コレステロールを下げられる食事は、植物ステロール、大豆たんぱく, 粘りのある繊維性物質、ナッツ

前回ブログで、コレステロールは、脳神経の複雑なネットワークに大切な役割をしていることに触れました。

現在、動脈硬化学会と、栄養脂質学会の間で、コレステロール低下療法の是非が議論されています。男性では、低コレステロール治療のメリットが期待できますが、心筋梗塞、狭心症の少ない女性では、必ずしも、病気の発症を予防できるとしたデータに乏しく、低コレステロール治療の評価が難しくなります。
 
今回は、食事療法で実際にコレステロールが低下できたかどうかの論文です。JAMA. 2011;306(8):831-839.
 
方法は、低コレステロール食の取り方について、6ヶ月間に7回の指導を受けた強化治療群、6ヶ月間に2回の指導を受けた普通治療群、一般的な低脂肪食のみの群(コントロール群)としました。
 
低コレステロール食として勧められた食事は、植物ステロール、大豆たんぱく, 粘りのある繊維性物質、ナッツでした。

カナダトロントの4か所の専門医療機関で、高コレステロール血症の、351人が参加したスタディです。
 
血清LDLコレステロールは、平均171 mg/dL (95% 信頼区間 [CI], 168-174 mg/dL)の人たちでした。この人たちは、半年間、無作為に選択した食事療法を続け、その後に、低比重コレステロール(LDL-C)が、どの位に、減らせたかの成果をみました。

それぞれの食事療法が続けられずスタディから脱落した人の割合は、強化療法群では 18%, 一般療法群23%, コントロール群26%で、この3群間に、脱落率の違いはありませんでした。
 
強化治療群は、LDLコレステロールが減ること13.8% (26 mg/dLの減少)の数値でした。
一般治療群では、減ること13.1%(24 mg/dLの減少)でした 。
 
コントロール群では、LDLコレステロールが減ること3.0%で、8 mg/dLが減少しました。
低コレステロール食を徹底した強化指導群と、普通指導群では、コレステロールの低下量に違いはありませんでした。しかし、脂肪のみ制限したコントロール群とは、コレステロールの低下量に違いがみられました。
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