何か、そうした大きな力がないと、このNHKのSTAP番組だって、作れなかったと思うのです。

昨日、ネットでSTAP捏造を扱ったNHKの番組録画を見ました。
 
放映された時点では、この番組が作られたことは知りませんでしたし、テレビも見ませんでした。しかし、後で、この番組の内容が問題視され、いろいろな評判が立ち、私も見なくてはいけないなと思ったのですが、正直言って、気が進みませんでした。
 
私は、笹井氏が登場する映像は見たくありません。
もっとも見たくないのは、精神科の主治医でしょう。今も、この主治医は、ずーと落ち込んでいるでしょう。
精神科の先生たちから、患者が自殺すること位、落ち込むことはないと聞きます。
 
笹井先生とは、一切の面識がない私でも、在りし日の笹井先生を映像で目にするのはつらいですね。それで、笹井先生の録画は、見たことがありません。
 
笹井先生は、情報によると、学会のレセプションなどで、バーテンダー役を務めたりと、幅広くフレンドリーな人であったとのことですが、恐らく、ご本人はお酒を飲めない人であったのではないでしょうか?エンターテイナーは、孤独な人が多いですよね。
 
とにかく、愛想が良くて、いつも元気な人というのは、危ないですヨ。心の裏の顔があります。
いつも、がんばっていて成果をあげるものの、ご本人は、疲れるのでしょう。
1人になると落ち込むところがあるのかもしれません。
 
このNHKの番組は、笹井氏の自殺のきっかけとなったのではないかの憶測があります。
 
だれも、笹井氏の内心はわからないですが、小保方氏とのメイルのやりとりが読みあげられた映像部分に、笹井氏がショックを受けたのでは・・・?の推論があります。
 
しかし、両者のメイルは、若い研究者と指導教官の枠に入ったものであり、小保方氏にとっては、尊敬する笹井先生であったと思います。
 
有名人の男女の関係などは、一般人が考えたら、むなしくなるものです。
そこに興味を感じても、何も持っていない自分がみじめに思えてくるだけです。
 
私は、その部分より、むしろ、仲間のはずの他大学の教授が集まって、小保方論文を批判している映像が、笹井氏が落ち込んだ原因ではないか?と感じました。
この映像部分に、笹井氏はずい分と傷ついたのではないか?と思いました。
 
教授たちは、学会で会えば、お互いににこやかに挨拶をかわす関係者同志でしょう。
お互いに、相手の研究の発展性をほめあい、昨今の若い研究者を批判したりと、表面上は、仲良く盛り上がる仲間同士だったのではないでしょうか?
 
笹井氏と面と向かった時に見せていたにこやかな顔とは全く違う教授たちの顔を、笹井氏は画面に発見しました。教授たちは、皆、一様に、小保方論文、ひいてはそれを指導した笹井氏自身をけなしていたのです。
これを見ることは、笹井氏にとって、つらいものであったと思います。
 
ところで、NHKは、どうして日本中の学者を1か所に集めて、この映像を撮れたのでしょうか?なぜ、学者たちは、一様に、小保方論文をけなしたのでしょうか?
 
ネイチャーに載ったとはいえ、書いたのは30歳そこそこの女性です。ベテラン教授から見るとははーん、ここ、ごまかしな!とか、ここミスだな、と透けて見える部分が多かったと思います。
 
当時の教授たちは、画像にミスが多いよね、とか、この部分は笹井先生独特だから、ここ彼が書いたかもねとかで盛り上がったと思います。
 
映像が公開されることを前提にすれば、参加教授たちの最後のコメントは、お世辞となり、論文には新規性がありますね、とか、若いのにがんばりましたね!となっていたのかもしれません。
 
この検討会では、もっと、さまざまなことが議論されたはずです。そして、最後の結論はSTAP肯定だったかもしれません。捏造だね!とかは、絶対にならなかったと思います。
しかし、映像は、その後のコメントをカットしました。
 
教授たちが結論を導く過程で、各教授が論文の不備について率直に語った部分のみ、映像に残したのです。
そして、視聴者がとんでもない論文だと印象を持つような部分のみ、映像として使われてしまいました。
これこそ、マスコミによる、恣意的な世論誘導なのではないでしょうか?
 
恐らく、この時に参加した教授たちは、こうした扱われ方をされるとは予想していなかったのでは・・・と想像します。
その後、彼らが、笹井氏の自殺を聞いた時には、本当にショックだったと思います。
 
この番組を見ると、やはり、全国的に広がっていた神戸CDBをつぶせ!の風潮を感じます。
 
もし、今後、神戸CDB発の論文が次々と人気となり、神戸CDBは、手技的、知識的に未熟な若い研究者が活躍できる研究所となり、お金もついて、日本でトップの研究施設になってしまうことは目にみえています。それをささえるのは、京都大学の知性です。
 
東大などの超一流大学は、文系に多くの逸材を送りこんでいて、官僚や政治家間に同窓の輪があります。(余談 医学系では、鉄門会という最強の医学界の同窓会があります)。
 
理研の改革委員会のメンバー、日本分子生物学会は、京大君臨たたき、神戸CDB肥大化たたき、など、派閥と学閥の粋を集めて、小保方たたきをしたのだと思います。しかし、それが度を過ぎて、一般人の反発と不信感を買ったと思います。
 
何か、そうした大きな力がないと、このNHKの番組だって、作れなかったと思うのです。
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

トラックバック