、デタラメになっていきます。

ため息ブログメンバーは、くやしまぎれに、相手の書いている内容を、醜くけなしまわるという手法です。
ブログ主自ら、そうした人ですから、メンバーも真似をします。
デタラメを書いても、複数の人が支持してくれれば、本物っぽくみえますから。

己の優越性の誇示のために、他人の言動を利用する人たちです。
ため息ブログメンバーにとって、己の優越性の誇示と、他人へのおちょくりがセットなのです。
ふたつ、セットで活動することが楽しくてしかたない人たちなのです。
己の誇示はしても、ため息ブログメンバーは、特定領域で議論を積み上げようとなどしませんね。
これが第二の欠陥です。
だから、議論はいつもチグハグです。

結局、人の志向の問題として、自身で料理をつくらず、つまみ食いを楽しむ人たちと思えば良いのでしょう。
自分自身の料理は作れないし、材料をそろえることもできません。料理の味見をする能力もありません。
何が料理されているかわからない人もいます。
こうしたタイプの人と語り合って、お互いに料理を理解し合いたいなどと考えなければ良いのです。

ため息ブログメンバーすべてがそうとは言いません・・が、レギュラーな書き手は、このタイプです。
ブログ主からして、揚げ足取りしか書かないのですから、しかるべき人がいて、ブログ主をたしなめる行為もありませんね。

いづれにしろ、ため息ブログメンバーのように、他人をバカよばわり、おちょくるのは、いかんともしがたい性癖ですね。
他人を貶めることで、自らの優越感や満足感を味わう行動です。

マスコミ人やネット関係者は、物事を正しく理解しない癖が付いていて、それを科学の議論にも当てはめているようです。ため息ブログメンバーは、思い付きを書き放題です。デタラメなのだから、筋が通らず、結果、誰も読まない。誰の勉強にも役たたない。本人のみ、評論家になった気分を楽しみ、自分のためだけの文章が連なります。

遠藤論文など、ため息ブログメンバーは苦労して読もうとしません。この論文は、サンプルからの情報不足ですし、著者の考えが何度もなおされていると思われるので、理解が難しい。グーグル訳だけではどうにもならない。他人の噂話だけ聞きかじってる人には、遠藤論文を論評できません。しかし、素人が思い付きを書くには便利なソースかもしれません。噂話だけで、読んだふりを装えます。論文を読んでいなくても、ふりをすることは、マスコミ関係者は平気です。

しかし、ため息ブログメンバーにとって、自らの優位を示すことで、何らかの現実生活からの逃避であるなら、それも致し方ないのかな・・・と思います。



では、箸休めを終わらせます。

当ブログは、STAP事件に特化して書いていきます。

遠藤氏の会見を続けます。


遠藤氏は、古田氏の質問に対して、チップセック(NGS)でTCRとBCRを解析したと言ってますが、遠藤論文には書かれていないと言っています。 
CD45にもTCRがないと言っています。BCRは再構成はあったと。
そして3月にネーチャーに投稿しましたが、リジェクトされたと言っています。
遠藤氏自身も、リジェクトについて、誤差が大きい解析結果であったので仕方ないと思ったとのことです。

同じく古田さんからの質問に答えて、チップセック解析でFI幹細胞において、アクロシンGFPの濃縮像が得られたので、アクロシンGFPと考えられると言いました。 

又、FI幹細胞にもアクロシンGFPが証明できたとのことです。
スマーターでは、STAPのトリソミーを見つけたが、アクロシンGFP入りかは不明と言っています。

トルーセックでは、トリソミーを起こしていないが、初期化されていない細胞しかないと言っています。
(科学者なら、STAP細胞は毎回作るたびに性質がばらついてしまうんだな!と、考えると思うのですが・・・)


なぜ、論文に書かれていない細胞なのか、どのような実験をしたのかはわからないと遠藤氏は言っています。
アクロシン入りの理由もわからないと言っています。

(普通は、ここで予期せぬコンタミの可能性を記者たちに教えても良い場面ですよ。記者たちは、細胞がコンタミするなんて発想が全くないのだから・・・。予想とは違ったマウスの遺伝子解析結果が出たのなら、実験する人は、実験のいづれかの過程であったと考えますね。研究者は、実験ミスなどをまず考えます。実験妨害とか、個人のねつ造の疑いなどの犯罪的行為は一番、最後に疑う問題です


