桂氏の印象操作:実験の方法論を知らない一般人は、小保方氏が、黒丸を白丸にした、あるいはその逆の書き換えを勝手にしたと思うのです。

澪標さん 2023年10月19日 11:13 (青字)

➀「先ほど委員長からもありましたけど」該当部分の書き起こし:桂委員会会見:Time Stamp58’17”~
<桂委員長>
えーと、その一覧表のページのスライドの樹立日と書いてありますけれども、樹立日と書いてあるののFLS3というのとGLS1というのが、両方とも1月の終わりから2月の初めにかけてですね、2012年度*。この時にすごいたくさん出来たようです。でそれがなぜだかわかりません。けれども、その時出来たのは、すくなくともESのコンタミだった。


学とみ子も聞き直しましたが、この時にできていたSTAP細胞が何であったかはわかっていません。
わかっているのは、保存してあった幹細胞やキメラがESだったということだけです。

STAP細胞は何度も作られています。
実験の最中にできているSTAP細胞が、ES細胞(たとえばアクロシンGFP)であったかどうかなど、調べていません。
桂氏の言葉の意味は、あくまで、その後に幹細胞として保存された細胞を調べたらESだったと言っているだけです。
膨大な保存細胞の一部を調べただけです。

もし、day7の細胞の時点で、ESだったら、LIF入り培地でどんどんESは増えるんですよ。
実験する研究者はすぐ気づきます。
何を今更、そんな初歩的なことを理解してないのでしょうか?

それから、2010年に若山研究室を退出した人の作ったES細胞については、退出した人(太田氏)は「全部もっていたという記憶しかない」と、桂氏は表現してますね。

太田氏のあいまいな表現ですね。むしろ、「持ち出したつもりだが、隅から隅まで確認したわけではない」という意味ではないでしょうか?
そして、調査委員会は、若山研究室にいた人全員のノートをチェックしたが、このFES1をつかったという人はいないと、桂氏は言っています。
しかし、「このFES1は別名があった」と、桂氏は言っています。
さらに、この細胞を使った人は、「ほとんど」いないと言っています。
ここで、別名なるFES1があったとか、「ほとんど」なるあいまいな言葉がでるのはおかしいです。
「別名」があれば、FES1かどうかがわかるはずないじゃないですか?
使った人は、別名で保存したかもしれませんよ。

記者から、「じゃあ、使った人はいるかもしれないんですね。」となる場面です。
でも、マスコミは質問しませんよ。小保方ESねつ造で全員が協力している場面ですからね。

若山研究室には、FES1の”なれの果て”の129/GFP ESがあったのは事実です。
なんで、マスコミも突っ込まないのですかね。

若山研究室ではES汚染が無いように十分注意がなされていた環境なのか?と記者から質問があった時に、桂氏は、「わからない」と答えています。




また、メチル化実験については、桂氏は、大腸菌クローンを何度もサブクロ-ニングンして、シークエンスしたと、小保方氏が言ったとしました。
実際に、この実験では、何度も同一大腸菌のサブクーロン株を培養しなおして、プラスミドDNAをシークエンスをし直しているようです。
若山研では、望ましい値がでるまで繰り返したということでしょう。

この実験は、若山研究室のお得意の実験ですから、小保方氏は教えを受ける立場です。
若山研のプログレスレポートでも、複数回で議論されています。

大腸菌ですから、うまく増える時と、増えない時があります。
大腸菌がうまく増えればプラスミドも増えますから、より正確なメチル化実験になります。
メチル化実験は何度もやり直していると思いますし、いい結果がでるまで、大腸菌クローンを作っていたと思います。
同じクローンを培養し直して、プラスミドDNAを増幅させて再度シークエンスして良い結果を得るとする教室あげての仕事です。

良い結果に向けて、何度もやり直した結果、論文のまとまった結果が無いということです。


さらに、桂氏は、小保方氏がシークエンスしたという証拠がない言っています。
誰がシークエンスしたといより、誰がシークエンスに持って行くまでの実験をしたのかは、桂氏は触れていません。
この実験においても、小保方氏が何のどこに関与したのかがわかりません。
上司の指導がある実験ですから、どのような指導があったかもわかりません。
小保方氏は、「どこかに結果があるはずではないか?」と言ったようです。
桂氏も、2年の経過で、シークエンス結果が無くなったこともありうると言っています。


しかし、「小保方氏がシークエンスしていないなら、他の人がやったのかもしれない」との説明には、桂氏はなっていきません。


桂報告書19頁には、メチル化実験を担当したのは、若山研メンバーという言葉が出てきます。
そして、実験によるデータは何度か議論され、改定されているとも書いています。

記者会見でアップされていたスライドのメチル化実験の白丸、黒丸の図は、横軸の数は、左が11個、右が12個と異なっていて、左右の図に共通性がありません。
どのデータを、誰がどう選んだのかはわかりません。
実験されたのは、1回ではないにもかかわらず、その経過は公開されていません。
サブクローニングなどは反映されていません。


