同じ報道番組を見ても、人の受け取り方は皆、違う。

タッカーカールソン氏のプーチンインタビューについては、米国はもちろん、日本でもいろいろな報道番組で取り上げています。
動画でいつでも見れる時代はありがたいです。

とにかく、ウクライナ戦争が起きてから、大学の学者や、防衛省の職員などの専門家が直接、マスコミ番組でいろいろ語ってくれることはありがたいです。

防衛庁の兵頭氏などは、NHKのニュースで解説していた時は、限られた範囲での情報提供で、議論することはありませんでした。しかし、その後、しばしば、民放番組にも積極的に登場し、私見を交えた踏み込んだ解説をするようになりました。
この時代には、ポンポンと言葉が途切れず、しゃべれる人の勝です。

討論番組の質が変わってきました。
学者の話は、やはりテンポが速くて、面白いです。
学者は、早く正確にしゃべれないと生き残れないように思います。
マスコミ人ではできないような、アカデミックな論文内容の解説みたいな話を学者はしてくれますので、茶の間にそれらごと流れます。

マスコミ人が言葉に言い淀んでいたら、学者との対話ができないような時代になっています。
とにかく、討論場面に参加する人は、世界の事件の発生年度、場所、人、議題、議決など、あらゆる記憶を保持していないとならないし、最適な場面で、引き出し内の大事な情報をすぐ出せないとダメですね。
そうした人だけが登場する報道番組が多くなりました。

こうした報道番組では、ある程度に原稿はつくるのでしょうが、学者たちはお互いのしゃべりで流動的な議論になっていく感じがします。
キャスターから、突然振られるということもありますね。
学者たちの鉄砲玉のようなしゃべりに、マスコミ人がついていくのはなかなか大変であると思います。


カールソン氏がプーチン氏に独占インタビューは、民放が取り上げています。
この情報については、日本の有識者たちは、それぞれに若干、違う感想になっていることが興味深いです。
同じものを見ても、それぞれの人が抱く思いは異なる。
まずは、なぜ、カールソンがプーチンの相手として選ばれてのか?、プーチンの言葉は、誰に有利に働いたのか?というところだ。
明星大学教授の小谷氏は、トランブの選挙宣伝に利用された感があると言っている。



このインタビューを扱ったBSフジ プライムニュースもなかなか面白い。
【カールソン氏がプーチン氏独占取材】小泉悠×駒木明義 徹底分析 2024/2/13放送
以下です。

マスコミ人の反町氏も交えて、「丁々発止」のしゃべりは、テンポも良くて、なかなか興味深いものでした。


小泉悠氏は、このインタビューでは、プーチンにとって、あまり成功したものになっていないのでは・・?と言っている。
一方、カールソンはいい仕事をしたのではないかとの意見だ。
カールソンは、ロシアに対して強く批判的な米国ジャーナリストでないので、プーチンにとって御しやしいとみなしたであろうとのこと。
そして、プーチンは、西側記者に対して、マウントを取って、世界のプーチンとして、ロシア人に見せる目的があったのではないか?

小泉悠氏の見方では、横綱相撲をとれるつもりのプーチンであったが、終始、イライラした感じで、うまく演出できていないようだとの評価であった。
一方、カールソンは、批判精神を発揮し、プーチンのレトリックの矛盾をついた。

小泉悠氏は、プーチンのマウント取りの癖を紹介した。
プーチンは、カールソンに 「あなたは、CIA志望だったけど、入れなかったんですよね。」と言ったそうだ。
カールソンはCIAの採用試験に落ちたとのことで、その事実をプーチンは知っているとのパフォーマンスだ。
しかし、小泉悠氏に言わせると、「横綱相撲はできていない。こういう子どもじみたことを、プーチンは言ってしまった。」と評した。

小泉悠氏は、プーチンは、「モラルハイグラウンド」に立とうとしていると言う。
「私たちは、モラル性が高い人である」というプーチンパフォーマンスである。
プーチンにとって、ロシアの人々に見せるためのパフォーマンスなのだと言う。

そして、ウクライナ戦争におけるアメリカの責任を指摘し、アメリカが支援するから、戦争が長引いているとする。
これも、プーチンのアメリカを分断をさせる作戦である。

さらに、小泉悠氏は語る。
プーチンは、国連を大事にしてきたと主張する。
国連を機能しないものにしてきたのはむしろアメリカのほうだ!との主張である。
大国主義のアメリカは、国連の決定を無視して、戦争を始めたりするような国であるとのプーチンの主張である。
一方、プーチンに言わせると、ロシアは、国連を大事にしてきていると主張する。

このインタビューで、プーチンは、冒頭、30秒、1分いいですか?と断っていながら、実際には、ロシアの歴史を30分しゃべったとのことだ。
ロシアのご都合主義からくるヨーロッパ支配の論拠を話し始め、プーチンは止まらなくなってしまったのだ。
プーチンは、気持ちが入りすぎ、ロシアの正当性を主張する歴史の話が長すぎてしまった。
それより、もっと、本来は大事なKGB的戦略的メッセージで語るべきなのに、それが入らなかったということだ。

プーチンは、歴史の話をしすぎてしまった。戦略的メッセージがうまく入らなかったと、小泉悠氏は言った。。
相手の弱点をつくような冷徹な相手の心理をつくようなKGBらしい話ができなかったとの評価であった。

