女性ホルモンという神話 No.2

N0.1のつづきです。
 
私たちの周りで、実際にホルモン補充療法を始めて、その作用にびっくりし、そしてすぐ止めてしまった方が、結構多いということです。たった1錠のんで、お腹がひっくりかえったような状態になったから、もう絶対飲まないという人、2週間位、飲んだが、乳房が張ってきたので止めた人、閉経したはずの月経様変化がおきて、びっくりとかの人がいます。そうした経験談は、世間に出まわっていないのです。その上、残念なことに、薬を処方した医師の元には、戻らない人が結構、多いのです。さらに、医師をうらんだりする人がいます。この薬は、効き目や副作用に個人差が多いのです。ですから、ぜひ、処方医のところに行って、状況を伝えて、相談して欲しいです。ホルモン薬の効果も副作用も、飲む前に、もっと医師と話をしないといけないのです。そして、何か不安な事が起きたら、処方した医師とまず相談して欲しいです。それが、最も、正確に、回答をもらうコツです。医師も多くを学ぶと思います。

ここで、最後に、頭を切り替えて、女性ホルモンとは何ものなのか?です。一言でいえば、“増殖”のための物質であるということです。ですから、増殖に関係する生命現象に必須です。妊娠、出産を維持するためには、大量の女性ホルモンを必要とします。女性ホルモンは、人の命をささえ、そして命を終わらせる作用も持つものです。エストロゲンは、がん誘発因子です。がんも勝手に増殖する細胞ですが、エストロゲンにより増殖機能が高まります。
 
エストロゲンが無いと、女性ではないという限定的な考え方を、持たないことをお薦めします。理由は、そうした考えを持つことで、閉経後の女性のQOLが低下してしまうからです。
"女性ホルモンが無くなった"
"女性でなくなった"
"私は病気になりやすくなった"
"疲れやすいのもそのためだ"
などと思えば、毎日が楽しくありません。女性ホルモンは、妊娠出産期の女性の健康を、多面的にささえます。そして、閉経後は、低値となっても、女性の健康や生命を支えます。閉経後から時がたつほど(加齢が進むほど)、女性ホルモンを人工的に高めることは、マイナス面が多くなります。体を支配する多くの物質は、年齢と共に、常に流動的で入れ替わって行くということなのでしょう。
 
未来に期待し、これからの人生を生きる女性たちは、女性ホルモン神話から、早く、抜け出した方がよさそうです。
 
女性ホルモンについて、興味のある方は、こちらへ、
http://gakutomiko.web.fc2.com/index.htm
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