これらの遠藤解析の結果は、改革委員会で報告されたのは、良く知られています。
一緒に出席した若山氏から、アクロシンGFPのプライマーをもらう約束をしています。
(そして実際に、その後に、遠藤氏は解析をしたのでしたね。STAP幹細胞にアクロシン入りが判明しました)


しかし、遠藤氏は、誰がどうしたには興味がないと会見で言っています。
勘違い、間違いかはわからないが、こういう論文は多々ある。
誠意をもって撤回すればよいことである。
と、遠藤氏は言っています。

つまり、こう言うということは、悪意のないミスが起きてしまった可能性を遠藤氏は認識しているのです。


遠藤氏は、疑惑勃発の2014年の2,3月の時点では、「著者にわかってほしい」と思って行動したと言っています。
著者らにもCDBを通じてデータを示したが、返事はなかったとのことでした。

遠藤氏は、「野依氏や川合氏にデータを見せた」と言っています。そして「理研内で議論をしろ」と言われています。
遠藤氏は、川合理事と記憶するが確かではないが、理研内の科学者会議に出すように勧められたとも言っています。


遠藤氏は、STAP論文には、最終的に大きな間違いが見つかったと言っています。

しかし、当たり前のことですが、ひとりの学者が全ての知識を正しく把握することはできません。遠藤氏は、論文発表当初、他の人たちが画像の疑惑で騒いでいたときから、STAP細胞の遺伝子を問題視していたと言います。

STAPは、ESではないか?は、すでに広く広められていて、一部の学者は、画像疑惑を突破口とし、捏造疑惑を推し進め、一方、遠藤氏らは、ダイレクトにSTAPは、ES由来を狙っていたと言うことです。

知識や経験の限界をお互いに知り合っている研究者コミュニティでの議論を、個人のねつ造疑惑とセットで世間に広めた人たちがいたということです。

細胞に関する疑義を、小保方氏のねつ造疑惑と共に論じる人がいたということです。






遠藤氏の説明では、トリソミーがあることが、かなりの重みをもってESの根拠であると言っています。
STAP細胞を作った時、及びその後の培養期間において、トリソミーがおきるという可能性はゼロではありません。
とにかく、誰も致死的酸浴実験などやったことがないのですから、その間にトリソミーが起きないかどうかはわからないのです。
そして、他の細胞にはトリソミーがないことも言っています。
それなら、「致死的酸浴の刺激で、トリソミーが起きる可能性は絶対無いとは言えません」という答えは普通ではないでしょうか?
一部のSTAP細胞がトリソミーであったことを理由に、「STAPが1週令の生きたマウスから作られたわけでない!」なんてまで遠藤氏は言えるんですか?

こういう考え方って、学者でなくてもかんがえることで、センスの問題なんじゃないかな?
ため息さんは、こうしたセンスがゼロの人です。

相駆らわず、ナンセンスなんですよ。自分でも気づけないのでしょうね。

ため息さんです。
>根拠がないです。

ため息さんは、学者らしい反論は一切できない人です。つまらない一般論しか持ち出せない人です。
遠藤論文を読んでいないんですよ。

遠藤氏は、ESとTSが混じった細胞があると言っているのですが、他の細胞についてはわからないと言っています。
それなら、遠藤氏が解析したサンプルはなぜ、混ざっているのか?それはそのサンプルだけ混ざってしまっている可能性だって考えられるわけです。
なぜ、ES,TSのコンタミが起きたのか?意図せぬ実験ミスが起きた可能性がとても高いでのしょう?
それを考えるのが、学者のスタンスではないでしょうか?

遠藤氏は、トリソミーからキメラができても、ジャームラインには行かないとかの説明もしていますが、トリソミーが無い細胞が使われた可能性があるのにもかかわらず、トリソミーを理由にキメラから子供が生まれるはずがないと遠藤氏は持っていきます。
「・・はずがない」という遠藤氏の言い方が言いすぎなんですよ。

STAPがESであったとの理由づけに、トリソミーを前提にしているのです。
トリソミーの細胞があった事を、過大に適応しています。
トリソミーを持ち出すなら、「私(遠藤氏)の調べたすべてのSTAP細胞はトリソミーでした。」が必要ですね。

遠藤氏は、ネーチャーに論文を投稿した時には、ESとSTAPのSNPの類似性を指摘した可能性がありますが、RNA解析の限界を知って、それを「STAPはES」の論拠から省いたのではないでしょうか?だから、論拠がトリソミーだけになってしまったのではないか?

