笹井氏は、ES細胞の研究と共に、創発生物学というまったく新しい生物学の構想も持っていました。

南青山さんのコメントが秀逸なので、別建てしておきます。

笹井氏の言葉は本心だったと思いますよ。
笹井氏はかなり遠くまで見通していた、日本人にはめずらしいスケールの大きな科学者だった、そのへんの凡庸な科学者とは大違いの人だったと。
笹井氏は、ES細胞の研究と共に、創発生物学というまったく新しい生物学の構想も持っていました。
参考までに「実験医学誌」2013年8月号~2014年8月号に連載された笹井氏の記事の目次を記しておきます。

創発生物学への誘い 神秘のベールに隠された生命らしさに挑む
第1回 創発生物学への序:多細胞生物学研究のパラダイムシフト
第2回 多細胞社会に見る自己組織化:眼杯などの自己組織化を例に
第3回 自己組織化の3つのメカニズム:自己集合、自己パターン形成、自己駆動型形態形成
第4回 創発する力学̶化学場:自己駆動型形態形成
第5回 局所と全体の呼応:自律制御する発生場
第6回 創発生物学の展望:多様性社会を操る制御のツボとその応用
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コメント

No title

岡目四目
しかし、笹井氏の提言となる論文ー総説かなーを読みもしないで、タイトルを掲載した雑誌の目次だけ見て「期待を込めて想像しています」だって。なにやら有名著作を挙げていますが、これらもきっとタイトルだけしか読んでいないんでしょうね。
しっかり読んで皆様に解説してあげたらいかがです?
タイトルだけで、想像たくましく議論するとは、反対意見が掲載されるとすぐさま削除するファシスト南青山の面目躍如ですな。

No title

南青山
(続き)
これが笹井氏が構想した多細胞生物学=創発生物学と直接のつながりがあるのかどうかはわかりませんが、何らかの関連性はあるのではないかと、期待を込めて想像しています。

ちなみに、連載の各タイトルに示された「創発」「自己組織化」「局所と全体」「自律制御」といった用語は、ベルクソン「創造的進化」、ウィーナー「サイバネティクス」、ベルタランフィ「一般システム理論」、ケストラー「ホロン」、プリゴジン「散逸構造論」、ミンスキー「心の社会理論」、マトゥラーナ&バレーラ「オートポイエーシス」といった新しい哲学思想や科学の潮流を容易に想起させます。
笹井氏は、そうした哲学科学思想の流れと、最先端の生物学研究とが出会う場を視野に収めていたと思うと、そしてさらにその先を夢見ていたのではないかと思うと、その死が本当に残念でなりません。

No title

南青山
学とみ子さま
コメントを取り上げていただきありがとうございます。
キーワードは多細胞生物学ですね。
笹井氏の連載は未読なのでタイトルから想像するのみですが、細胞生物学でもない、分子生物学でもない、ゲノム生物学でもない――複数の細胞の集合体を対象とした「新しい生物学」という発想/構想は、非常に魅力的な研究分野のように思えます。

このキーワードですぐに思い浮かぶのが、STAP細胞がひとかたまりの細胞塊として現れることですね。
そしてもう一つ、『あの日』に描かれた、若山氏がSTAP様細胞塊で初めてキメラマウスの作製に成功する場面です。
若山氏はそれまで、小保方氏から渡されたSTAP様細胞塊を1個1個の細胞に小分けして初期胚に注入していましたが、なかなか成果が出ない。
ある日、STAP様細胞塊をバラバラにせず、ある程度のかたまりのまま初期胚に注入すると、キメラマウスの作製に成功する。
『あの日』の中でもとくに印象的なエピソードの一つです。(続く)

No title

体内時計
学さん②
普通の感覚の持ち主であれば、「心が痛んだ」という書き方になるはずだと思いますが、全くその様な記載がないのは違和感がありませんか?
小保方氏は「あの日」に本心を書かれているのでしょうか?
それとも、彼女には捏造が悪い事だという自覚がなかったのでしょうか?

「私はいつも先生の言う女神の神殿を思った。」

小保方氏が思う「女神の神殿」とはどの様なものだったのでしょうか。

No title

体内時計
学さん①
コメントが反映されない為、こちらのエントリーに再掲します。

>「「人類の歴史に積み重ねていくんだよ。積み重ねるものは泥では駄目なんだ。荒削りでもしっかり固い石を積み重ねていくんだ。それが人類の科学の世界なんだよ」
>果たして、小保方氏はこの言葉をどう受けとっていたのか?
捏造という「泥」を積んでしまったという自覚があるのか?

他の記事のyap*ari*w*katt*na*さんのコメントです。
小保方氏は笹井氏とこの会話をした時、4つの不正の内、細胞増殖率測定のグラフとDNAメチル化解析データの捏造については自覚していたはずです(細胞増殖率測定については実験ノートではなく勤務記録によって捏造が判明し、メチル化解析データについても実験ノートではなく、データがGRASに残されていたために捏造が明らかになりました)。
であるなら、小保方氏は笹井氏の「泥」という言葉をどの様に感じていたのでしょうか。
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