プーチンが歴史感におぼれて、自分で自分のコントロールできなくなってしまった様子については、駒木氏からは、プーチンの加齢を感じたとまで言われてしまった。


1991年のウクライナは、独立国として誕生したはずが、オレンジ革命などがおきたり、ブッシュ政権の東ヨーロッパミサイル配備などが進み、さらには、2008年にウクライナのNATO門戸までが開いてしまった。
このNATOの拡大は、プーチンには許せないことで、強い怒りがあるはずであると、小泉悠氏は言う。
さらに、これはウクライナ人が望むものでなく、裏からCIAが糸を引いているのだとのプーチンの理解であった。
小泉悠氏は、ブッシュ政権の東ヨーロッパのミサイル配備が、プーチンのウクライナ戦争を正当化するだろうと語った。
そして、プーチンは、いつでも戦争を止める用意があるけど、アメリカがそれをさせないとの主張だ。

ソ連崩壊時、一インチもNATO加盟は無いと米国のベーカー発言は言ったのに、そうはならくなったとのプーチンの怒りである。
しかし、小泉悠氏によると、ロシアは1997年にロシアとNATOで基本協定をしていて、新規加盟国については合意をしている。
これはプーチンも認めているはずとのことであった。

冷戦終了後は、ウクライナにミサイルが置かれれば、モスクワまでミサイルが飛ぶというようなことをプーチンは、大げさに言う。

しかし、現実の出来事として、クリントン時代には、ロシアのエリツィン氏との蜜月時代があったが、プーチンになってもそれは続いた。そして、ロシアも一緒に、NATOに入ろうとした時期があったという。

しかし、クリントン氏の時にCIAによってこの友好関係が拒否された。
こうしたアメリカとの確執や、テロとの戦いにおいて、プーチンは米国に裏切られた感を持ち、プーチンは、「パートナーを信じすぎるな」という言葉を残している。NATO拡大は、欧米の裏切り行為なのだ。

こうして、アメリカに裏切られたと感じる人が、プーチン以外にもロシア国民には多いのだという。

カールソンは、「じゃ、NATOに入れるとなったら、プーチンさんは、本気で入るんですか?」
と切り返したそうだ。
それに対し、プーチンは言葉を濁したという。
このように、カールソンは、なかなか対プーチン戦略に頑張ったと思うと、小泉悠氏は言っていた。


STAP事件では、上記の議論のように、論文を読み、実験の経験を積んでいて、多くの引き出しを持つ専門家の意見を、一般人は聞くことができなかった。桂氏の言葉も、多くは伝言スタイルで、自身の経験を話すような場面も無かった。記者から、笹井氏らの専門家の考えをきかれても、桂氏は専門家の考えを推し量る事もできなかった。

専門家は、茶の間に、しかるべき必要な情報を出さなかった。ES捏造画策学者は、小保方氏が全実験をやり、そのデータもないし、これこれの怪しい小保方氏の態度もあったなどを吹聴したのだろう。マスコミは、「ここは、秘密にしておいて公開しないでください」などの情報を、ES捏造画策学者からもらっているかもしれ無い。
この秘密作戦は、マスコミに、ES捏造説を信じさせるには、とても有用だったろう。ES捏造画策学者は、RNA解析を小保方氏が全部やったとし、その時期も、マスコミに誤解させている。

STAP事件でも、上記のような議論があれば、一般人でも、ES捏造説の創作性に気付けると思う。

笹井氏、丹羽氏の意見を越えるような専門家はいないのに、専門家でない人が、STAP論評している。
専門家は、STAP細胞は、三胚葉分化、テラトーマになってもESにはなれないと思っているのだろうから、そこを説明して欲しいと思う。


澪標さんは、ため息さんの間違いを分かった上で、澪標流オブラート作戦で、一般人をケムに巻いている。記者の言葉を最初から、書き起こしをしてみたらどうでしょう?

ため息さん、逆ですよ。澪標さんはなぜきちんと正さないの?そうしたえこひいきを楽しんでいるんでしょうね。

>そうですよね、この記者は「遺伝子が同一なんだから、逆にSTAP細胞からFES1(ES細胞)ができてもいんじゃね?」という主旨の質問ですよね。

この記者は、STAP細胞が、あるかないかどうかをまず置いといてと言ってます。




Zscan4さん、

>記者の想定
FES1⇒4Nキメラ(129B6 F1相当マウス)⇒STAP細胞(⇒STAP幹細胞)


>伊藤氏 
できないことはない
 
>桂氏の?? 
マウス⇒ES かなり変異が入る



STAP事件勃発後の当初の時、須田記者が、テレビに出て、解説したことがありました。その時、彼女は、「初期化の質の評価には、三胚葉、テラトーマで、最後がキメラです。」と言いました。彼女の興味はここで終わってしまったのでしょう。
「なぜ、キメラが、最終なの?その前の初期化とどこが違うの?」と須田さんが更なる疑問を持てれば、マスコミの方向性はもっと良かったと思います。ES捏造説は、理研の専門家の手によるものですから、そこだけで信用した人もいると思います。普通、専門家が創作するなんて考えにくいものですから、そこだけで全面的に信用した人もいると思います。ES捏造説の非現実性を言うのは、立場、身分ある人は難しいでしょう。
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コメント

Zscan4
” Expression of SSEA-4 and Oct-4 from somatic cells in primary mouse gastric cell culture induced by brief strong acid ”

 2021年だったんですね。

Zscan4
例えばFLS-T、

付き添ってもらって一から作成か単独なのかは不明

どちらにしろ混入事故やESとすり替えなんて可能でしょうか
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