2023/8/3放送のBSフジ プライムニュースの動画で興味深い議論が交わされていた。
タイトル 黒江哲郎×高橋杉雄 防衛白書が示す北朝鮮の脅威度 2023/8/3放送<前編>
上記は、ウクライナ戦争をメインテーマとして、日本をとりまく安全保障はどうあるべきか?について、防衛省の人たちが参加した報道番組の動画である。
現在、世界的に問題ある政治体制とされているのは、独裁体制をひくロシア、中国、北朝鮮である。
その三国に地理的に取り囲まれた日本はどう対処すべきか?について、元防衛事務次官であった黒江哲郎氏が語っている。
同じく、防衛省の高橋杉郎氏との防衛をめぐる討論が展開された。
黒江氏の言葉は、「日本をとりまく安全保障環境は極めて厳しく、かつてないほどの見通しのない暗い時期にある。」であった。
日本の防衛戦略はどうあるべきか?については、各人ごとにさまざまな意見があると思うので、当ブログではここには触れない。
しかし、この報道番組の中では、公的機関が出す「正しい情報」は、どうあるべきかが語られているので、そこに注目したい。
政府が出す情報、あるいはマスコミ情報は、ファクトチェックの精度が重要であることを、この番組では強調している。
黒江氏によると、政府、マスコミから出る情報が正しいとの認識を一般人に持ってもらうためには、政府、マスコミから出る日ごろの情報の正しさが重要点である。
政府なり、マスコミなり、情報を提出する側は、情報内容について十分なファクトチェックがされた信用できるものであるとの信頼を、日ごろから獲得しておくことであるとのことだ。
つまり、公、及び、公に近い機関は、信用に値する情報提供機関であるとの信頼を得る努力を、日常的に心掛けるべきだ。
過去の情報であれば、その情報が正当なものであったかどうかは、その後に起きたイベントによって、情報の精度が見直され、評価され直すことが可能となるる。
つまり、その場限りの情報や、後に嘘とわかる情報を出していたら、情報を提供する組織は信用されない。
以前の情報が正しかったのかどうかは、後になって実際の出来事で確認できるのだから、政府もマスコミも、情報を出す前に、その内容を徹底的に検証する必要がある。
ファクトチェックなるものの精度を上げる作業を日常的に行うということによってのみ、組織の信頼性は獲得されるのである。
一方で、偽情報がまん延する昨今では、情報を受ける側の選択能力も極めて重要な因子となる。
誰もが、偽情報をつかまされないように注意して、判断能力をあげておく必要がある。
こうして、国民の能力が上がることによって、緊急事態、突発的事態における政府情報が、国民から支持されることになるから、そこに偽情報の入り込むスキはなくなる。
当たり前と言えば当たり前のことであるのだが、やはり、「普段からの日常的情報」の精度が大事ということにつきる。
日本にいれば、世界情勢の情報は自由に入る。
実際に、ロシアの偽旗作戦、トランブ支持派の暴力、中国の全人代における習近平体制独裁への露骨な批判映像に接することができる。
独裁国家では、いかなる情報操作がされているかを日本人は十分に知ることができる。
内外から独裁体制批判の情報をいくらでも入るし、日本において、政治体制批判してもマークされることもない。
さて、公の情報の正当性が大事であることは言うまでもないことがわかるが、そんな日本の自由なる言論環境が、なぜか、STAP事件においては破綻しているのである。
STAP事件の精度が失われていたのは、ある意味では不思議なのではないだろうか?
