有名人になると、プライベートが無くなる。
権力者や金持ちの話は、一般人の興味をひくし、うらやましがられる。しかし、それだけでは終わらない。
多くの人のジェラシーの的になるし、プライベート生活が犯されたり、人格や名誉を傷つけられたりしかねない。財産を失うことにもなりかねない。
だから、有名人や人気スターは、豪華なライベートをあまり暴露しない。
そうした中で、トランプ氏は、、一般人をうらやましがらせることをずーと行ってきた。
自らが権力志向の頂点としてめざしたものが、大統領であろう。
今後、彼の時代がどのような形で始まり、そして何で消えていくのか?
今、そのシナリオを書くのは、とても難しい。
今後、彼の周りのどの人が傷つき、どんな事件が起きるのだろうか?
トランプ氏は、自らが求めるままに夢を追及しているのだろうから、彼自身はそれでよいだろう。
しかし、トランプ氏と一緒に、夢の片棒担ぎをしている家族はどうだろうか?
プライベートを暴露され続けているトランプ家族たちはどのような気持ちなのであろうか?
まず、メラニア夫人であるが、選挙戦の演説で盗作を指摘されて、まず、だいぶ傷ついたであろう。
夫人は最初、自分が書いたといったが、後になって、他人(ライター)によってその言い訳すら否定されてしまった。
この事件は、彼女にとって最初の大いなるつらい経験になった。
かつてのモデル時代、ヌードになって、雑誌の表紙をかざったことも、今となっては後悔しきりというのは、間違いないだろう?
もともと、彼女は人前にでたがらないとの話を聞く。
大統領就任式などでは、登場するだろうが、ファーストレディーとしては、活躍は最小限になるような気がする。
彼女の経歴を考えると、夫が大統領になったことは、夫人にとってはうれしいことではなく、大統領公務は試練となりそうな気がする。
だから、悪口を言われながらのファーストレディーとしてふるまわいは、彼女のメンタルヘルスにはマイナスだろう。
メラニア夫人には、男児がいるようである。
勝利宣言の時に、舞台にいた小学生くらいの白人の男の子のバロン君である。
ネットでは、天使のように美しいといわれた彼である。
この舞台上にいた、彼の表情も興味深いものだ。
少なくとも、映像でうつる限り、彼は笑ってはいないし、喜んでもいない。無表情なのである。
この無表情は、彼が何も考えていないという状態ではなく、その逆に、考えすぎて、どんな表情や行動をとってよいのか、幼い彼にはわからなかったといったところではないか?少なくと、彼は嬉しくないのだと思う。
バロン君は、周りの家族たちが、はしゃいでいるのを見ているのだろうから、彼自身も、舞台上ではしゃいげば良いのだが、それができなかった。
それが何故か?の疑問を解くカギとなるのは、彼は母親であるメラニア夫人と、どのような会話をかわしているのであろうか?である。想像に過ぎないが、バロン君は悩める母親を見てきているのではないのだろうか?
玉の輿のような人生である母親は、マスコミにこれ以上暴かれたくないと思っているのかもしれない。
プライベートタイムの母親は、バロン君の前で、大統領夫人を喜んでいないかもしれない。
困惑するメラニア夫人と似たような不安な感情を、バロ
ン君自身も持っているのだろう。
これからどうなっていくのか?子供心では決して解決できない不安な状態でいたのかもしれない。
それが、あの無表情につながっていたのかもしれない。
一方、イバンカさんは、手放しでトランプ氏の当選を喜んでいるように見えた。
恐らく、イバンカさんは、他の兄弟たちより、なによりもトランプ氏から最大愛されることを願ってきたと思う。
トランプ氏も、イバンカさんが成長してからも、彼女の体のあちこちに触れて写真をとらせ、彼女も父から触れらてることを喜んできただろう。
他の女性からもモテモテの父親を持ってしまった娘の宿命なライバル感情ではないだろうか?
イバンカさんの母親(元夫人)の気持ち、(他の人に負けたくない!独占したい!)、も一緒に、イバンカさんは引きずっているような気がする。
イバンカさんは、経歴、美貌でマスコミではいつも褒められる存在であるが、今後はその好意的な評価がどのように変わっていくのか、世論の変化を、彼女がどのように受け止めていくのか、人々は興味を持つだろう。
ダイアナ元妃は、世界から注目を一身に浴びたが故に、メンタルがボロボロになってしまった。
同じようなことが起きるリスクは高い。
トランプ氏の家族たちが人格攻撃を受けて、ぼろぼろにならぬよう、最大、気を配っていかなければならない重い仕事をトランプ氏は担ってしまったのである。
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