分子生物学会も、マスコミも、GRASの解析結果の公開を求めていたであろうと思いますので、残存検体が信用できないシロモノであったら、それ以上強くねつ造説を主張できなくなったかも・・・・。

前回ブログで、以下の「ねつ造の科学者」の文章を書いた。青字
私は気になっていた残存資料の解析について聞いた。若山氏の解析結果で不自然な結果がでていることもあり、検証実験よりそちらのほうが大事なのではと思っていたからだ。残っている資料を解析する必要性について尋ねると、相澤氏は「STAP現象があるかないかという観点で、今残っているものが答えを与えるとは思っていない」と否定した。
 (須田氏)「それはなぜでしょう」
 相澤氏「例えば、STAP幹細胞が凍結保存されているが、それを融かしてきて、キメラマウスができたとしても、STAP細胞があったことの証明にはならないんですよ。ある人たちはES細胞がまざった細胞だからそうなるだけでしょうと言う。・・・、STAP幹細胞由来のキメラマウスも残っているが、それを調べても、STAP細胞があったことの証明にはならないから、この検証では調べないと言っている」

これは、須田氏の質問に対し、一発即発の記者会見でした。須田氏も、
「私の質問は、理研CDBの残存検体を調べれば、ES細胞でできたことが明らかになるかもしれないという意味ですが、遺伝子調査を含めてなぜやらないのでしょうか?」
とストレートに聞けばよかったですかね。

須田氏は、吹き込まれたであろう学者たちから、「GRASの残存検体がES細胞からできていることを知っているなどと、くれぐれも口外してはいけない」、と約束させられていたと思えるから、須田氏が記者会見でこの微妙な質問をする時は、言葉の選択が難しかったのかなーと想像します。

この時の須田氏による残存検査の突っ込みに対し、絶妙なタイミングで坪井氏のオトボケ発言が入り、質疑の方向性が変わってしまいました。

さて、ここからは全くの想像ですが、残存検体はESで汚染されていたら調べても意味が無いと強調している相澤氏に、再度、須田氏が残存検体問題を持ち出したら、どうなったのでしょうか?

相澤氏は怒りだして、
「だから、さっきも言ったように、残存検体はES細胞が入っているかもしれないから調べてもしょうがないのだ!」
と発言したら、須田氏もつかさず、
「それでは、保存検体はES細胞で作られていた可能性を、理研は認めているのですか?」と聞いたかもしれません。

実際はそうはならなかったわけですから、GRASの遺伝子解析がそのまま手つかずのまま、桂調査委員会による本調査まで、待つことになりました。

そして、最終の桂調査委員会は待ってました!と言わんばかりに、STAP(幹)細胞の再解析を行い。STAPはESで作られ、意図的に混ぜられた可能性が高いとの結論となってしまいました。

つまり、最終報告書が出る前に、GRASでの解析結果の“想定外遺伝子”がオープンになれば、違う展開があったかもしれないなどと考えます。

ねつ造以外にも、いろいろな原因で、理研の実験室でES細胞が混じるかもしれない状況があったことを一般人が理解するようになります。さらに、STAP実験への妨害やら、残存検体そのものも真正でないかもしれない可能性にも、一般人は気づきます。

こうしたねつ造以外の可能性を含めて検証すべきと、多くの人の頭の中が整理されたかもしれません。

この場合は、理研の実験室や動物管理の厳密性が損なわれ、研究所としての理研のメンツはつぶれますが、不幸な転機は避けられたかもしれないと想像します。

分子生物学会も、マスコミも、GRASの解析結果の公開を求めていたであろうと思いますので、残存検体が信用できないシロモノであったら、それ以上強くねつ造説を主張できなくなったかも・・・・。

理研は隠している!だから暴いてやろうとするアンチSTAP勢力は肩透かしを食らわされた展開になりますかね??
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