国は、STAP事件について、不完全な情報しか出していなかったについて、問われていると思う。
桂報告書発表後、専門家はこの事件に触れないし、理研はSTAP事件は解決済のこととして、一般人からの問い合わせに一切、応じないようである。
政府はなぜ、事件を中途半端な形で解決したというのか?については、今も疑問が残る。
それこそ、国は信頼できる情報を流したのか?との疑問である。
理研を管理する政府にとっては、STAP事件は解決したものとして取り扱いたい意向がミエミエである。
その大きな理由は、STAP事件は、外交、経済、法律上のトラブルとは違って、政府人にとって、その真偽の判定が極めて難しい課題であったからと思われる。
専門知識のみがSTAP事件にアプローチでき、精度判断できる状況であった。
理研を管理する政府は、科学界に判断を投げたのだが、そこには科学界の価値観が大いに働いた。
つまり、STAP事件解決において、権力のあるものは有利であり、権力の無いものには不利になる科学界の価値観が働いたと思う。
正誤判断ができない政府関係者は、ESねつ造があったと思い込み、方向の違った口出ししかできなかったのである。
一方、専門知識を持つ人たちは、政府関係者に忖度しつつ、科学の正当性を追求するジレンマに悩まされたと思う。
桂報告書には、ESねつ造があったとは決して書かれていない。
むしろ、ES混入については、小保方氏に責任を問えないとする記述が多数の箇所に見いだされるのだ。以前に一覧表で表示した通りである。
何といっても、STAP事件は、事件の発生経緯がおかしいのである。
ES混入の事実を、ES捏造にすり替えた科学者が、複数でいるのである。ある科学者はES捏造は無理と見なし、ある科学者は、本気でES捏造と見なした。小保方氏は、エア実験をやってたから実験ノートを出さないと本気で考えていた科学者もいたと思う。
マスコミは、ES混入イコールES捏造と考えた。そうした考えの科学者たちからの情報が正しいと信じてしまったのである。
たまたま、勇気ある有能な科学者が、STAP論文の問題点に気付いたというマスコミ設定は、実際の事件背景は全く異なっている。図表の不正を持って、ES捏造へと繋げていくとの画策をした科学者グループがいて、マスコミを使ってES捏造ありきを煽ったのである。
事件の本態は、STAP論文発表前から、研究者たちによって、周到に準備されていたものである。
それがわかるためには、最低でも、STAP論文に書かれた科学的現象と、桂報告書に書かれた調査内容を理解できないとならない。
内容を理解できれば、理研の科学者たちは、STAP論文が発表される前から、STAP実験におけるES混入を疑っていたことがわかる。
頻度からすると、ESねつ造のような特殊な人格破綻者がいるとは考えにくく、気づかずして起きたES混入の方がずっと可能性が高いものである。
そして、その可能性が少しでもあるなら、責任ある著者の誰かが、ES混入に言及する義務を負うと思う。
ES混入の可能性について、言及する専門家は見当たらなかったのは、著者らに遠慮するからである。結局、ES混入なる語句は、ES捏造を意味するものでは全く無いのだ。その説明を専門家はしてくれなかったのである。
大事なことは、当初、理研の科学者が疑っていたのは、ES混入であって、決してESねつ造ではないだろうということだ。
STAP細胞の新規性を考えた時、ES混入のリスクは、科学者がまず一番先に疑ることであり、実際に査読者もそれを疑っていた。
ところがES混入のリスクは、いつの間にか、ESねつ造にすり替えられたのである。
関係した研究者がそれぞれに科学的根拠に基づき情報を発信し、各科学者たちが目指したものは、それぞれの立場の科学者によって、違っていたであろうということだ。
ある科学者は、ESねつ造を発信しようとし、一方で、別の科学者はES混入を発信しようとしていたのであろう。
マスコミは、こうした複雑な様相をはらんだSTAP事件の限られた事件の一面にすぎないES捏造説しか、本気にしなかったのである。
その一面とは、「マスコミの判断は正しく、ESねつ造はあったのだ!」とするものである。
マスコミの言い分は、STAP事件を隠そうとする政府、学術界、特に理研に対し、果敢に戦って成果をだしたとするものである。