遠藤氏は、STAP細胞は元のリンパ球の性質(CD45)を失っているとも言っているのですが、それがなぜなのか?遠藤氏には説明できないと思います。細胞の生き様について、遠藤氏には語れないと思います。

このように誰も経験していないことは、細胞科学には山ほどあります。人々の顔も性質もひとりひとり違うように、細胞というのは全部その動態は違うものです。

でも、そういうことを考えずに、一部のデータのみを持ち出して全体を論じてしまう人は、とても危険なんですよ。

遠藤氏が、他の細胞の状態はわからないというなら、STAPはESから作られたと断定的言い方は、問題があると思います。



記者から、ES,TSが混じっている原因についていろいろ聞かれても、遠藤氏は「わかりません」としか答えませんね。
やはり、細胞が予期せずして混じってしまう原因について、現場の研究者がまず、一番に予想する実験上の手違いについて、遠藤氏は、記者たちに教える立場にいたのではないでしょうか?
遠藤氏は、予期せぬコンタミの検出に、RNA解析が役にたつと言ってるんですからね。
それが、彼の論文の成果なんですからね。

細胞のコンタミは、実験している人が気付かずして起きます。それを後からDNAがなくても調べられると、遠藤さんは言ってます。それが、遠藤論文の成果です。DNAより精度が落ちるから、近交系マウスには使えないのですが、DNAがなくて使えることと言ってます。iPSなどの遺伝子発現のばらつきもみれるということも言ってますが、補足的のようです。


遠藤氏は、それを見つけたにも関わらず、実験に手違い(実験ミスの可能性)があったのでは?とマスコミに言ってないのです。

遠藤さんは、何も言わないことで、結果的に、マスコミの小保方捏造をサポートする効果を生みます。個人的行為には興味ないと言うなら、なおさら、予期せぬ実験上のミスを、記者に語るべきです。

実験していると思われる側の研究者たちも、誰も実験ミスに触れません。

遠藤氏は、若山氏と会って話をしているのだから、その時、実験ミスの可能性について議論する必要がありました。あえて議論を避けた!と、STAP擁護派からの非難されても仕方ないですね。








澪標さんの知識提供は、ひけらかしではありません。
澪標さんです。
>こんなのを”ひけらかし”と申します。

澪標さんは、必ず、受け止める相手の気持ちを推し量っています。人の大きさが違います。
一方、plusさんやため息さんの言動は、相手の気持ちを逆なでする行為です。それが楽しいのだから仕方ないですね。

遠藤論文は、何が書かれているかの情報があまり出ていないと思うのですよね。だから、ため息さんやplusさんが、論文を読んでいないのはすぐわかりますね。彼らの手法は、自らは理解せずとも、内容を理解した人であるとパフォーマンスできるところです。

学とみ子からは、彼らがしっかり遠藤論文を読んだと確認できてたら、反論コメントしようと思います。


ため息さんです。ため息さんは、遠藤論文が何を示そうとしたのか?について、何もわかっていないのは以下のコメントで良くわかります。

>遠藤氏はWetな実験を行う方ではないから、現場の研究者に該当しないのは誰がみても明らかです。

遠藤論文は、マウスを扱う人が犯す失敗を避けたり、確認する方法論を書いてます。ため息さんは論文を読んでない!理解してない!ことが一目瞭然です。

学とみ子を皆が笑っているとも、ため息さんは書きます。これが論文を読まない学者の虚勢で、論文の主旨を理解できていません。大学教授の肩書きがある限り、ため息さんのほうが正しいと思う人がいるから、ため息さんは虚勢に抵抗がないのでしょうか?一般人の虚勢とは重みが違いますけどね。

学とみ子は、以下を書きました。

ため息さんです。
>遠藤論文のどこに「マウスを扱う人が犯す失敗を避けたり、確認する方法論」が書いてあるのでしょうか?

