メリンダ役の女優は、すばらしい演技力で、呼吸困難を演じている。女性が病気を理由に、男性から逃げる時に、呼吸困難を演じることは有効な手段だ。

 
前回、前々回と、本ブログで、ウッディアレンの監督、脚本、主演映画『僕のニューヨークライフ』を紹介した。
主人公のメリンダは、女優をめざす若い女性で、摂食障害、タバコ中毒、パニック障害を持つ。
彼女は、恋愛を含め、行き当たりばったりの生き方をしていて、その行動は、思慮深い男性たちからみれば不可解だ。
 
この映画に中には、メリンダが呼吸困難を起こす場面が出てくるが、そのパニックシーンが興味深い。ストリーの中で、メリンダは、同棲中の男性と性的な関係を持つことができなくなってしまう。他に愛人ができたからであろう。しかし、そんなことを知らない同棲相手の彼は、場所を変えれば、彼女の不感症がとれるかもしれないと考え、高級ホテルの一室をとる。
 
しかし、性的関係を持ちたくないメリンダは、その場面で、パニック症状である呼吸困難を起こす。
その症状は、ひどく呼吸が苦しそうな様子だ。メリンダは、ひゅんひゅんと音を鳴らしていて、それはのどがつまっているような声を出しているのである。
メリンダは、苦しそうに咳こみながら、部屋を歩き回る。
メリンダは息が苦しいから、そばに来ないでというメッセージを男性に送っている。
 
いやなことは、病気を理由に逃げたいと考えているメリンダの心因反応である。本人も、実際には病気になった気分になっているだろう。
 
もし、こうした様子をみたら、これはヒステリー発作だと思った方が良い。彼女は、実際の呼吸困難に陥っているのではない。それを学ぶには最良の動画である。
 
呼吸が苦しい時には、人は低酸素になるため、ふつう動けなくなる。歩き回ったりできない。座り込んだりするだろう。ひゅんひゅんと、のどがなる様子もおかしい。声をだしているのである。呼吸困難の時には、気道が狭窄するので、その音は聞こえるが、声をだすことはできない。声帯が狭くなると、音が聞こえるが、それは息を吸う時に出る。
 
本物の呼吸困難と、にせの呼吸困難を見分ける時の、参考の動画として勉強して欲しい。
 
人は、気管支や肺が全く正常でも、呼吸困難を感じることができる。これは、呼吸困難と呼ばれる。いわゆる、パニック発作の一種である。
人の肺は十分な量が用意されているので、本当の呼吸困難が起こるとすると、相当に肺のダメージが重症で、短時間で軽快する事は少ない。
 
実際の肺や気管支によほどの病気イベントが無い限り、呼吸困難は起きない。
しかし、呼吸困難感は容易に起きるし、すぐ軽快もする。
呼吸困難感は、単に、脳が苦しいとかんじているだけなのである。
脳はどのような病気も作り出すことができる。
 
メリンダを演じている女優は、実際のパニックやヒステリー発作を見たかもしれないし、演技指導をうけたかもしれない。メリンダ役の女優は、すばらしい演技力で、呼吸困難を演じている。女性が病気を理由に、男性から逃げる時に、呼吸困難を演じることは有効な手段だ。
 
このようにストリーのなかで、メリンダが突然に呼吸困難になったため、同棲相手の男性は、びっくりして、急いで救急病院に駆け込む。彼女は病院につけば、すっかり症状は良くなっている。それでも、診察した若い医師は、あれこれと、メリンダの体をさわりまくる。
結局、このストリーの最後では、メリンダはこの医師とも、関係をもつことになるのであるが・・・。
 
日常的に、健康な女性であれば、呼吸困難など起こるはずがないが、パニック症状としての呼吸困難に悩まされる女性は少なくない。
不安をかかえていたりすると、突然、呼吸がくるしくなる人がいるのだが、呼吸のしくみを学べば、安心できるかもしれない。他の不安の元を解決するのが良いのである。
 
男性は、動きまわれる女性の呼吸困難を見た時には、おかしいなあーと考えて、その時は、女性を落ち着かせるとかの取るべき態度を考えて欲しいものである。
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