マスコミは、科学の真実を暴くとする大義名分に酔いしれて、ESねつ造の不可能性に気付けなかったのである。
STAP事件は、科学界の暗い側面が隠れている。
学術界には、弱肉強食の強い者が生き残る論理がある。
つまり、STAP事件の背景には、いろいろなレベルでの権力抗争が見え隠れしていた。
二つの大きな権力抗争があったと思う。
ESねつ造疑惑をめぐる学術界内部の権力抗争がひとつであり、もうひとつは、その抗争する学術界を利用して政府関係者がしかけた学術界への権力の行使である。
しかし、実際には、STAP事件における、こうした権力抗争は表に出ることがないように、処理されたのである。
実際に、STAP事件は単純な研究不正として取り扱われた様を見れば、事件の背景にある権力抗争は、表面的には何もでてこない。
科学的調査においてES混入は極めて可能性の高い科学的エビデンスあったものの、その原因は追究されることなく、個人のESねつ造の疑いであったかのような印象操作で処理されたのである。
小保方氏のよるES捏造があったとするための証拠などはどこにもないのにも関わらずに・・・・。
証人も証拠も何もないまま、STAP事件関係者はただ無言を貫き、何も語ろうとしないのである。
実際、何があったのか蒸し返したくないというのが理研や政府の立場であろう。
STAP事件の背景にある権力抗争が明らかになるのは、理研や政府にとってスキャンダルであるし、学術界を管理したい政府関係者の意向が表ざたになると政府は困るのであろう。
つまり、上記に戻るが、政府という公の機関が、STAP事件のファクトチェックが十分にできていないということなのである。
一部の学者から出された悪意を持って広められたESねつ造説を、一部の科学者や政府関係者が本気にしてしまい、事件を白紙にすることができなくなってしまったという側面があるのだ。
悪意を持って広められたESねつ造説とは、当初、マスコミに流された小保方氏が全ての実験を担当し、それも実際には記録のないエア実験であったとするものである。
分子生物学学会の教授たちは、この話を信じてしまったのだろう。
幸い、日本では、STAP細胞擁護論について、政府の干渉があるわけでもない。
一般人の各人が、自由に科学の勉学を進め、意見を書いている。
STAP細胞を擁護する人も、ESねつ造を支持する人も、それぞれの言い分を書いている。
日本には、STAP細胞を擁護論を唱える人もいるし、どうしても擁護論者を潰したい人たちがいる。
しかし、一般人というのは、判官びいきという言葉があるように、弱い立場の者には同情的になる。
まして、小保方氏による単独犯行ということになれば、それでES混入の疑惑から逃れられる人たちがいる。
ES混入の事実をもって、小保方氏のES捏造にすりかえたい人たちも、さまざまなレベルでいなくならないのである。
学術界の人たちの中には、研究不正という言葉をあいまいにして、ES捏造を意味するかのように、一般人を誤解させておきたい人もいるのである。
こうした状況があることがわかっている一般人は、小保方氏は冤罪ではないか?と思う人達が出てきているのである。
もう長い間、当ブログにおいては、こうした状況の事件において、ESねつ造をめぐるバトルが続いている。
さて、ここまで来て、最初の政府の出す情報の正しさということの話題に戻ることになる。
桂報告書は、政府見解というわけではないが、専門家の調査を経て、理研として公の判断を示したのだから、これは公式見解という位置づけのものである。
もっとも、STAP擁護論者には、桂報告書を認めないとするスタンスの人たちもいる。
しかし、当ブログは、桂報告書のES混入判断は認めている。
そして、桂報告書は、ES捏造をみとめているわけではない。
そのことを、何度も、今まで当ブログは主張している。
桂報告書の裁定は、ES混入を確定させたが、ESねつ造に関しては、「判断できない」としている。
専門家たちは調査した結果、STAP実験の成果物であるキメラ・幹細胞について、ES混入があったことを認めているが、ESねつ造の事実があったことは認めていない。
しかし、桂報告書は、小保方氏がESねつ造犯であるかのように一般人を誤解させる方向へと誘っているのは確かである。