シークエンス作業というのは、GRASの人たちと一緒の作業であると思います。
シークエンスに持って行くまで、持って行ってからも、小保方氏の単独作業ではありません。
本来なら、もっと、調査の対象を広げて証言を取るべきなのに、桂調査委員会はやっていません。
メチル化実験も、小保方氏本人が独自にやった実験ではないにもかかわらず、小保方氏が単独に不正したとの建付けになってます。


記者が、「不正を認めたということか?」と質問し、桂氏は「そう判断した」と答えています。
しかし、メチル化実験は、小保方氏単独の実験ではありません。桂報告書の方には、メチル化実験結果の取得には、若山研究室の協力が大きい様が書かれています。

記者から、「本人も不正を認めたのか?」との質問に対して、桂氏は答えています。
桂氏は、小保方氏がシークエンスしたとの結果が無いからとの理由で、不正と判断したと言っています。

そもそも、GRASでの作業なのだから、かならず、機器管理の人たちや専門スタッフがいるはずです。
そういう人たちの証言はどうなっているのでしょうか?一人でやる実験ではありません。

しかし、小保方氏は、「私がシークエンスしたのではない」と、はっきり言っていないのです。
結局、メチル化実験も、実験した他の人に被害が及ぶのを、小保方氏は避けているのかもしれません。
つまり、小保方氏の単独責任ではないかもしれませんが、小保方氏は筆頭著者として、全責任を負ったのだと思います。


桂氏は、オリジナルデータからしても、こんなに真っ黒、こんなに真っ白になるデータとなるのはおかしいと言っています。
この言い方も、素人が聞けば、小保方氏が、真っ黒にした、真っ白にする不正をしたと思うでしょう。

この黒丸、白丸が大腸菌という菌の増殖次第の不安定な要素があり、データに入れるか入れないかの判断がばらつくということを、一般人は知りません。
実験の方法論を知らない一般人は、小保方氏が、黒丸を白丸にした、あるいはその逆の書き換えを勝手にしただけと思うのです。
そこを説明してくれた専門家はいません。

分化細胞は黒くても当たり前です。ここを真っ黒過ぎるなんて桂氏は言うべきでないです。何度も実験を繰り返したにも関わらず、その結果がGRASにない、実験ノートもないと言うのが実情であり、どうやって実験したのかを、小保方氏は語らないと言うのが実情であり、桂氏は、その状況をそのまま伝えるべきです。


GRAS持ち込み作業には、別の組織が絡んでいるのですから、調査委員会は、小保方氏の行動は、調べられます。やられてない実験を土台に、若山研究室で議論されたりすることがないです。

シークエンス結果は、無くなったかもしれないと言いながら、その結果が無いから、小保方不正と断定したと桂氏は言ってます。おかしな話をマスコミは、突っ込まないです。


桂氏は、小保方氏にとても不利になるような言い方をしています。
実験の背景や、他の若山研スタッフの関与を取り上げず、小保方氏個人の問題にしています。小保方氏が、実験もやらずにいたら、若山研究室はわかります。さんざん議論していた経緯があるのですから、実際は、メチルの実験記録が無い状態になっていると言うことです。



酸浴後細胞が増えるようになるから、この時のSTAP細胞はESだったと、桂氏は印象操作してますね。
STAP論文では、分散培養ができるのはACTH培地を通してからですよ。
科学者なら、ここでES混入したと考えるのが一般的だと思いますよ。

day7細胞を引き続き1-2週間の培養中、小保方氏の手元にある時にSTAP細胞が増えているわけではありません。
むしろ、そうだったら、周りの人たちもおかしいと思うでしょうよ。
実験している人たちは、共通のES汚染の懸念を持っているのですから。

記者から関連する質問が出ていますが、いづれも、追及が甘いです。
やはり、小保方ES混入で、皆さん、まとめたいようです。

小保方氏が言ったのは、STAP細胞が良く作れるようになったと言ったのであって、良く増えるようになったとは言っていません。桂氏は、増えるようになった、それはESだからであると思ったのかもしれませんが、桂報告書の裁定を逸脱しています。ESだから増えたと思うなら、それは個人の想像に過ぎないです。

専門家なる人がこうした言い方をするから、古田氏も誤解します。

桂氏は、たくさんの図表の取り違えがあったというが、その取り違えが、小保方単独ミスであるかは決められません。小保方氏は、間違った情報をもらったかもしれないので、そこが特定できないから桂報告書には書かれていません。桂氏の言い方についての、こうした違いも議論されるべきでしょう。

桂氏の言葉と、桂報告書の言葉にはギャップがあります。メチル化実験の問題点を、小保方氏一人に押し付けたい桂氏と、若山研究室関与を書いた報告書にはギャップがあります。

