食品の赤い色素に反応するアレルギーがありますが、虫の成分に反応しているらしいです。

皮膚病診療という医学雑誌2011年33巻に、アレルギーの特集号があります。さまざまなアレルギー反応の原因を、医師たちが熱心に追求しています。すでに、このブログでは、アニサキスアレルギーや、ピーナッツアレルギーの紹介をしました。
 
原因不明の蕁麻疹などは、その原因追究は難しいものです。食物が原因であることが明らかにできるのは、蕁麻疹のごく一部です。それでも原因不明とされる蕁麻疹の中には、原因がわかるものがあると思います。
 
今の食品などには、さまざまな人工的な操作が入っています。例えば、保存性を高めるために、果物などに、遺伝子操作により、保存蛋白質の強化されていたりします。
 
2011年33巻のアレルギー特集号の515ページには、関西医科大学の先生方が、赤い色素であるコチニール(カルミン酸)に対してアレルギー反応を起こした方を紹介しています。
 
この論文によると、外国のお菓子などに、この色素が添加されているそうです。
 
原因検査検索を受けた患者さんは、外国製のマカロンに反応して、全身の蕁麻疹ができた方です。過去にも、カルミン酸の含まれていたアイシャドー、いちご牛乳に反応がみられたそうです。普通、アレルギー反応は、一過性で軽快する即時型アレルギー反応が多いのですが、そうした経過とは異なり、マカロンを食べてから4時間くらいしてからも、症状が進行して、かなり悪化したようです。
 
カルミン酸は、日本でも、食品添加物として認められているようです。カルミン酸のアルミニウムレーキは、カルミンと呼ばれ、これも添加物の赤い着色料として用いられています。カルミンは、日本では食品には許可されておらず、化粧品には規制が無いそうです。
 
カンパリソーダ、ジュース、ハム、かまぼこ、着色かまぼこ、魚肉ソーセージ、人工かに、ヨーグルト、パスタなどの食品に使われ、それ以外に、化粧品などにも使われることがあるようです。
 
コチニール色素とは、どういうものかというと、中南米の砂漠のサボテンに寄生するカイガラムシ科のエンジムシのメスを風乾させたものを、アルコール抽出したものだそうです。なにやら、すいぶんな物質であったという印象です。
 
即時型アレルギー反応は基本的に、蛋白の成分に、人が反応するので、コチニール色素も、もとの虫由来の蛋白に、人間が反応するようです。
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