目の前で、肩がこって大変なんですと、言う姿勢は、肩にとても力が入っていたり、首に負担をかける姿勢をとっている。

いろいろな場所へ企業検診に行くと、そこで、働く人のいろいろな環境を見ることができ、それは、私にとっても勉強だ。


この競争の世の中を反映しているのだろうが、長い時間、働いている人が多い。
特に、ネットをつかった業種に、遅くまで働く人の多い印象がある。この業界は、競争が激しく、常に今を追う必要にせまられるからか?


長い時間、ネットにはりついて、画面を見続けていなければならないため、肩がこる、目の奥が痛い、頭痛などの訴えが多い。目の前で、肩がこって大変なんです! と言う姿勢は、肩にとても力が入っていたり、首に負担をかける姿勢をとっている。


問診票などにも、そうした自覚症の項目があるが、受診者は、こうしたことを必ずしも書かない。受診者にとって、公に書き込みたくはないのだろうと思う。
多分、人に知られず治したいとおもうのだろう。

それで、企業検診の際、受診者から、整体が良いか?という質問を受けることがある。
私の答えは、気持ち良くてリラックスできれば、良いでしょうと答えることにしている。 
人は、楽しい思い、楽だと感じるひと時を持つことは、とても大事なことだ。


しかし、私自身は、整体治療をしたことが無いし、体にさわられるのはいやだ。
なによりも、整体士の看板や書き込みを読むとわかるように、整体士は、医学的な事実ではない御都合主義の言葉を言う。


でたらめな健康指導やサプリなどを勧める整体士もいる。うつが治すとする拡大治療効果も目にあまる。

結局、整体治療というのも、かなりの暗示効果を狙っているのではないと思う。良い評判を演出することで、人を暗示に誘う。
暗示を信じることの無い人は、整体治療へ行くより、ゆっくりとお風呂につかる、温めて血流を増やすと疲労物質が分解する。


整体に言って、楽になるならそれも良いのだが、そこで、間違った事を吹き込まれないで欲しいと思う。
整体士の手技は、独り歩きをしている。学校検診の場で、せっかく、軽微な側わんをみつけても、行く先が整体者であっては、もともこもない。

成長期の人の側わんがどのような経過をとっていくのかについては、経過を見ることが大事だ。成長期が終わるまで、経過を追って観察をしなければならない。

成長期が終われば、側わんの治療は、不可能になる。
こうした判断は、経験の多い医師でないとできないだろう。
今の状態の背骨でなく、今後の進展状況で判断するのだ。もんだりするのは邪道である。
マッサージなどでは、治療効果が期待できるものではない。0脚や、x脚などもしかりである。


高齢者であれば、整体が本当にその人の役に立っているかどうかは、もっと複雑だ。
骨盤を矯正しましょう、背骨を矯正しましょうとする整体者の言葉は、医学とは別者だ。

学校検診で、側わんを見逃したなどと、親とトラブルになることがあるというが、発見された学童の側わんが、どう管理されているかを、学校の先生たちも、スキルを身につけてほしいと思う。
早期発見、早期治療とは、別の考え方である。


検診時には、体の痛みを訴える受信者が多いが、体が痛い時、薬でごまかすは良くないよ!とも言う。
薬は、筋肉が反応して痛み物質を出して、修復しようとする(炎症が起きる)ところで、強引に炎症物質を抑えるから、筋肉は治すためのきっかけを失ってしまうヨと説明する。
多くの若い人は、それで納得する。


こうしたことを、高齢者に言っても、理解は今一つだ。貼り薬をはると楽になると言う。
その貼り薬が危ないと言いたいところだが、相手の理解度を考えると、言うのを躊躇せざるを得ない。


痛いということは、体への負担になり、体を鍛えたり、リハビリの時には、やむをえないが、望ましくは無い。
体への影響は、短期的な効果と、長期的な効果は、違う。
しかし、整体治療で痛い思いをしたら、それは良くない事が多い


こうした体への負担は、薬も同様である。良薬は口に苦しという言葉があるが、苦いということは、体が反応している証拠であり、それが本当に体に良いかは別物である。

テレビや新聞の薬の広告や、漢方の説明は、ご都合主義である。


漢方薬で、症状が出たりすると、毒を出すために必要な現象だ!などとの説明があるが、これはとんでもない間違いである。

確かに、最初に薬に反応しても、それを飲み続けると症状がとれることがある。これは、毒がでて薬が効くようになったからではなく、体が調節をしたのである。
薬剤への調節の機序は、必ずしも解明されてはいないが、薬を感じ取る部分が、変化していくことが考えられる。薬を分解する能力が変化したりすることも考えられる。


しかし、体は、薬の調節し続けてくれるわけでは無い。
調整が狂った時には、薬の副作用が重症化し、時には死にいたるような副作用になることがある。基本的に、その薬がどうしても必要なモノ以外は、その薬は止めた方が良い。


先日、漢方薬局の看板で、漢方薬は、体にとって異物なので、それを排除しようと、免疫反応が高まるのです、と書かれていた。

漢方薬は毒であると言っているのであるが、漢方薬は効かないということへの反論かもしれない。

しかし、この説明はやはり、危険をはらむものだ。もし、毒が効き過ぎたら、困るのではないか・・・との質問を浴びたら、どう答えるのかな?である。

まあ、そうした時には、漢方薬お得意のご都合主義で、
「いや、毒というまでには至りません。体を活性化させて、異物の排除だけに効果があるのです。」
とかの説明になるのかもしれないが・・・。


副作用が多くても、治療のためには薬を続けなければならないことがある。
こうした薬のひとつに、エイズの薬がある。細胞内に感染したエイズウイルスを殺すためのエイズ治療薬であるが、細胞へ作用するだけあって、肝機能障害や、皮膚の発疹などの頻度が高い。


しかし、それが重症化しなければ、エイズ薬を継続する。エイズ薬とは、細胞にとって毒性があるため、体も反応するのだが、調整がうまくできるようになれば、副作用が悪化せず、治療効果が期待できるようになる。


整体も薬も、体とのかかわり合いで、その評価は変化する。


体がどう感じ、体にあっているのかは、他人のアドバイスより、個人レベルで、効果効能を自覚できるかどうかをスキルアップするのが、最後まで重要だ。
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