医者に胆石の経過を診てもらっても、がんの早期発見は難しい。病変が破壊的に進んでくると、初めて、(がんと)わかるということだと思う。

トランプ氏の問題行動は続いている。

トランプ氏は、ツイッターで、いろいろ発言しているが、先日も、共和党の幹部から「次期大統領として、周りの関係者のチェックを受けずに発言するのは止めてほしい」と言われたようだ。
トランプ氏の思い付きのSNS発信が問題視されているのだ。

しかし、彼はそれに応じる様子はない。彼は応じなければならぬ立場になったことを理解していない。

米国テレビでは、俳優が扮するトランプ氏がいろいろ問題行動を起こし、笑いをとる番組があるそうだ。
それに応じて、茶化されて怒ったトランプ氏がツイッターで反論した。
その後、その俳優もツイッターで反論したようだ。

こうした行動は、トランプ氏に勝ち目はない。
たった一人で、途方もなく大きな数の敵と戦わなければいけいない状況なのだから・・・。

トランプ氏は、彼の価値観から外れるものは、徹底的に貶めて排除しようとする。
つい、先日も、米国国旗を焼いたものは、市民権を取り上げるなどとの発言があった。

市民権を取り上げることができる立場になったトランプ氏であるが、こうした発言は、多くの人の反発を食うが、彼にはそうした自らの立場の変化が分かっていないようだ。

トランプ氏は、台湾総統とも電話対談をして、世界にひんしゅくを買った。
何が、台湾人を危険な状態に陥れる歴史的事件につながる可能性があるのかは、誰にもわからない。

台湾の知識人たちは、いざとなったら、米国にすぐ逃げられるための準備をしているとの話を聞く。
中国は、理由があれば台湾に軍隊を送れる立場だ。何しろ、中国にとって、台湾は自国なのだから国内問題なのだ。誰も、国際的に文句は言えない。

米国は、台湾と国交を持たない状態にしておくことで、台湾の独立を維持させておくという戦略なのだろう。
長い間、微妙なバランスをとってきた国際社会の努力が、トランプ行動でこんなに簡単に破られて良いのか?

トランプ氏が台湾と勝手に対話を始めたことを中国は問題視することができる。
派兵の口実を与えるようなものではないのか?今までの防波堤が崩れれば、本当に米中戦争になる。

私は、本ブログに、トランプ氏が手術患者を前にして手術を始めようとしている新米外科医であったら、本当に困る!と書いた。

外科医にとって手術は、教科書やビデオで勉強しても自分のものにならない。
周りの術者と相談や助言などを参考に、自らの経験を積むしかない。
経験が無いだけに、自らの判断による失敗を経験する。
外科医は、個々なる病気の難しさに悩みながら、その場で判断しながら、手術を進めていくものだろう。
悪性の病気であれば、腕の良い外科医でも患者を救うことはできない。

ネットに、川島なお美や平尾氏の胆管がん手術が難しいと書かれていたが、胆管部分は、画像診断が難しく、破壊的に進行していることが明らかにならないと、がんと診断できない。

記事では、胆管がんは、発見された時は広がっている状態が多いと説明がされていたが、私に言わせると、胆管や周りの他の臓器を破壊していることが確認できると、がんであることが判明するのだ。
広がって初めて(がんが)わかるという、大変なしろものだ。

胆石などがあれば胆管に異常の陰がでる。
こうして、微妙に変形した胆管の異常陰影が、破壊的に進むか(がんなのか?)どうかなどを予想するのは難しい。

医者に胆石を経過を診てもらっても、がんの早期発見は期待できない。病変が破壊的に進んでくると、初めて、(がんと)わかるということだと思う。

最初の外科医による一メスが、その後の手術の失敗を招くように、政治も似ていると思う。

歴史も手術も状況は似ている。現場は、過去に回答を求めても正解が無い新しい未知の展開に溢れている。

試行錯誤であっても、経験と知識を駆使できる才能だけが頼りだ。行き当たりばったりの状況で、その時にはその時の判断を求められる。

未熟だが自信家の外科医が、さっと病変を切ってしまったが、実はそこは、最後に切るべき部分だったかもしれない。それがもとで手術は大失敗だったら、周りは真っ青になるとかではないのか?
他の外科医なら、そんな失敗はしないからである。

避けられるべきことを避けられないようなミスは困る。
とんでも事件が起着る事の無いようにしてほしい。
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