つまり、桂調査委員たちは、ESねつ造に向けた印象操作はしているのである。
なぜ、こうした印象操作が行われたのかの社会的背景は、必ずしも明らかになっていない。
しかし、個人の不正で片づける社会的背景は、権力抗争を隠す目的があったとかを想像することもできる。
不自然な桂報告書裁定の裏には、いろいろ特殊背景があったであろうと、誰でも容易に想像できることである。
専門家というのは、自らの専門知識に誇りと自信をもっているから、専門家たちが集団で嘘をつくという状況にはならない。
ESねつ造が無いのに、ESねつ造があったなどと複数の専門家が嘘をつくことなどは、命を脅かされることのない日本では皆無と言ってよいだろう。
桂調査委員たちは、調査データを前に、小保方氏や若山氏を呼んで、直接、科学者同士としての会話をかわしているのだから、専門家として気付くことはいくらでもあるのだ。
実際に、捏造行為があれば、桂調査委員たちは、捏造の動かぬ証拠を集めることがいくらでもできる立場にいる。
証人集めだってできる。だれも、本当のことを言っておきたいという気持ちはある。
しかし、桂調査委員たちは、ESねつ造を語る証人と出会うことは無く、誰もがES混入との関連を否定したのである。
結果、桂報告書にESねつ造があったとどこにも書かれていないし、確かな捏造のエビデンスなどは無いのである。
実際に桂報告書に書かれているのは、「小保方氏が離れて実験していた」「小保方氏が全てのデータの解析をした」「小保方氏がTS混入したサンプルを持参していた」「小保方氏は幹細胞の細胞背景を知らなかった」「小保方氏は各種の実験に精通していない」「実験成果物について無知である」とかの話である。
つまり、小保方氏がせっせとやったのは、他の研究者たちへのSTAP細胞の提供がメインだったのである。
桂報告書には、小保方氏が行ったとされる図表の不正などへの批判もかなり書かれているが、その各実験を担当した実験者は誰であるのかの詳細は一切書かれていない。
担当した実験者を公にできないことが、桂報告書が行う印象操作の苦しさである。
桂報告書を読んだ一般人は、「共同研究による成果であるはずなのに、筆頭著者だけの悪行であるかのように印象操作がされている」と、感じてしまうのだが、桂報告書はその方向で書かれているということができるのである。
桂報告書は、公的な調査委に基づく科学的見解であり、その見解を政府も認めるものとなっている。
その桂報告書には、ESねつ造の証拠には触れておらず、また、小保方氏にES混入の責任を問うことができないと書かれている。当記事の最後の青字部分を参照してください。
だから、STAP論文をよく読み、周辺知識を身につけると、桂報告書を正しく読むことができるようになるのである。
その桂報告書は、「証拠を示さずして、小保方ESねつ造の印象操作だけをしている」との書きぶりに気付く人たちは、一般人の中にもいろいろいるのである。
STAP細胞を学んでいけば、個人のESねつ造は無理であると言うことがわかると思うので、当ブログは、そこがわかるまでの勉学を勧めている。
一方、ため息ブログは、相変わらず学とみ子バッシングを続け、学とみ子を特殊で精神的に狂った人であると言ってくる。
さすがに、ため息ブログにコメントを書く人は少なくなったものの、一定の古巣の人たちは、お互いにソーダソーダと言い合って、学とみ子嘘つき呼ばわり攻撃を続けている。
しかし、彼らの持ち合わせる科学知識は十分なものではない。
長い時間をかけて、学とみ子はため息ブログに対して、科学的説明を続けてきているのである。彼らも、科学知識を進ませることができたのである。
今になっても、ため息さんは、自らのブログ側の無知が判明している問題まで、再度、蒸し返して、ため息ブログが正しいんだと大声をあげている。TCRも転写因子も、ため息さんは、すべて学とみ子から教わったことに過ぎない。
過去の議論を知っている人たちには、もうすでにため息ブログの理論は完全に破綻していることは知っているが、まるでそうした過去など無いかのように、ため息ブログは自らの優位を主張している図々しさである。
結果、議論に参加できないため息ブログのやれることは、悪口だけなのです。
