その1 ポジティブシンキングの立場に立てば、小保方氏擁護の部分はキラ星のように見つかる。

2018/1/16の当ブログにおいて、相澤氏が単独著者となっている検証実験の論文を紹介した。
過去のブログ文章は青字で下記に示す。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4995676/

相澤論文では、STAP細胞凝集塊を作ったのは、検証実験に参加した小保方本人である。
小保方氏は凝集塊の作製に成功し、緑の蛍光が強く出た凝集塊もあると書かれている。
この凝集塊をカピラリー、レイザービーム、マイクロナイフでカットして、2.5から3.5日の胚に入れている。

一方、STAP論文では、4.5日胚に注入して、翌日子宮に戻していると書かれているので、若干、日程や手技が違っているようだ。
結果、1051個の胚に凝集塊を注入し、591個を回収したが、キメラはできなかったのだ。
検証実験では、何らかの手技上の都合でオリジナルとは変えているのだが、そうした違いの影響は不明であるが、絶大かもしれない。いづれにしても、結果は失敗である。
そして、キメラ作製の失敗を根拠に、検証実験そのものが失敗と結論された。

これを読むと、表面的には、検証実験は失敗に終わり、STAP細胞は無かったと確定したとの印象を受ける。しかし、この記述は、小保方擁護派であれば、結果は受け入れられない、論文は事実ではないと抗議したいところである。

緑色蛍光は出たではないか!キメラは小保方パートではないゾ!というのが、擁護派からの代表的な抗議かと思う。

「あの日」などを熟読している人であれば、一般人でも十分にこの論文の問題点を指摘できる。

しかし、読み方を変えて、ポジティブシンキングの立場に立てば、突っ込みどころはたくさんある。ポジティブシンキングの立場なら、小保方氏擁護の部分がキラ星のようにちりばめられていることに気づくのである。
それは相澤氏の文章だけでなく、査読者の文章からも読み取れる。

世界中の分子生物学分野では、STAP事件はいまだ問題点を多く抱えてた状態にあって、個々の専門とする人たちは、事件背景に疑問を感じているようである。
決して、結論がでた問題ではない。
ノフラー氏のように、STAP絶対無い!、STAP怪しい!と、ブログに書きならべることはしない。

相澤氏は、ご自身の中のSTAP擁護的な感情やら、擁護派への懸念をどのように意識して論文に反映させたかは、相澤氏のみ知るところだが、小保方氏が健康を回復したら、彼女自身でいろいろに突っ込めるような穴を、この論文はたくさんあけているということだ。

こうしたことを書くと、ESねつ造派は、学とみ子の妄想で片づけようとするだろうが、学とみ子の読み方は、相澤氏がちりばめた小保方擁護部分を見つけることだ。

まず、キメラ用の細胞を準備するのは、小保方氏の仕事であり、その後は、若山氏の仕事であると明記している。

監視人がいる実験状態でも、監視人がいない状態(実験準備段階)でも、結果として出されたデータ(preliminary experiment)において、結果に差が無かったと書かれている。

小保方氏は、STAP細胞を準備したが、その後の解析はしていない。FACS qPCR 免疫組織的解析は彼女がやれなかったことも書いている。

こうしたもろもろの実験環境の条件の違いが、小保方氏が元ネーチャー論文を再現できなかった結果にいかに関連したかはわからないとして、相澤氏は淡々と書いている。

しかし、小保方派に立てば、こうした実験条件の差異が、結果に大きな影響を及ぼした可能性を(相澤氏が}が示唆していると読むことができる。

それでは、外国の専門家たちは、この穴(論文の問題点)をどのように解釈しているのか?

ありがたいことに、この論文の形式は、査読がまわった二人の専門家(Austin Smith氏, Irene de Lazaro氏)の意見も論文内に載っている。さらに査読者のコメントに対する相澤氏の回答と見解も載っている。

ケンブリッジ大学のオースティンスミス教授は、1回目の査読で、論評文を以下のように始めている。
“STAP論文は以下のような理由で取り下げられたが、詳細は不明であったため、その不明部分を、この相澤論文は明らかにしてくれて大変有用である。”

オースティンスミス教授が紹介している以下の英文は、取り下げられたSTAP論文の公式理由文章だ。業界の人にとっては、有名なものだろう。
改めて、この撤回文章は、STAP-SC(STAP幹細胞)となっている点が興味深い。
“we are unable to say without doubt whether the STAP-SC phenomenon is real

そして、次のようなオースティンスミス教授の記載に続く。
“小保方氏と連絡が取れないのは残念である。
小保方氏の承諾が望ましいが、小保方氏が相澤氏の監督と指導の元で実験したことなので、論文共著者であることは必須とは思わない。

ここのオースティンスミス教授の表現が微妙なので、そのまま英語表記します。
I do not think there is any requirement for her to be a co-author because she carried out the work under the explicit direction and supervision of Dr Aizawa
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