成果を別にして、小保方氏の戦う手法が、研究界に新たな価値観を持ち込むことになれば良いと思う。

これは外国の研究所に留学した日本人から聞いた話であるが、この日本人研究者は、そこの研究所の教授職のある学者同士が、すごく仲が良いと思っていたところ、実は全くそうでないことが後でわかって、びっくりしたというのがあった。

この二人の教授同士は、実は犬猿の仲であったのだが、しばらくたたないとわからなかったそうだ。

頭の良い人たちは、権謀術策にたけており、常に深慮、遠慮に溢れた発言をする。こうした人でなければ、研究職の教授にはなるのが難しいということだろう。

小保方氏の告白本にも、若山氏と笹井氏の間で、腹の探り合いを思わせるような記述がある。以前のブログにも書いたと思うが、若山氏のレター論文のシニアオーサーとして、笹井氏が加わる事を、小保方氏が聞かされた時、小保方氏は、「ええー?若山先生は本当にそれで良いのか?」と思って、若山氏に確認の連絡を取っている。
このメイルに対して、若山氏からの返事は、謎めいている。

女性にとっては、男性心理は想像しにくい。女性が抱くであろう疑問を、男性は予想できてしまう。その結果、女性をはぐらかすために、あえて意味深な言葉を吐くのである。

こんな部分もある。小保方氏が笹井氏にじっくり論文をチェックしてもらったおかげで、論文がネーチャーに通過した時、若山氏が「僕の論文も見てもらえば良かった」と言った。若山氏が強いライバル意識を笹井氏に抱いたと思うが、ライバル意識を、若い小保方氏に気づかせないために、あえて「僕の論文も見てもらえば良かった」と発言した・・・。

他人に気づかれないように素直な人を装って、研究者同士で、実は激しく攻撃しあうことがあるだろう。ほめ殺しという手もある。
とにかく、頭の良い人たちと付き合うには、相手の瞬時の表情の変化や、言葉として出てこないニュアンスを感じ取る必要があると思う。

日本で女性研究者が少ないのは、男女で思考が異なることからくる影響があるかもしれない。つまり、相手の意図が読めないのだ。

しかし、つらつら思えば、頭の良い研究者に限らず、言葉が心と違うのは、男性にはありがちな思考なのだと私は思う。仕事を持つ男性は、まずは建て前を大事にし、心と言葉は、やはり微妙に違うような気がする。

一方、女性は、ここまで隠すことは無い。頭の良い人でも、女性なら、その人の考えていることは、表情や言葉に表れている。告白本に書かれた大隅理事長(女性)の声明文も、ひどくストレートで無駄な表現がある。

小保方氏も、男性並みに建て前を大事にする人であろうが、さすがにこれだけ追い詰められると、憎い相手に対してはストレードに批判している。

しゃべった言葉として告白本に書かれてしまった人たちの言葉の内容は、公言してほしくないものであったりである。

例えば、
若山氏が山梨へ栄転した時のお別れ会で、若山氏が、山梨の次の就職口をさがしていますと言った(もっと、有名大学の教授職をめざしたい)
若山先生は、ストリーにあう方だけ、データに採用しようと言った。
若山先生は、そこまでしてご自身を守りたいのか?

その他の人の例では、Kaho氏は、勤務時間中に、ネット検索で他人の論文のあらさがしをしている。
須田氏は、善悪を決めるのは須田氏自身であるかのように思っている。

こうした発言を吐いてしまうことは、一見、女性に不利なわけだが、長い目で見れば、世間はバランスの調整になるのではないか?

男性のライバル意識をそのままにしておくと、すごいことになることがある。男性教授職同士、お互いにほめあって、相手を必要以上に持ち上げ、持ち上げられた相手も、負けずに持ち上げて返すことがある。見ていてみぐるしいものである。

そもそも、女性はこれだけ、他人から持ち上げてもらえる機会は無く、攻撃されたら、同じく攻撃で返す場合が多いと思う。

名誉棄損を受けた場合、訴訟に持ち込んで、戦うというやり方が普通であるだろう。
STAP騒動も、なぜ、立ち上がらないのかの疑問を吐く人もいる。
今回の場合、名誉棄損が著しいわけだから、男性なら、訴訟行動を起こすかもしれない。

しかし、前回のブログで書いたように、警察による調査がさらなる悲劇的結果を生む可能性もある。苦しい研究者の実態があからさまになる。そうした追及の仕方は、小保方流ではないようだ。

研究の世界は、頭脳明晰者の集まる激しい競争の社会である。注目される成果を上げれば、その時から自らを守るための戦いが始まる。どのような攻撃を受けても、受けて立たなければならない。ストレートに戦うだけでは済まない理不尽な攻撃もある。

競争には敗北者も犠牲者も出る。ケガを引きずるライバルも出てくる。この競争をどう戦うかは、不戦勝で退くかも含め、戦う研究者自身が決めることだ。

小保方氏には、小保方氏の戦い方があると思う。成果を別にして、小保方氏の戦う手法が、研究界に新たな価値観を持ち込むことになれば良いと思う。
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