だから、学とみ子からは、ため息ブログは学びを進めて欲しいとのメッセージを送り続けるしかないのである。
以下のように、相手を気違い呼ばわりするコメントを、学とみ子は一度もしたことがないです。
Dさん2023年8月5日 23:24
>
かと思えば、こちらのブログに自身のプライバシーに関わっているのではと思われる内容に関しては敏感だったりするのを見ると、単にため息憎しにも見えるのですよね。
以前、自己愛性パーソナリティ障害を疑いましたが、たまにブログの更新が数日行わないのを見ると、双極性障害の傾向も見えたりするのですよね。
一度精神科か心療内科に相談した方がいいのではないかと思います。いや、侮辱しているのではなく本当に真面目な話。
参考資料おかしな書かれた方について、
当ブログの以前の記事で紹介しています。
再掲します。
桂報告書には、何度も、”小保方氏の責任は問えない”という文言が出てきます。
STAP擁護の当ブログは、桂報告書のここに注目しています。
〇15頁 不正と断定するに足りる証拠はないと考えられる。
〇16頁 意図的な捏造であったとまでは認定できないと思われる。
意図的な捏造との確証を持つには至らなかった。よって、捏造に当たる研究不正とは認められない。
〇22頁 悪意であったと認定することはできず、調査により得られた証拠に基づき認定する限り、研究不正とは認められない。
調査により得られた証拠に基づき認定する限り、研究不正とは認められない。
〇23頁 小保方氏からオリジナルデータが提出されなかったため、不一致の認定を行うことはできず、研究不正とは認められない。
小保方氏にオリジナルデータの提出を求めたが、提出されなかった。
小保方氏からオリジナルデータが提出されなかったため、不適切な操作が行われたかどうかの確認はできず、研究不正とは認められない。
パソコンに入っていると思われるオリジナルデータの提出を小保方氏に求めたが、提出されなかった。
オリジナルデータの確認がとれないため、調査により得られた証拠に基づき認定する限り、研究不正とは認められない
〇24頁 このように問題を多数含む FACS データについて、共同研究者から問題点を指摘されたことはないと小保方氏は説明した。使用された装置に残っていたデータを再解析したが、論文の図に合致すると思われるものを特定することはできなかった。
よって、調査により得られた証拠に基づき認定する限り、研究不正とは認められない。
〇25頁 しかしながら、前述のとおり、調査により得られたすべての証拠を総合しても ES 細胞混入の行為者が特定できず、研究不正とは認められない。
〇26頁 しかし、調査により得られた証拠に基づき認定する限り、研究不正とは認められない。
〇28頁 意図的な隠蔽ではなく、研究不正とは認められない。
〇29頁 調査により得られた証拠に基づき認定する限り、研究不正とは認められない。
しかし、調査により得られた証拠に基づき判断する限り、研究不正とは認められない。
参考となる当ブログ記事です。
タイトル:桂報告書のおかしな日本語文体を深堀りすると、調査委員たちの本音”小保方ESねつ造は無理です”が見えます。
2023/04/15
タイトル:桂報告書を読む人は、次々と疑問にぶちあたりますが、これについて、一般人の率直な考察を示します。
2022/09/18
人は、清く美しく生きていれば、必ず、人は見ています。
世の中に、STAP擁護論、小保方擁護論は、必然的に出てきます。
ため息さんは、以下を引用してます。
>
桂調査委員会報告書p30に「最終的に論文の図表を作成したのは小保方氏なので、この責任は大部分、小保方氏に帰せられる、STAP幹細胞、FI幹細胞、キメラマウス、テラトーマなどについて、作製後の解析を行ったのも大部分が小保方氏だが、その実験記録もほとんど存在しない、過失が非常に多いという問題も図の作成や実験を行った小保方氏の責任」とあるように、小保方氏の責任としているのです。小保方氏がどの実験を担当したのかを明らかにしないで、全実験を担当したかのような印象操作がされています。これは、ある意味では、小保方側が告訴した時、事実誤認や名誉毀損が成立し易いための記述内容でもあるわけです。