BCR論文のように客観的事実だけを書きたかった理研内研究者と、桂氏のようにES捏造で行きたい研究者がぶつかっていると思います。


とにかく、酸浴後day7にES混入したとの証拠は無いのです。だからこそ、印象操作が必要になるのです。

oTakeさん、
>ES 細胞の混入がいつの段階であったのかは、調査の結果、小保方氏が若山先生に STAP 細胞塊として渡す前であろうということはほぼ確定しています。

ため息ブログ主及びメンバーは、そう言っているというだけで、証拠はないです。

若山研究室転出時、小保方氏が冷凍庫に来た後は、ボックス4個が3個になった話と同じです。小保方氏をES捏造犯にする噂は多くあっても、誰が言ったのか?の証人は誰かの情報が無いです。

他人と離れて小保方氏が実験をしていたとの噂はあっても、誰が言ったのかわかりません。

このように、事件関係者はいつも安全な場所にいて、汚れ仕事をするのはマスコミやoTakeさんです。

oTakeさん
>無理矢理、言い掛かりをつけているんですよ。

誰がが混入させたかわからないと、桂氏も言ってます。学とみ子も、誰がES混入させたかはわからないと言ってます。

ため息ブログは、小保方ES混入だけを強調したい人たちだから、話して無駄です。ため息ブログの誰もが細胞知識を持たず、STAP論文をきちんと読める人たちでないですね。どんな実験がされていたのか?論文から読み取れる人たちでないのです。どんな実験なのかを知らない人たちです。

桂氏も、小保方説明のサブクローニングの意味がわからないと言ってました。委員長なら、「どういう意味か?」を聞くべきですね。
同一クローンの大腸菌をつついて複数として扱ったら捏造だと言ってました。
小保方氏は、そのようなことをやったなどと言っていません。
しかし、この桂氏の言葉の意味を記者は、理解できません。
一般人は、実験内容がわかるわけではないから、専門家の言葉を理解できず、「捏造」なる語句が一人歩きをします。

桂氏の独り言なんですよね。
一般人に、科学者が「独り言」を言ってはいけません。
桂氏も、一般人とはどういう科学知識の人なのかがわかりません。
記者たちは、専門用語を使うけど、この言葉以外については何もしりません。
「コロニーをつついて」 などという意味が、記者にはわかないと思います。
桂氏は記者が誤解しない説明をする立場なのに、全く、それができていなくて独り言を言ったんです。

こうした大勢の公式の席で、小保方氏の弁明がデタラメであるかのような言い方をすべきではありません。

メチル化実験は、桂氏が熟知した実験ではないようで、桂氏は、何度か言い間違ったり、笑ってごまかしたりしました。
桂氏は、科学用語がスムーズに出てこなくて苦労してました。
調査委員長なのに、笑う場所ではないところで笑い、不自然でした。
桂氏は、自身の不得手を隠したくて笑ったのかもしれませんが、小保方氏の不利に繋がったと思います。


桂氏は、チップセック実験も、詳しくないですね。
伊藤氏に質問を振っています。
桂氏は、理研の調査員たちが作り上げたストリーを、桂氏なりに解釈して説明しているんですね。

だから、桂報告書と矛盾してしまうこともしゃべっています。
この記者会見は、そうした意味で、理研の裏側の研究者たちの抗争が見えるので、興味がつきないです。


oTakeさん、独自解説が始まりました。
ESねつ造画策学者には、本物の専門家もいましたから、そうした立場の人から、oTakeさんは情報を得ていると思います。

STAP 幹細胞等の作成は若山先生の担当という話ではなかったということです。そもそも、若山先生が STAP 幹細胞を樹立したということになっていますが、この樹立はどういう段階のものかという説明があまりなされていないように思います。

>そのほとんどが小保方によるものなのですね。


小保方氏のように、研究界のバックグラウンドがなく、(たとえば、親がこの分野の学者とか・・)、小保方氏は目の前の細胞現象に魅せられたのですから、幹細胞を樹立してなどという発想は無いと思いますね。
女性は、将来展望なるものは苦手で、目の前の現象に魅せられる傾向があります。造像力が男性ほどありません。
ですから、幹細胞化をして、どのように戦略を進めるかは、小保方氏はまだ発想していないでしょう。

株分けし凍結保存されていたものはこのときのものです。

他人にわける時に、細胞が混じっていたら困ります。
STAP論文でも幹細胞は単細胞化してから増殖させたとあります。
小保方氏は、若山氏にコロニーを渡した後、その細胞がどのような実験に供されたのかの情報が無いですね。
気の毒な話です。

ただし、メチル化実験も、チップセック実験も、小保方氏が情報を持っていない事が、桂調査委員会たちは知ることができました。
それで、必死に、委員たちは、「小保方氏の意図的な捏造ではない」と絶叫してます。

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