もちろん、遠藤氏は、専門であるマウスの系統別RNA遺伝子発現におけるSNPを調べています。ため息さんはそれすら認識できない。


この議論を、ため息さんの立場にはいりょして、学とみ子からの追及を止めると、後で、又、ため息さんは、学とみ子は論文を読めないの非難に繋げるから、再度、学とみ子からの主張をしておきます。



ため息さんです。

>ざっと読んだところ当方には見いだせませんでした。

ため息さんは、ざーと読むのでなく、しっかり考えながら時間かけて読むのが必要と思います。遠藤氏が、どのように思考を変化させていったかを想像しながら読むスキルが必要だと思う。

遠藤論文のコンクルージョンについて、すでに当ブログに説明を書いています。それらも参考にしてください。

学とみ子が、デタラメを書いていると思わずに、学とみ子文章を、謙虚に読んでみたらいかがでしょうか?学とみ子文章が、今より理解できるようになります。

それができずに、plusさんと組んで、デタラメ学とみ子を叫びたいなら、そうした手法の選択肢もあります。どちらにするかは、ため息さん次第です。

少なくとも、ため息さんは、but.however.thereforeで、「学とみ子英語読めない」を、何度も主張する行為からは卒業した方が良いです。


Ooboeさん、いろいろ、分析をありがとうございます。コメントをこちらに書きます。
遠藤論文の手法に対する専門的コメントが大事なんですが、そこを語れる人は、多くを語りません。マークされると思います。
だから、専門家でなくても、論文を丁寧に理解しようとの努力が大事です。ため息さんたちの言動をみていてわかると思うのですが、遠藤論文が何を追及してるかわからないようです。それでも、あれだけ、学とみ子を否定してくるのだから、マスコミも含めた科学界周りでたむろする人たちの混沌状態がわかると思います。

一研究者ブログでも書いているように、遠藤論文は、「SNPを用いたコンタミ細胞の解析法」なんです。実験者がマウス、ES由来などの細胞をあつかう時の実験ミスをチェックするためのRNAサンプルを用いた方法論を、遠藤氏は論文に書いています。
これは、「マウスを扱う人が犯す失敗を避けたり、確認する方法論」です。


ため息さんです。

>ES細胞にトリソミーが発生しちゃったのは、現在のところ理由不明で不可抗力で、実験ミスとはいえないですからね。トリソミーが発生したES細胞を使わないというのは品質管理です。

培養ESにトリソミーがあるかどうかのチェックをRNA解析を用いてやりません。素人っぽい言いがかりです。ため息さんは、いつまで愚かしい言いがかりを繰り返すんですかね?

ため息さんは
>「実験ミスをチェックする」とも書いてありませんな。

間違いは、実験する人が気付かずして起きる。だから成果物のチェックが必要です。ため息さんは、そうした関連性を、想像する力がありません。実験者が自身の作業をチェックするのです。捏造をチェックするのは、ごくまれな作業です。

当ブログが問題視しているのは、STAP論文の問題点は、キメラ、幹細胞実験をした実験者本人が論文を書いていないことです。

当初の論文には書かれていた内容の一部について、笹井氏らが、実験者のオリジナリティーに配慮して論文から除いたと思われます。次の論文が出るように配慮されていたのではないでしょうか?

ところが、実験をしたその人が、論文撤回を希望したんです。ですから、まず、やるべき事は、実験者が撤回の経緯を明らかにすることです。キメラ、幹細胞は、小保方氏は、詳細を語れません。実験ノートもありません。

笹井氏、丹羽氏、小保方氏は、実験者からの直接の説明を待ってました。キメラ、幹細胞実験方法の問題点が示されるまで、笹井氏、丹羽氏、小保方氏は、紳士的態度で待ってたんです。
しかし、その紳士的態度が、報われる事はありませんでした。

結果、小保方画像不正問題にかこつけて、小保方氏がESを故意に混ぜたの結論で処理する方向で、世の中の合意が進んでしまいました。こうなってしまい、科学者レベルでは、元に戻せなくなったのではないでしょうか?戻そうとする研究者は、失業してしまう状況になったのではないでしょうか?

遠藤氏も、当初は、実験ミスを、知らせたいと思ったかもしれませんが、10月には、実験上のミスがあったかもしれないと言えない状態になってしまったのかもしれません。

ただ、遠藤氏は、最初から笹井氏に挑戦的でした。第2第3の矢を射るなんて言っていました。こういうこと一旦、言ってしまえば、科学の議論は成立しません。

たとえ、実験周りにオホホポエムのような怖い人がいても、科学者が自由に語れる状況にあったら、世間は、ES捏造説に信憑性を持たなかったと思います。

STAP事件は、科学を知らない非専門家が権力を行使したので、問題点が正当に評価されませんでした。又、真実を語る専門家が失業につながる状況が作られてしまい、皆、沈黙したことが、今の状況を作ったと思います。STAP擁護する学者は、注意されたと思います。