小保方側は、実験に関わっていなくて、他の研究者からデータを譲与されただけとかを示す証拠は持ってると思います。
小保方氏は、なぜ実験ノートを提出できないのかを弁明することもできます。
桂報告書には、キメラ・幹細胞の作製は若山氏である、メチル化実験、TCR実験は複数の実験者で行われていて、異なる結果が得られていると書かれているが、30頁では、そうした記述が無視され、全てが小保方氏の全責任であると書かれている。
30頁の著者は、桂報告書の他の記述文章に矛盾することを書いているのである。
この書きぶりが”おかしい”と思う人たちは多い。一般人は、こうした矛盾に気付く力がある。
当時、若山研究室で、他にどのような研究が行われていたのかをチェックする人であれば、若山研究室が受精卵の初期分化途上で、幹細胞化をめざす研究が行われていたことを知ることができる。
こうした仕事は、この分野の研究を極めている人でなければ、研究に取り組むこともできない。
小保方氏はこうした研究員のサポートを大いに受けたのであることは、論文を読む人であればわかる。
共同著者らがいるSTAP論文であるのだから、初期化細胞に精通した人から、小保方氏も実験結果をもらっていたことは当然である。
大腸菌を用いたメチル化実験なども、小保方氏は判定において、メチル化実験に精通した若山研究室スタッフに従ったということだろう。
多くのパネルは若山研究室時代に選ばれたものであると、笹井氏も語っている。
しかし、桂報告書には、
①”
最終的に論文の図表を作成した”
②”作製後の
解析を行った”
とある。
これはSTAP論文にあるすべての図表の実験を小保方氏がやり、その結果を小保方氏がまとめたという意味ではない。
赤線で示したところが、小保方氏は限定的役割であることを示したものである。
すなわち、小保方氏の役割は、各種の実験結果を論文に採用する時、最終的に図表の意味を考え、どれを選ぶかを決めたという意味に過ぎない。
これは、STAP論文筆頭著者として当然な作業である。
STAP論文関連の論文を読めば、そうした背景を知ることができる。
受精卵、ES関連の初期化細胞の研究など、トレーニングも実績もない小保方氏が深入りすることなどできない。
本庶氏も、まだ、研究実績のない小保方氏の責任というより、上司の責任であると言っている。
むしろ、
①”
最終的に論文の図表を作成した”
②”作製後の
解析を行った”
が、なぜ、桂報告書に書き入れられたのかが興味深いのである。
科学的にはバランスの悪い、小保方氏の単独犯行をにおわす記述は、学術的なものとは思えない。
むしろ、BCA論文に書かれたように、純粋に科学的にES混入の証拠を示すものが、学術的と言える。
理研の研究者たちは、本来、こうした学術的内容で調査結果を書きたかったはずである。
桂報告書も、最初から小保方氏犯行の有無を調べるという方向性を示している。
小保方氏参加の再現実験においても、小保方氏をES混入犯人であるかのように扱っていて、ES混入における小保方関与を前提している。
小保方氏を犯人扱いにすることに反対していたCDB上層部であるから、その上層部の意向が通じないという状況があったのである。
つまり、科学の常識が通用しない状況が、理研の内部にあったのである。
しかし、見方を変えれば、CDB上層部は、小保方氏をES混入犯扱いにすることに、抵抗を示したという実質的な証拠にもなるものと考えることもできる。
長い時間が経てば、人々がいろいろな状況を学ぶことができるから、正当な評価の方が優位になる。
STAP事件の経緯を見ていると、科学の真実が、画策を持つ人たちによってゆがめられたという経緯がわかる。
学術的調査をゆがめたものは、偏向した意向をもった一部の学術層の人たちであり、その層から吹き込まれたマスコミである。
以下は、京都大学再生医科学研究所 再生免疫学分野の
河本宏先生のブログである。
ES混入は、誰の責任でもなく、実験者が気づかずして起こり得るのである。
2005年度
三千里 たずねた母は ESセル
2007年度
院生が コンタミ王子と あだ名され
水を得た 魚のひしめく 養魚場 (理研のこと)
月食や 世のかげ映して どす黒し
全能の 細胞操る 俺は神?
