妻が、「どうにもならない夫だ!」と、冷たくするなら、それも良いが、妻自身が抱える問題点を良く自覚しておくことが大事であろう。

 
男が一方的に女を養う男女関係では、高等生物は進化しない。そうした事を前回のブログ2014/6/7(土) 午後 10:23に書いた。

男女の力が拮抗することで、知的生物の進化が進む。男女に限らず、社会生活は他人があって成り立つが、戦うことの好きな男が好き勝手につき進み、抑止力が無ければ、人類は破滅に進みそうだ。
 
女性は、男性に拮抗する能力を獲得してきた証拠に、女性の小さな体と頭は、次第に大きくなり、知的能力を増していった。そして、女性は、言葉をあやつる能力が高くなった。子育ての時に、母親は言葉を使って、子どもに教えていく。
 
人類は、女性にも能力がつくように進化してきたが、今だに、体力と脳力(知力、能力)において、男女の違いは大きい。
この男女差が、しばしば、女性が男性に泣かされる原因を作る。生活の糧をかせぐという点で、女性は男性にかなわないのである。女性のコンプレックスは、生物的なものだ。しかし、男性から、それをあからさまに告げられた女性は傷つく。、
 
世の慣例、あるいはエチケットとして、明らかすぎるものは、そこをあえて指摘しないというのがある。かせぐ男性は、そこを誇示しないし、子供を産む妻は、夫に恩着せがましい態度はとらない。二人の人間の間には、明らかな能力の差がある場合には、そこに触れないようにする配慮もある。
 
しかし、男性が働き盛りで、収入が多い時には、男性はそれを誇示し、家庭内で権力を使いたがるかもしれない。
その最たる言葉が、「俺が食わせてやってる!」である。
 
もちろん、そうした言葉を発しない男性も多いが、そうした男性は、長い将来を見据えて、女性の心を想定できるからではないだろうか?つまり、賢かったり、軽率ではないからだろう。
 
男性が家族に、恩着せがましい言葉を吐く時の条件を考えてみよう。家族が評価しないと感じる時、男性自らのメンタルエネルギーが低下した時、収入をえるための努力がきつい時、自らの能力の低さを悟る時、などなど・・・であろう。
 
先日、テレビで家庭内別居の番組があったそうだが、そのきっかけは、夫の吐いた「俺が食わせてやってる!」という暴言だったそうだ。
 
夫から、こうした暴言を吐かれたという女性は、私の周りにもいた。それほど、めずらしくもない言葉かもしれない。家庭内別居をしてまで、妻が腹を立てるなら、その前に、妻は反論しなければならない。
 
夫婦は、長い間、一緒に暮らすのだから、お互いの言い分は交換しあって、相手の価値観を理解しあわないと続かない。
 
妻は、暴言する夫の様子や状況を良く観察して、夫の暴言を無くす方向への努力が必要だ。そのために、妻は反論に工夫する。夫が、聞く耳を持つような反論が必要だ。
 
家庭内別居で、同じ家に住みながら、だまって、何も言わないでいると、ストレスは増強する。無言でいるより、妻は気持ちをぶつけた方が良いと思うが、妻の立場は弱い場合が多く、うまい落とし所を見つけることが必要だ。
 
妻が反撃する際、夫が何に反応するか、言葉や様子を良く観察したい。そこに、落とし所のヒントがあるだろう。
 
女性はしゃべる力が高く、本音でものを言える特徴がある。一方、男性は、しゃべらずとも、相当にいろいろな事を頭で考えている。夫が後悔しているなら、夫がそうした言葉を言わずとも、態度に出るから、その時はチャンスだ。
 
妻は、仕事上、夫が、体やメンタルに追い詰められていないかを探りながら、ひるがえって、妻自身の問題点を反省する。
妻が理不尽な言葉を吐いていないか?などを考える必要がある。
 
家庭内別居を決め込めば、妻は、強い怒りを示すことができる。つまり、一番、言われたくないことを言われたとのつらさを、無言で抗議できる。しかし、それは、自らの弱い立場をさらけ出すことでもある。夫へのメッセージにはなるが、苦しい時間が長くなり、仲直り後もつらさは続く。妻は、相変わらず、夫の収入に頼る生活を続けることになるからだ。
 
それならば、妻の作戦はあるのか?
 
妻は、夫の言葉が事実であるからこそ、傷つくのだということを言葉でしっかり伝えるのが良いように思う。夫は、妻の感じるようには感じていないからだ。言葉で、お互いの理解を深めるしかない。
 
あからさまの事実を言葉にしたら、おしまいというのがある。寅さんの言葉にも、「それをいっちゃあ、おしまいよ!」である。

「そんな事を言う男性は、最低だわ」は、妻の上から目線の雰囲気だ。
他人の弱いところをつくなんで、最低だわ」とかも、上から目線だ。こう言われた夫の頭の中は、「おまえ、そんな偉そうに言える立場か?」
 
むしろ、「私の弱いところをつくのは有効よね。でも、言われた私は傷つくわ」の方が良さそうに思う。
「収入が無い立場の人間にとっては、その言い方はきついでしょう」と、つらい気持ちを伝えたい
そして、妻の気持ちを知らせる。やむをえず、踏み込んだコメントも、時には必要だ。

「私もあなたにしてあげていることが、家事以外にもあるけど、考えた事ある?社会人としてのあなたであるために、私も一役にかっているのよ。気付いている?」
 
夫の反応がいまひとつだと思ったら、妻は、さらに率直に、気持ちを告げてもいいのではないか?多くの夫は、こうしたことを言われる前に、妻の言い分に気づくはずだ。

「あなたは、家庭を持つ社会人として、世の中から認められているじゃないの?それって、私の努力はどうなの?でも、私はそんな恩着せがましいことを、言ったりしたくないわ。」
 
相手が傷ついたと感じた時は、短時間で、視点を変えることも必要だ。

「今後も、あなたの収入には期待しているから、がんばってほしい。だけど、私もがんばらなければという気持ちになったわ」
 
「あなたに才能と収入がある限り、あなたはそれを誇れるわ。だけど、あなたに収入が無くなった場合には、私ががんばるわ。頼りにしてちょうだい。でも、その時は、食わせてやってる!と私に言わせてよね」 とか・・・。
 
暴言を吐いた夫が、「言わないでおきゃあ、良かった!」とか、「こうした恩着せがましい言葉を吐くのは、恥ずかしい事だ!」と、思う方向をめざす・・・。
 
但し、女性にとって、男性心理を読むのは難しいことだろう。だから、妻は、素直に気持ちを告げる作戦の方が良いと思う。
 
いづれにしろ、家庭内別居の後も、妻は扶養される生活を続けるしかないのだから、そこをふまえて、妻は落とし所をさがす。だんまり作戦など、余裕の無い展開に持って行くのは、そのあとがつらくなる。だんまりを続ける程、フォローが難しくなる。
 
妻が、「どうにもならない夫だ!」と、冷たい態度をとるなら、それも良いが、”この妻にこの夫のカップル”でしかない。
 
夫に問題が多くとも、妻が夫との生活を続けると決めるなら、「私さえ我慢すれば良いのだ!」と考えるのは、止めたい。相手の我慢も、よく知って、楽しくないけどつらくない毎日としたい。自らで決めたことだから。
 
男女双方に問題山積と自覚できれば、自らのストレスを減らすことができそうだからである。
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