STAP騒動を調整する人の資質には、文系のセンスと、理系のセンスの両方が要求されます。

私は、小保方さん気の毒路線で、このブログを書いていますが、抗争が起きれば、戦う者同士には、どちらにも哀愁が漂います。
涙の小保方さんを見るのも悲しいですが、反論する技術研究者層の人々の必死な様子にも、心を打たれます。
 
日経サイエンスも、毎日新聞の記者も、すっかり、このkahoなる技術研究者側について、徹底した小保方さんバッシングの書きっぷりでした。
 
記者らは、取材を続けるうちに、あるべき研究の姿を熱く語るkaho氏に感化されたと思います。
同時に、記者たちは、取材を続けるうちに、いろいろな理研内部の確執が、見えてきたと思いますし、小保方擁護の気持ちも湧いてきたと思います。しかし、親元の出版社の方針やら圧力がかかり、一貫した小保方批判で書かざるを得ない状況だったのではないかと・・・???。(当然、個人的意見ヨ)
 
たまたま、本日のネットの動画で、猫にベットに居座られたフレンチブルの子犬が、必死にねぐらを取り戻そうとする様子が流れました。
 
戦うことは、動物の本能です。肉食の動物は、餌を得るため命をかけ、その時に重大な怪我を負えば、死ななくてはなりません。
 
命がけで餌を狙う動物と同様に、人間同士も宿命的に競争します。
そして、他人が戦う姿を見て、人々は、勇気をもらったり、逆に泣かされたりと、いろいろな感情を味わうものです。
 
ネットで動画が、自由に配信される時代を背景に、今回のSTAP細胞をめぐる科学者同志の争いは、劇場型で再現され、強く人々の興味を呼びました。
 
普段、人々にとってはなじみの薄い、万能細胞関連の有名な学者たちを集め、記者を相手に、生の声で、瞬時の判断を聞かせる機会は、一般人にとっても興味深いものでした。
 
調査委員会の結論は、反小保方路線で固まったため、彼女にとっては大変、厳しいものでした。とにかく調査委員が、ESすり替えで固まっているのですから、それ以外の可能性については、全く検討されず、たくさんの問題点が残りました。
 
今後も、万能細胞をめぐる新発見は、世界的に続くでしょうから、そのたびに、今回おきたSTAP騒動が蒸し返されると思います。
 
今回の騒動は、外の一般人が、同じ研究所であるはずの理研内で、派閥的な対立が大きいことを知る機会になりました。神戸CDB 対 CDB以外の理研との間の対立図です。
 
神戸CDB発の論文は、すぐ反CDBの内部研究者に問題視され、反証実験にさらされ、短期間で撤回を余儀なくさらされました。
 
人が集まれば、どこにも競争は起きます。特に研究所では、名声、ポスト、派閥、学閥をめぐる壮絶な争いは、半端ではないでしょう。技術者同志は、お互いの理論を競い合って、その主張を譲らないでしょう。
 
そうした学問的、派閥的争いが起きた時、調整する人がいることは、組織にとって、とても大切なことです。調整する人の資質は、文系のセンスと、理系のセンスの両方が要求されます。
 
優秀な人なら、きっと、その両面をこなすことができそうな気がします。
調整のための組織は、研究所にとって、とても、重要なものになると思います。

理研内の調整部署は、コンプライアンス室と呼ばれるところのようですが、こうした部署に、優秀な事務の方がいることが大事なのではないでしょうか?
この人は、科学的な論争をある程度、理解ができないといけないと思います。
 
事務職は、何が、学問的に問われているのか?何が矛盾するのか?技術者同志の言い分を聞いて、両者を説得し、内部で丸く治める資質が求められます。
 
今回は、そうした中立の調整がうまく機能していないと思います。
外の人なら、中立で判断できるというのは、難しい科学の世界では、あてはまらにと思います。

検体すり替え、窃盗、データ改ざん、実験妨害を含め、内部の人間が何をしたかが、最後が問題になるからです。こうした問題は、必ずしも外部に出なくても、内部的に調整される方が、真実に近づくと思います。

若山氏と一緒にキメラを作った大学院生の証言、公開RNA遺伝子データの出どころ、解析検体の正当性など、小保方氏の人権を守るための調査も、平行して発表されなければなりません。
小保方氏ひとりの責任で終わらせようとしては、いけないと思います。
 
中立性にたつ内部の人間による調整がうまく機能しないと、今回のように、個人のミスで片づけられてしまいます。 そして、誰かが泣く泣くあきらめたり、人権を傷つけられたり、訴訟騒動になってしまいます。科学界にとっても、損失になります。優秀な人が集まらなくなります。
 
今回、多くの人々が、STAP騒動の行方をウオッチしていました。しかし、調査委員会の結論は、多くの疑問に答えず、とても歯切れや後味の悪いものになっているのです。
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

トラックバック