STAP細胞から作られたFI細胞は、胎盤をつくるTS細胞が混じっていなくても、元々、胎盤を作る能力があったという意味である(和モガ説)。

当ブログの記事として、2018/1/6(土) に丹羽氏の論文内容を書いた後、反論とかバッシングとかのネガティブコメントがどんな形で来るかなあ?と気にしていたが、今のところ、それは無い。

逆に、うれしいことに、当ブログの記事を和モガ氏がご自身のブログに引用してくれた。

和モガ氏は、以前から、キメラも幹細胞もFI細胞もあったと書いている。
最近の和モガ氏の記事では、さらにSTAP実在論がパワーアップされている。

STAP事件に興味を持つ人たちなら誰でも、FI細胞はESとTS細胞の混じり物とされた事、つまりねつ造の細胞であると調査委員会が示した事実を知っている。
STAP細胞は実在していなかった!という根拠のひとつになってしまっている。

これに対して、和モガ氏は根拠を示して、FI細胞は実在していたと以前から反論してきた。
和モガ氏は、2017.03.09の記事 にも、遠藤解析により、2種の細胞がまじった可能性が指摘されてしまったFI細胞に触れている。
http://wamoga.blog.fc2.com/blog-entry-138.html

遠藤氏論文の表現は以下である。

The analysis indicated that different types of cells and chromosomal abnormalities might have been erroneously included in the dataset.

注目すべきは、遠藤氏でもやはり、mightをつかっている点である。

遠藤氏の論文は、以下に書かれている。彼は、m-RNAのスニップス(SNP)を利用して、小保方氏がアップしたRNA-seqデータを解析し、その結果を論文にしている。
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/gtc.12178/full

公共データベースに登録されたRNA-seq(Truseq)データのFI幹細胞は、Oct4-GFPのB6マウス系統と少量のCD1系統の二種類の細胞腫を含んだサンプルに由来するとするのが遠藤解析である。
FI幹細胞はES細胞特異遺伝子とTS細胞特異遺伝子を共に発現していているが、それはB6のES細胞とCD1のTS細胞がそれぞれ発現しているからだと遠藤論文は想定している。

その結果、FI細胞が異なる細胞の混合物であった事実と、染色体異常があることを根拠に、RNA-seq取得データに間違いがあると遠藤論文は指摘している。
簡単に言うと、データに間違いの出るような実験だったと言っているのである(ただしmight)。
単一細胞であるはずの幹細胞が、なぜ、混ぜ物なのか?おかしい!と言うところだ。

以上に対する和モガ氏の反論である。
和モガ氏はRNA-seqの結果から、Sox21の発現はCD1だけでなく、B6(STAP)からもあるはずだと言っている。

和モガ氏の解説によると、FI細胞は胎盤になれる能力をもともと持っているが、実験者が幹細胞として取り出す時に、たまたまキメラ胚(レシピエント胚、CD1)の細胞が混じるというミスが起きたと推論している。

つまり、和モガ氏は、CD1由来のTS細胞が混じっているから胎盤形成能が出たわけではなく、CD1由来のTS細胞が混じっていなくても、もともとのFI細胞にその能力があるとしている
つまり、FI細胞は、ES細胞とTS細胞の双方の能力を持っていると和モガ氏の解説である。

この説明の理解が難しいと思う人はいると思うが、簡単に言うと、混ぜたわけではなく、(キメラ胚から)幹細胞として取り出す時に、たまたまCD1細胞が混じるミスが起きたという意味だ。

言い方を変えてもう一度書くと、STAP細胞から作られたFI細胞は、元々、胎盤を作る能力があったことが証明されているという意味である。胎盤をつくるTS細胞が混じってしまったのは、FI細胞に付いてきたTS細胞を取り除けなかったというミスに過ぎないとの解釈となる(和モガ説)。

実験者にしてみると、細胞除去ミスということで残念であろうが、逆に、STAP支持派からの立場に立てば、FI実在論を支持するものの一つではないだろうか?
実験はしっかりと行われていたことを示すものであり、実際の解析サンプルがGRASに持ち込まれた証拠になるのではないかと・・・。

さらに、最近になって使用可能となった遺伝子発現解析装置を用いて、和モガ氏は、再度確認作業をしている。その解説が2018.01.04 の以下の記事である。
http://wamoga.blog.fc2.com/blog-entry-169.html

公共データベースの登録データを直接、IGV(Integrative Genomics Viewer)で確認できる環境が整ったので、改めてどうなっているのか調べてみた結果とのことだ。

すでに、2017.3月.9日の時点、和モガ氏は、この点に触れている。さらにもっと以前から、和モガ氏は遠藤氏のFI細胞解析結果に触れて、FI細胞にはもともと胎盤形成能があったはずと解説してきた。

つまり、DNAの並びは調べただけでは、STAP細胞の能力はわからないと、和モガ氏は言っているのだ。調査委員会は、DNAの働き方(RNA発現)を公表していないが、解析したのか?しないのか?は不明である。
調査委員会は、ゲノムを解析しているだけで、FI幹細胞の遺伝子発現パターンは調べていない事を、今、STAP支持派は盛んに問題視している。

理研には、もはや、調査委員会は存在しない。

こうした現状であるからして、科学界や国の組織に属する誰かが音頭をとって、STAP問題の解明に再度取り組んでくれないか?と願う人は少なくないはずだ。
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