澪標さんです。
>科学革命後の自然科学においては、①を旨とし

その論法は、「元のテキストが正しい」の大前提が満たされているとの条件が必要です。①が正しい時、1から,2,3まで、正しいから間違いまでの差が生じます。

まず、小保方捏造は物理的に無理です。①が正しいことが証明されてません。これを証明するには、実験実態の公開と証人が必要です。

①を旨とするのは、①が正しい場合のみです。
①が正しければ、証人はいるでしょう。つまり、小保方氏の異常行動に、複数が気付くのです。ES捏造はとても悪質なので、研究者なら黙ってません。

専門家は、ES使用時、混入にとても留意するので、どこでES混入リスクの可能性が、あったかを語れます。しかし、誰も実験した人に聞きませんし、実験した人も答えません。一方、非専門家は、細胞動態を知らないので、ES捏造無理だろうの実感が持てない。

①のES捏造説は、素人だましです。オホホポエムによるあのようなネット発信は、とてもマイナスでした。オホホポエムが、W研究室界隈に出入りしていたとを連想させるものですからね。

澪標さんです。
>うーん。もうすこし補足してみます↓

そちらで議論をつめてください。参考にさせていただきます。

コロナの疫学研究が未熟なのは、かつて、人の経験がない感染症だからでしょう。しかし、後になって、実際に起きたことを予測できた疫学研究は、優れたものと評価できると思います。現時点では、どの疫学データの精度が良いかを決めるのは時期尚早でしょう。
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コメント

Ooboe
相変わらずのPlusさんやわぁ
揚げ足取り頓珍漢に構いたいけど、
書き込みがノロイ私浪費は控えましょう。

一言居士さんにお願い!

遠藤記者会見録画の検証をしていましたが
重要な場面を見逃していました。

しかし私のスマホでは正確に聞き取れません
遠藤氏は、ネイチャー論文発表(1月末)
より以前にネイチャー論文を入手し
そのデータを解析していたことを示唆していました。

記者会見前半約19分辺り
だいたいですが
♠正直言いまして、
論文が出て来る以前の段階でも
書かれている事がデータと一致していない
ことがあり〜〜
最初に思ったのは
理研が大々的に発表するようなクオリティの
論文じゃないなぁ、と思った。

以上、私の聞き取り錯誤でなければ
この応答により、1月末ネイチャー論文発表
より以前に、すでにアチコチに流出していた
事実のハッキリした一例となりますね。
パトナは流出主を特定できてますが、、、

遠藤氏は論文入手時点から
おそらく仲間達と議論し論文否定へはじめから
「Stap細胞の非実在」主張へ向かって行った
ことが伺えて来ます。それは、
以後においてもますます一貫しています。
5月22日に理事にプレゼンし、
6月11日にNHK.と日経サイエンス、 
12日に改革委員会
10月記者会見、12月桂報告後のコメントでは
シャーレごとESすり替え説

Ooboe
学とみ子さん

いろいろ遠藤氏記者会見録画の整理
ありがとうございます。
私も、もう一度視聴しました。
そして、一研究者教育者ブログの
一研究者ブログ主先生の遠藤氏への論評とを
照らしながら、私なりの整理と考察作業を
あれこれ思案中です。

私なりに注目した、
一研究者ブログ主先生の論点やコメントの要約
❖撤回論文はいわば
「提出研究者、研究室の元に戻ったもの」で、「研究成果は発表されていない」ことと同等
であるから、新たに新規性をもつ論文主張と
しては、撤回論文からの引用ではなく
すでに通用している他の論文などから引用
すべきではないか?

❖関連して、コメンテータからの主旨
新規開発論文としてであるなら、
撤回論文など材料とせず
「SNPを用いたコンタミ細胞の解析法」
の実験証明として、コンタミ細胞を自身または協力してもらって用意し、NGS解析を
行い、コンタミ解析の有用性を実証してから
論文にすべきではないか?

❖その上で、論文誌に投稿して科学コミュニティで扱ってもらうべき事柄では

❖この自らの実証を論文エビデンスとする
手順を踏まず、撤回論文を引用しての
この遠藤論文や、記者会見までする目的は
「snpを用いたコンタミ細胞の解析法の開発」
を含ませてはいるが、真の思わくは
「STAP細胞の非実在の証明」ではないのか?

