小保方本が明らかにした新しい点は、若山教授の責任を強く主張していることと、再現実験で成功した!と言っていることです。

小保方氏の本がでてから、1か月半以上が経ちました。

本日たまたま、私がパソコンで見たテレビ録画は、1月28日放送分の日本テレビスッキリ!!の小保方氏の告白本発売のニュースでした。

発売直後ということで、コメンテイターの多くの人はまだ、本を読んでいないと思いますが、これを見ると、調査委員会が発表した、STAPはESだ!との説を、いかに多くの一般人が信じているかがわかります。

理研の発表は偏向していて片手落ちですし、専門的に権威ある理研の責任は重く、責任を問われるような問題です。

以前にも書きましたが、理研のES説は、検査検体が正当であるかの保証がなく、遺伝子検査では細胞の同一性を決められないとの大事なポイントが抜けています。

言えることは、「調査委員会が入手して検査した検体を用いた限りにおいて、STAP細胞の遺伝子とES細胞の遺伝子がきわめて良く似ていた。」
これだけなのです。
混入が問われる段階まで達していないのです。

テレビの出演者は、この大事のポイントを指摘していませんでした。
医師のおおたわ史恵氏がコメンテイターで出演していましたが、彼女は、丹羽氏も初期化(STAP現象)を証明できなかったなどと、間違ったコメントを言っていました。

小保方本を読んでいないのは仕方ないとしても、理研のホームページに載っている実験結果をおさえていないのだなと、がっかりでした。

スッキリ!!の解説委員も、STAPはESであるとの立場で、小保方本には、なんら新しい情報は無いとか言っていました。解説委員のあなたは、新しい情報を読み取れていないだけなのですけどね・・・。

小保方本が明らかにした新しい点は、若山教授の責任を強く主張していることと、再現実験で成功した!と言っていることです。そして、大事な点として、理研内で渦巻く職員たちの画策の行動を、明らかにしたことではないか?と思います。

彼女自身は、なぜ、理研からもマスコミからも、こんなに責められるのか?なぜ、上司は助けてくれないのか?と、答えが無いまま、苦しい毎日を書いているのですが、この記述は、そのまま、画策する職員の行動を記録しているのです。

小保方氏自身は、答えが無いまま大事な行動記録を残しました。

小保方氏が、職員が画策する理由についての情報を得ることができたら、彼女の苦しさや、戸惑いも、少しは解消できたのではないでしょうか?敵が目的を持った行動をしていることを知れば、対抗対処をみつけやすいでしょうから・・。

私はこのブログで、理研組織説を展開しているのですが、理研の中にいた人であれば、理研内の階層間の駆け引きや陣取り合戦の歴史なども、見聞きしていたのではないでしょうか?

こうしたお局様的な人から、批判なり、アドバイスなどがあったら、小保方氏は、バッシングの理由のヒントを見出したかもしれません。

笹井氏にも同様に、組織からの圧力が強くあったと思うのですが、彼は、それをどのように感じていたのでしょうか?彼の自殺は、理研の闇に対する抗議の自殺だったのでしょうか?

こういう風に書いていると、外部から、証拠の無いものを言うな!と、おしかりを受けそうですが、小保方本には、理研職員からターゲットにされて苦しんだ様子が書かれており、理研内組織からの攻撃の証拠と言えます。

世の中の人は、専門家が集まる調査委員会ならフェアな判断ができて当然たと考えるでしょう。もし、その信頼が裏切られれば、人々の怒りは大きいです。
理研の判断が、フェアでなく偏向したものであったことは、この先、検証されるべきものなのです。

権威あるもの、尊敬されているものは、人々の信頼にこたえなければいけません。

同時に、人々は、権威あるものをウオッチして、権威あるものが、その立場を利用して暴走しないように見張りが必要です。

戦前のように、権威あるもの(国)が偏向していたら、人々はその被害を受け、(戦争で)苦しみます。今回の小保方氏が、そうであったように・・・。

小保方氏は、ご自身のブログを立ち上げて、調査委員会裁定がいかに偏向しているのかを、一般人向けに知らせていくことが、今後につながるかもしれません。
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