反トランプデモが続いているようだが、今後はどうなっていくのだろうか?
ある映画監督が、トランプタワーを訪問して、受付にいたごっつい体のボディガードのような男性を、SNSに流しているそうだ。彼は、トランプ大統領を、絶対に許せないのだろう。
この監督のような人は、トランプ氏がミスしたり、落とし穴に落ちる機会を、執拗に追おうとするのだろう。
選挙中のトランプ氏は、実行不可能なことを言ってしまって、その後、その公約を無視すれば、今度は、大衆をだましたという、新たな批判が加わることになり、大衆からの攻撃ははますます強くなるだろう。
一般的に、政治家は選挙戦で多かれ少なかれ夢物語を語るものだが、今回のトランプ氏の選挙公約は、元々、机上の空論のようなものが多い。だからこそ、マスコミは、こうした扇動家を、大衆は、いざとなったら選ばないであろうと予想した。しかし、事実は違っていた。
トランプ氏に投票した人たちは、本当に、トランプ氏が公約通りに、アメリカ国内の一般労働者を守る方向に動くことを期待しているのか?労働者たちは、暮らしが良くなるかも・・と期待して待っていてくれるのは、就任後のどの位の期間なのであろうか?
最初の短期間で、そうしたことにはならないだろうと気づいた大衆は、次々と、うそつきトランプとわめき始めて、早々に騒動を起こし始めるのではないか?と心配だ。
そもそも、トランプ氏が共和党の指名戦を勝ち抜いてこれた理由のひとつに、マスコミが彼を持ち上げた影響があるらしい。誰もが新しいものが好きだろうし、スキャンダル的なものに惹かれるのだ。マスコミは、選挙戦をおもしろくしたいのだろう。
夫人が年をとれば、次に若く美しい女性に取り換えていく。元妻には十分の慰謝料を支払い、円満解決とし、それを繰り返す。娘が美しく聡明で、有能な実業家であると自慢する。
トランプ氏の周りに集まっている美しい家族たちが醸し出す上流の暮らし、こうしたものは、一般人が思わず見入ってしまうものだ。そうした見せびらかしのような行為を、トランプ氏は何十年も行ってきたのだ。
トランプ氏の豪華な生活ぶりは、一般アメリカ人の憧れをあおって来たと思う。
トランプ氏は、男の本懐のような生き方ではないだろうか?
しかし、同時に、それは人々の激しいジェラシーの対象でもあり、彼への非難が始まったら、トランプ家族は、それぞれ人としての名誉を失い、その豪華な暮らしぶりもろとも、とことん壊れてしまうかもしれない。
資質の無い大統領としての見せしめになったら、痛々しい。
選挙公約を守らない嘘で権力を勝ち取った男トランプは、こらしめなければいけないとの、大義名分があるから、大衆は反トランプ活動をしやすいのだ。
トランプ氏が公約を実行しないことが明白になった時、(最初から、わかっている人たちも多いだろうが・・・)、トランプ氏に対する反発がもりあがり、アメリカの社会不安が高まると思う。
そうなると円高となり、日本の不景気にますます、拍車がかかる。
社会不安が、相当にすごくなる危険があり、林真理子的に言えば、“下流の怒り”がアメリカを支配する。
つまり、トランプ氏は、資質も実績も無いのに、最初から権力が欲しくて、大衆をだました!となる。
トランプ氏への政治的攻撃は、父の代から積み上げてきた財産に対する攻撃、家族に対するいやがらせの激化につながるだろう。
暴動する職場デモ、国会デモが毎日のように起きてくるかもしれない。テロがあるかもしれない。
トランプ氏の家族たちは、外出できない状態になったり、トランプ家の商売そのものに重大な損害がでるようになるかもしれない。
イバンカさんは、ご自身の名前のついたブランドを立ち上げているらしいが、そうした商品への不買運動、いやがらせなど、商売をしている人たちを困らせるような手段は、いろいろにあるだろう。
商売がうまくいくには、それを利用していれる大衆が必要だろうから、この大衆からいやがらせを受けるようになったら、実業家はひとたまりもなさそうだ。
選挙期間中、おもしろがって、トランプ家族をちやほやしてきた人たちは、手の平を返したように、トランプ家族を攻撃し始めたいのかもしれない。金まみれの豪華な暮らしは、大衆の強い反発とジェラシーがある。
大衆は、最初はちやほやとほめておき、トランプ家族をひきづり下ろしたいのかも・・・。生涯、一度も権力を手にすることのない多くの人たちは、権力者の陥落を見て楽しむのだ。
マスコミもそれにのるだろう。
朴政権も、突然、変なことになってしまった。政治家によって政治のブレインは必要だろうけど、大衆が非難し始めると、とてつもなく大きく膨れ上がる様を見る思いだ。
トランプ氏が、政権移行チームの準備として、家族の中から四人を選んだとの報道があったが、これも、政治をよく知らない人が犯す落とし穴みたいなものではないだろうか?
トランプ氏に政治家の経験がないということは、ミスや落とし穴を避けるということができないというなのだろう。
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