ため息さん向けにはこんな作品もある。
このおとこ マナーモードに できないか 副所長賞以上の記事へのリンク
http://kawamoto.frontier.kyoto-u.ac.jp/kawamoto/kawamoto_09.html
きらめく才能ある人の集まる科学者世界で、さらに有能な人が選ばれていきますが、その知性を支えるのは論文です。例え、自身の専門分野でなくても読みこなしていくことが求られます。
ため息ブロググループは、こうした努力をせず、自身の思い込みを紹介するのみです。
例えば、大日向氏、オースティンスミス氏の論文を読めば、キメラに寄与できる細胞状態はとても限定された期間に限られ、一旦、オルガノイドへと分化した細胞は、キメラに寄与できませんが、論文を読む習慣がない人は、その理屈の違いがわかりません。他のタイプの幹細胞からオルガノイドを形成させる話と区別がつかなくなってしまいます。
(大日方さんの名前に変換ミスがありました。すみませんでした。わざとやっているわけではありません。私はそうしたわざと人名を間違えるというような姑息的な手段をとる人間ではありません。)
oTakeさんは、学とみ子の文章を以下のようにコピペしました。反撃ですか?
他のタイプの幹細胞から
オルガノ井出を形成させる話と区別がつかなくなってしまいます。
結局、「学とみ子は、わかっていない!」となってしまいます。新たに、論文を示して議論しようとする姿勢も無いのです。論文には、イントロダクションやディスカッションに、基本的考え方が書かれていますが、ここを読まないのです。
ため息さんも、やたら桂報告書30頁を繰り返すだけで、他の部分の文章と矛盾するとの学とみ子主張に向き合えません。
oTakeさん、
>
オルガノイド形成時の “ES 細胞の分化状態等は元のまま”であるにも関わらず、学とみ子は”STAP 細胞塊の擬態”が作ることができると都合が悪いのでオルガノイド形成時の “ES 細胞の分化状態は変化したもの”
学とみ子の理解は、オルガノイドは3次元の構造をもった組織として機能するものとの理解してただけど、それは間違いなの?オルガノイドは、器官様という意味よね?
そこが違うの?ESをESのままで培養した細胞も、オルガノイドと呼ぶの?ES培養して作るのは胚葉体と呼ぶけど、そういう分化させないタイプもオルガノイドと呼ぶの?
オルガノイドは機能を持った人工的な器官として、すでに臨床応用されています。
なにか、オルガノイドの定義そのもののに、学とみ子とoTakeさんとの認識が違っています。
oTakeさん、丹羽先生や笹井氏が、小保方氏にいかにだまされたのかについて語れるの?実際に丹羽先生や笹井氏がしゃべった言葉から、「ここで、このようにだまされている」と、oTakeさんは説明することができるの?
たとえば、小保方氏はこの細工をした結果、笹井氏、丹羽氏がこうした誤解をした!とかいうようにです。
このような嘘の誘導したとか、具体的に書けるの?
笹井氏は酸浴後1-2週間の変化を追っていく動画をとって、今まで見てきた細胞とは全く違うと感心したのですが、笹井氏にこう思わせるために、小保方氏は、ESをどのように処理するの?
笹井氏、丹羽氏のようなESの専門家は、胚葉体とかもみているし、核の構造やら細胞質の構造やら、コロニーの作られ方などのESの特徴もすべて記憶しているのよ。彼らにとって、顕微鏡ありなしでも、ES細胞を鑑別することは容易なんですよ。
そうした専門家をだませるというなら、その具体的説明ができますか?
