小保方氏は体力を回復して、一般人サポートを増やしながらの世論作戦で戦うなどが、できたらなあと思うのである。

告白本には、小保方氏が自らの健康状態をどのように書いているのか、そしていかなる治療を受けていたのかが、私は興味深かった。

彼女は、心身が消耗し、戦うべき時に戦えなかったわけだが、女性ではそうしたことは起きやすいと思う。

周りの多くの人に迷惑をかけている、とんでもないことをしてしまったとの後悔で心が一杯になると、(男性と比べて)小さい心と体しか持たない女性は、溢れる悲しい感情で、まともな心身がのっとられてしまうだろう。

戦う体力がないというのは、本当なのだと思う。女性は少ない脳力と体力で生きている。その証拠に、すべてのスポーツにおいて、男性の方が優れているではないか?女性の心と体の脆弱性は、男性は理解できないことかもしれないが・・・。

告白本発売までの間、小保方氏が発言をしなかったことが、今となってはマイナスだったかもしれない。

小保方氏の気持ちとしては、周りには一緒に研究した仲間もいるし(証人がいる)、混入など考えたこともないのだから、誠意をもって対処すれば、誰かが助けてくれるかもしれないと期待するのは当然だ。
だから、理研指導者から言われるままに、小保方氏自らは情報発信をせず、上からの一方的指示に従ったのだと思う。しかし、誰も、助けてはくれなかった。これはないだろう・・・。

小保方氏は精神科の治療を受けていたのだが、精神科の医師がどの位、彼女の心を救うことができたのか、彼女が受けた治療をどのように評価したのかは、私は注目した。しかし、告白本にある限り、治療効果は薄かったようだ。

一次調査委員会の頃の小保方氏は、寝る、食べるがもはやできなくなっており、日常の生きるための最低行為が悪化し、戦えるような状態ではなかった。

小保方氏は、母と一緒に神戸の病院に行き、睡眠薬と抗うつ剤を処方されたようだ。しかし、彼女のうつや不安状態の原因は、STAP騒動であることがはっきりしているのだから、薬剤は効果が薄いと思う。薬で治るような状態ではないのだ。

実際に、こうした薬を使用することで、思考がまわらなかったり、日中、ふらふら感で悩まされたりして、目がかすんで、心身はまずます弱ったりする。

さらに、抗うつ剤は、胃腸症状がでくることでも有名だ。原因のはっきりしている症候性のうつは、薬剤はできるだけ少なくが、望ましいと思う。

薬より、医者は、とにかく、患者(小保方氏)の気持ちに沿って、
「STAP信じていますヨ。私の周りの人も皆、STAP信じていますヨ。STAP無いと言っているのはマスコミだけですよ。信じちゃだめですヨ」、
みたいところで、STAPあるある作戦が、治療効果になったかもしれない。

実際に、どのような診療内容だったのかは告白本にはくわしくないので、残念だが、小保方氏が医者にかかることを楽しみにしていない様子は明らかで、あげくのはて、受診をやめてしまっているのだ。

メンタルな病気の場合は、医者と話すことを楽しみにする患者は多い。
現実の日本の診療は短時間で終わり、じっくり話を聞いてくれる体制にはない。
「では、また、いつものお薬でね。」で、短い診療時間はおわってしまうのである。それでも、メンタルの患者さんは、医者と話しをして心が通じ合うことを楽しみにしていることが多いのだ。

告白本によると、小保方氏は、毎週、病院に行っていたようだ。担当医から、「必ず、この異常な事態は是正されるはずだ。」と励ましてもらっている。
告白本には、小保方氏が「そうですね」とうなずくものの、そんな希望はまったく持てなかった。と書かれている。

主治医も当然、治療に頑張ったとは思うのだが、患者(小保方氏)は本心を医者に話していない!ここは大事な点だと思う。

小保方氏が、「先生、私は、そんな風に思えないんです!」と医者に本心を聞かすような状態に、医者は持って行ってほしい。

小保方氏が、理研でいろいろ追及されている状況について、医者から、積極的に、ドクターストップをかけても良かった。

理研の行った一方的な調査など、結論を長引かせればよい。その間に、小保方氏は体力を回復して、一般人の味方を増やしながらの世論を盛り上げ、新たな作戦ができたらと思うのである。
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