日本の政治家は、憲法改正をして、戦争する権利を、国民から政治家の元に移したいのだ。

今日は、オバマ大統領と、トランプ氏の会談があった。
「私たちは初めて会った」と彼らは言っていたが、選挙戦では、それこそひどい関係であったし、互いに悪口合戦をしていた。

それでも、選挙後は、建て前にのっとって、記者会見では、オバマ大統領はフレンドリーであった。
政治家は民意を大事にするのは、大事な姿勢であろうから・・・。

会談は、当初、最初のあいさつ程度と考えていたとのことだが、実際は1時間以上であった。
会談はうまく進んだのだろう。

トランプ氏の態度も謙虚であったようだし、記者会見の言葉も常識的であった。
オバマ大統領から差し出した握手の様子も、印象は良かった。
これからも何度も会いたいとの言葉も、ほっとさせるものがあった。

トランプ氏の謙虚な態度という点では、ライアン下院議長と一緒の記者会見では、もっとめだっていた。
ライアン下院議長は、机に手をのせて体をのりだして主張していたが、その脇で、体の大きなトランプ氏は控えめに座っているという雰囲気であった。このテレビ映像の存在感の主役はライアン下院議長であった。
こんなにかわいく神妙なトランプ氏の表情を見るのは、初めてだ。

ライアン氏が今回の発言をした1時間後、トランプ氏は「ライアン議長の計画を直ちには支持できない。将来もしかしたら、一緒に仕事ができるだろう」と応じたとのことだ。トランプ氏は、やや、神妙すぎたと感じたのだろうか?

移民問題について記者から聞かれた時も、トランプ氏の答えはなく、慎重になっている様子だ。
これまでのトランプ氏の言葉は、スピーチライターが書いたかのような優等生的発言であったが、本人の本音も部分も多いと思う。
今の彼は、大統領としてきちんとこなしたい、弾劾裁判でやめさせられることは避けたいと思っているだろう。

現時点では、トランプ氏は場に慣れないこともあり、当選後のこれまでの言動はまずますだったようだ。
今後の展開は、読みずらいだろう。

日本も、中国や東南アジアに仕事をとられ、老いた国の不景気に悩んでいるが、国内を強くするとの方法論をどのように実行させるのか?、共和党政策が参考になることがあるかもしれない。

但し、トランプ氏の発言に乗じて、日本では、自国を守るのは自国民として当然などの発言が出てきている。こうした政治家の発言は警戒が必要だ。

政治家とは、本来、国内、国際社会を問わず、あらゆる主導権を取りたい人たちなのだ。
日本は、戦争を拒否する権利を国民が持っている稀な国であると思う。

だから、日本の政治家は、憲法改正をして、戦争する権利を、国民から政治家の元に移したいのだ。
そうすれば、政治家は、しっかりとした国の統治権を獲得できたと感じることができるのだろう。
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