ニコ動会談で、須田氏は、画像疑義について西川氏からコメントをとろうと頭が一杯だ。西川氏が重要な事(ねつ造論)を語っていても、そこはうわの空のようであった。

須田氏は子持ちのキャリアウーマンのようだ。
若くして、須田氏は、これだけ世論をひきつける事件に関する記事が書ける立場になれるのはうらやましいが、やや不思議な感じもする。文章はわかりやすいが、社会的には経験不足でわからないことがたくさんあるだろうから。

しかし、同僚の男性記者たちは、実力や経験があっても、一流科学者たちに対し、気後れしたり、自らの知識不足を案じたりしてしまい、案外、須田氏のような果敢なる取材はできないのかもしれない。
そうした男性記者たちを尻目に、須田氏は一流学者たちの取材で飛び回っていたようだ。

須田氏が有名学者と次々にアポが取れてしまう様子を、男性記者たちは、ややあきれながら批判的に見ていたであろう。そうした同僚たちの横の目線を、須田氏は見逃さず、文章にしている。

この須田氏の取材ぶりには、殺意を感じると「あの日」で言っていた小保方氏だが、この二人が会いまみえるとどうなっていたのだろうか?予想に反して、須田氏は、小保方氏に同情的になったかもしれないのである。
熱意ある女性同志のカンが通じあったかもしれない。

39頁には、須田氏が小保方氏へ同情していた様子が書かれている。但し、須田氏の内心が小保方氏へ同情的であっても、新聞社の方針に反してしまうため、記事化されることはなかったであろうが・・・。

須田氏は、STAP論文に疑いを持ち始めるのだが、最初の頃は、何が問題で、何が問題ないのか?について、とまどいが見られたようだ。マスコミ人の知識不足はやむを得ないが。

騒動初期に指摘された画像への疑義は、ねつ造暴露に向けて、学者たちが伏線を張る手段だった。須田氏は、そうとは疑わず、画像の疑義の解明が、最大、重要だと感じたようであった。

論文発表後からすぐ、画像の疑義だけでなく、小保方氏への悪口などが急速に高まっていった。

そんな2月下旬、須田氏は元CDB副センター長の西川氏の聞き役として、ニコ動に出演している。
この対談時の西川氏は、「以前の論文は、胎盤寄与はあまり書かれていなかった。今度の論文は、はるかに成熟し、面白い論文になった。」と語っている。
つまり、画像の事など、西川氏は問題としていないのである。

しかし、このニコ動会談で、須田氏は、画像疑義について西川氏からコメントをとろうと頭が一杯で、西川氏が重要な事(ねつ造論)を語っていても、そこはうわの空のようであった。

西川氏が、酸浴のタイミングの難しさについても熱く語っていても、須田氏の内心はそこにはない。
彼女は、画像の疑義をいつ切り出そうと必死で考えていた様だ。

須田氏にとっては、何が何でも、画像の事を質問したい。なぜなら、須田氏にとって、そこが一番聞きたいことであるからだ。そこが重要であると思ったからである。

この時点で、画像の疑義の裏にあるねつ造暴露の企みに気づくのは、若い女性には難しいだろう。
つまり、マスコミも又、笹井小保方潰しの学者たちに利用されたのである。

「ねつ造の科学者」には、47頁には、須田氏のあせる気持ちがつづられている、そして、西川氏は、ねつ造という反社会的な企みは、どのような時に起きやすいかについて語っている。青字

(西川氏の)論文の解説に時間がかかり、視聴者がおそらく最も関心をもっている画像の疑義になかなかたどりつけない。(須田氏は)内心あせったが、残り数分のところでようやく質問できた。西川氏は「こういった実験というのはノートをとってきちんとやっている」「ノートをみればわかることですよね。だいたい」と、それほど深刻にはとらえていないようだった。

番組の雑談だったろうから、西川氏はこうも語った。
「科学でねつ造が生まれるほとんどのケースは。起こることが予想されていることを実験的に、他に先駆けて示そうとする場合だ。韓国の黄禹錫氏によるヒトクローンES細胞のねつ造事件の場合、すでに動物でクローンが作られていて、ヒトならどんなデータになるか誰も予想できた。STAP細胞は誰も考えつかなかったことで、結果はこれまでの常識と全く異なっている。マウスのiPS細胞の時と同じでお手本がない。こういう結果はねつ造からは生まれない」
引用終わり

須田氏が、ねつ造派の学者たちと、どのような接点を持ち始めるのかは、興味ある点である。
須田氏は、多量の小保方悪口を吹き込まれたであろうから・・・。

須田氏は、誰から小保方氏の悪口を吹き込まれていったのかに私は、焦点をあてて本を読み進んだ。
しかし、悪口と関係する学者たちの実名はほとんど出てこない。

54頁には、以前から知り合っていた某学者と、京都の小料理屋で会ったと書いている。
この某学者は、マスコミに情報を流すことが好きな人のようで、今回も情報を流すために須田氏と会ったのだろう。当然、この学者は、STAP懐疑派である。

前に心筋細胞ねつ造で問題になった森口事件というのがあったが、そのねつ造疑惑について、マスコミに情報を提供したのが、この某学者とのことだ(名前は載っていない)
森口事件を契機に、須田氏は、このマスコミへチクるこの某学者と交流関係が始まったらしい。

「ところで、須田さんは記者会見のとき小保方さんにどんな印象を持ちましたか?」と、某学者は須田氏に親しく聞いている。
須田氏が小保方氏の印象を語った後、すぐ、某学者は次のような批判をマスコミに吹き込み始めるのである。
某学者は、「あれが本当なら、小保方さんは相当、何でもやってしまう人ですよ。無断引用もね」と言った。
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