以上がだいたい一研究者ブログ主さん論旨から
導かれて来る論点として、私は捉えました。

この一研究者ブログ主さんの論考と
遠藤記者会見の録画が示すもの、
それは2月から5,6、7、8,9月と続いて来た
様々な事象と、深く連鎖、関連してきた事の
流れを踏まえて捉え直さなければならないものと、改めて心しました。

その最大時点は若山記者会見を挟んでの
5月6月7月の事象でありました。

手記「あの日」は私小説ではありません。
私小説であるという、この便利な
レッテル貼りは、
資料考察から簡単に排除できてしまいます。

また、小保方否定派は
「あの日」第12章
【仕組まれES混入ストーリ】
を、陰謀論!と一言レッテルで簡単に否定
出来てしまう、便利な反証法を多用します。
陰謀論という語感が持つ眉唾物イメージを
利用します。私の考察も陰謀論に
片付けようとされますが、粛々と今後も
展開していきます。






Ooboe
学とみ子

あと一件のupありがとうございます。

Re: Ooboeさん、ご心配をおかけしました。

学とみ子

> ご確認をお願いします。

抜けてしまいました。すみません

Ooboe
学とみ子さん

あのえ、もう一件のコメントが抜けていないか
ご確認をお願いします。

Ooboe
学とみ子さん

そのタイトルは、
「ライター粥川準二〜〜〜」でした。
2016年4月ごろから延々とコメントが
続きました。

Re: 情報をありがとうございます。

学とみ子
> 私の一研究者ブログ初コメントです。

すみません。一研究者さんの記事タイトルを、教えてもらえますか?

Ooboe
私の一研究者ブログ初コメントです。

5942. ooboe
2016年09月01日 23:25
一言居士様
はじめてコメントいたします

いつも鋭い整合性ある論考、またスリリングな展開、素晴らしい!
感銘を受けております。

5943. ooboe
2016年09月02日 09:06
私は、プログのコメントは、覗かないタイプ
でしたが、たまたま6月頃、このプログを覗いたら、居士さんに出合えました。以後このプログのはじめから、ジャンクコメントを、飛ばしながら、2か月かけてやっと、ここまで
追いつきました。

このプログは、300コメントあたりからジャンクが少なくなりました、充実した討論が、
展開されるようになりました。
ブログ主様に感謝いたします。

Ooboe
学とみ子さん

ヒットなかなかでしたが、見つかりました。
一研究者ブログ 
エントリー「ライター粥川準二〜〜」
2016年9月1日、コメント5942
から、はじめて参加、といっても
ル(気まぐれベルドン)さんと、漫談
居士さんは、専門家の在米ポスドク
に食らいて議論考察
このころ一言居士さんは
一番の小保方犯人説論者でした。

小保方STAP擁護の私達なのに
一番の小保方ES犯人説論者の一言居士さんを
追いかけようと思ったのは、
その真実を知りたいという、究明心はその言霊から、この方は純に本物だと思えたからです
同じES説論者のため息g等とは違い、探求心の純粋性に於いて、邪念の無い方と判断しました。 

Ooboe
学とみ子さん

>これはいつ頃の話ですか?

>数年前私が一研究者ブログで一言居士さんが専門家に食らいついていたのに興味をもって私も参加したましたが

探してみます。

Ooboeさん、いつ頃のコメント合戦ですか?

学とみ子
一研究者ブログは盛り上がっていました。今も皆さん、うれしそうですね。良かったです。

これはいつ頃の話ですか?

>数年前私が一研究者ブログで一言居士さんが専門家に食らいついていたのに興味をもって私も参加したましたが、

Ooboe
学とみ子さん

いろいろ考察ありがとうございます。
私も、昨日遠藤記者会見全録画を
視聴しました。しかしスマホなんで聞き取り
にくかったです。学さんが整理してくださったのでもう一度視聴しようかと思ってます。

ところで、たまたま遠藤氏関連を検索してましたら、一研究者さんが記者会見当時に
遠藤氏と論文についてのやり取りのエントリーに当たりました。一研究者さんがどのような
考察をしたのか理解したいと思っています。

数年前私が一研究者ブログで一言居士さんが
専門家に食らいついていたのに興味をもって私も参加したましたが、それより以前のエントリーは見てませんでしたので、今回
事件当時の一研究者さんの所見を今頃になって
理解したくなりました。
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