oTakeさん
>学とみ子は都合が悪いので「無料ではなく、有料だから読まない」と言って無視しました(笑)有料だから学とみ子が読まないというのは、世界の再現実験をまとめた論文ね。1頁目は読めるけど、2頁目からの内容は何となく想像できて、買うほどの魅力がなかっただけです。
研究者でない学とみ子レベルでは、無料の総説で十分です。総説は、その道の権威ある人が書くから、文章が読みやすいです。
oTakeさんは、議論が起きたその時に参考論文を示して説明すると言うことをしない。後から、回り回って関係の無い事をさんざん書いた後に、やっと学とみ子との共通到達点にたどり着いた。oTakeさんと、共通到達点に立ったのは初めてじゃないかな。つまり、キメラに寄与するのは、挿入細胞に厳密な条件が必要だと言うことです。
oTakeさんは。当初、そうした認識になく、後から付け足しています。ここが重要点と、oTakeさんは、最初は思わない人なのでしょう。学とみ子は、こうしたギャップに、違和感を感じる。
論文を読みなれた人なら、代表的論文はすぐ示すのに、oTakeさんはやらない。
学とみ子は、読んでる論文は、当然少ないけど、自ら探してブログに書きます。oTakeさんもそれをしたらどうでしょうか?
”再現性の危機”に関して知らないと、下記にあるけど、どこがどうなのか、具体的に書いてください。「学とみ子は、英文読めない」と、otakeさんは言うけど、具体例を示してください。
ため息さんのように見当外れの日本語訳を取り上げないで、学とみ子が論文読めてない部分を教えてください。学とみ子の勉強にもなります。oTakeさんが、本物の研究者に聞いてきても構いません。
oTakeさん
>学とみ子は…読んでる情報量が圧倒的に少ないんですよ。学とみ子のコメントを見て、”再現性の危機”に関して知らないのがすぐに分かりましたからねぇ。
単純過ぎるため息さんのレスポンスです。
>小保方氏がメチル化の結果を捏造した結果、笹井氏も丹羽氏も若山氏もその結果の図を疑わず論文に掲載することになった。小保方氏が細胞増殖曲線のデータを捏造した結果、笹井氏も丹羽氏も若山氏もSTAP幹細胞はES細胞並の増殖能力があると論文に記載することになった。
実験の経緯は残っているが、メチル化実験の評価は、上司の意向の影響もあったであろう。
小保方氏は、STAP細胞の限界を知ってる。STAPには、ES並みのメチル化はなく、自己複製能力のある幹細胞のもなれない。そう考える小保方氏が、自らの意志で、メチル化を書き換えたりはしないだろう。増殖曲線も、ESと同時にSTAP細胞を増殖させたのでなく、ESに関しては既知のデータを借りた可能性がある。実際に若山研究室では、既知のデータが多くある。使うように上司から言われたかもしれない。
いづれにしろ、共同研究なのだから、他人のデータを借りるのはありでしょう。
そんなところで大騒ぎをするのはおかしいですし、重要でない。笹井氏が驚いたのは、酸浴後の見たこともない細胞の変化の姿であり、ここをどう捏造したのか、学とみ子がoTakeさんに聞いている。ESならESのままで変化しない。ESなら、変化しない形態であり、変化したらESではなくなる。ESでない細胞が、ESに類似してくるから、笹井氏は、驚いたのだ!ため息さんは、そうした想像をすることができない。
議論の焦点がわからないため息さんには無理です。
ため息さん
>酸浴した細胞が自家蛍光を出しながら死滅し、マクロファージがこれを貪食していたと思われます。このような死に行く細胞の動画を笹井氏はこれまで見たことがなかっただけの話です。
死なない細胞がいた事実は、笹井氏も、丹羽氏も確認している。マクロファージに引っ張られる話は、失敗実験しかできなかった人たちの経験談でしかない。
ESのプロに何が見えているのか?ESのプロでもなく転写因子も知らないため息さんはコメントできる立場でないです。
ため息さんは、ESを知らないのに、知ってるふりで口を出してるだけです。所詮、ため息さんは虚勢の人です。
ため息さんはSTAP論文及び関連論文を読めているわけでなく、自らの思い付きを披露しているだけの人です。本物の研究者なら、ため息ブログサポートをする気にもなれないでしょう。
ため息さんは、ES関連の現場経験はなく、論文による論拠もなく、いくら書いても無駄でしょう。
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