炭の粉をためこんだ肺のリンパ球はやがて破裂しますが、自覚症はありません。

喫煙者は、肺のいろいろな病気がおきてきます。女性の喫煙が不利であることを書きました。
 
長い間、刺激的な有害物質を吸い込んでいると、肺はさまざまな免疫反応を起こします。体内は見えずとも、病気にならないための、静かなる免疫の戦いが続いています。
 
そうした反応で、人が寿命を縮めてしまうか、影響が少ないかは、個人差が大きいです。
 
本人はタバコは吸わない、夫も吸わない家庭の主婦でも、長期間の有害性の吸入物質による、健康被害があります。
 
女性が、長きにわたり吸い込んでしまう有害物質とは、何でしょうか?女性は、室内で過ごす時間が長いです。その結果、女性は、冬の暖房時に室内に漂う物質にさらされ、毎日の料理の際に、吸い込んでしまう物質が多いのです。
 
空気をよごさない暖房手段の先進国では、女性における暖房や調理の影響はでにくいです。
 
しかし、発展途上国では、エネルギー源が限られ、室内暖房物質による空気汚染で、女性の呼吸器のトラブルが多くなります。特にバイオマスといわれる生物起源の材料が、そうした有害物質を発しやすいです。
 
女性の肺は、元々気道過敏性が高く(喘息になりやすい)、刺激物質を分解する能力が低いです。

外国の女性の話ですが、遊牧民などで、せまい室内で、動物のフンなどを燃やして、料理をしたり、暖房の材料にする寒い地域では、女性の健康被害が大きいと言われています。
 
そこまででなくとも、石炭なども要注意物質と言えます。肺に炭粉が沈着する疾患を起こすのです。

炭鉱夫に見られたじん肺は、直接に、粉城の石炭を吸い込んでしまいますので、わかりやすいのですが、こうした直接的な場合ではなく、暖房用の石炭からも問題が起きます。
 
しかし、日常的に少しづつ吸い込む物質がはっきりと病気として自覚されるまでは、かなりの時間がかかるため、高齢にならないと発見がされないことが多いです。
 
一般的に、肺に吸い込まれた物質は、リンパ流にのって体外にでていくことが期待できますが、何か他に病気をかかえていると、そうした働きが起きにくくなります。たとえば、糖尿病があるとか、結核があるとかです。
 
昔の日本ではみられたでしょうが、今は、インドなどで、石炭を長く吸い込んだ人で、結核の発症が高くなっています。炭素やケイ酸のある部位には、肺のマクロファージの機能が落ちていて結核菌が増殖しやすいようです。
 
炭の粉をためこんだ肺のリンパ球はやがて破裂しますが、自覚症はありません。そうしてそれをおおいかぶせるように肺の線維化という現象が進みます。線維化の進行程度は、個人差が大きいものです。
 
以前の日本は、炭で暖を取りましたので、リスクは高いかったでしょうが、室内の密封度が低く、冬の期間も限られ、臨床的には問題が少なかったようです。他にも肺の病気が多く、慢性の肺病変は、発見される前に命がつきてしまったのかも・・・。
 
いずれにしろ、吸入する物質については、気をつかいたいものです。セルフのガソリンなども、吸い込まない工夫をした方がよさそうです。
 
又、トイレの掃除の祭には、換気をしっかりしながら、時には手抜きで行きましょう。
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