一言居士さんは、お取込み中のご様子なので、こちらの方は、一言居士さんのお時間のある時にお読みください。
一言居士さんの手法のように、自説を積極的に、披露するというのもあるのでしょう。
しかし、STAP事件については、現在も活躍する研究者の状況をふまえると、第三者が、あれこれ立ち入りすぎない方が良いと思います。
わからない事については、わからないまま残った事として提示した方が、多くの方にSTAP事件を理解してもらえる可能性が期待できます。
桂報告書では、証拠が不十分な事まで踏み込んでしまって、その結果がES混入説の採用でした。
しかし、これは仮説のひとつでしかありません。なぜなら、調査された実験材料は、STAP事件の全貌解決からはほど遠いものだったのです。
状況を説明できるものは、ES混入説だけではありません。
ES混入説は、可能性のひとつではありますが、唯一の説明可能な説というわけではありません。
しかも、ES混入説は、実行するのが極めて難しい説です。
1個人では、実行が絶対に不可能な説です。
結局、STAP事件は、誰が何をしたかはわからないというのが一番正しいです。
長期間にわたる実験現場において、誰かが何かをしたかもしれない!、調査に対し、誰かが現場を取り繕った!、本当を言っていないかもしれない!、そうした事件において、科学的捜査などは、無力です。
科学的捜査が可能な場合とは、①調査対象サンプルが正当であること、②実験者は実験内容を正しく申告していること、③実験者は全ての研究内容を開示しているなどなどでしょうが、この条件が、STAP事件調査でひとつでも可能だったのでしょうか?
これについての答えは、多くの人がノーではないでしょうか?
容疑者が、実験現場にいたであろう実験環境で、科学的手法による結論は導き出すことができません。
誰が何をしたのか?は、調査では明らかになりません。
桂報告書が目をつぶってしまったこの点について、当ブログでは議論しています。
実際のSTAP事件が終わって5年、このブログにこられている人は、実験現場と無関係な第三者です。そして、「私はこう思う」と言い合ってします。
それは、あくまで、私はこう思うという事にすぎません。
しかし、多くの人たちが傍証を集めて、一つの仮説に行きつくことができれば、それが真実に近づいているだろうと想像はできます。
一般人でありながら、激しくこの問題を追及してきた一言居士さんは、核移植の可能性を追求しています。DORAさんとの議論の果てはいかなるものか、楽しみにしたいとおもいます。
一言居士さんの核移植説を、学とみ子が支持するのはチト難しいです。
なぜなら、若山氏の過去の輝かしい業績を本人自ら踏みにじるようなことは、研究者としてしないだろうと考えるからです。
但し、一言居士さんは柔軟性に富む方なので、さらなる示唆を示されるでしょう。
キメラ作成時は、若山氏の説明どおり、若山マウス(129若山、B6若山F1ホモCagマウス)(茶)が、小保方氏に渡されていたが、途中からFES1由来マウスに取り替わった可能性を、当ブログは考えたいです。
実際に残され、調査された実験材料は、アクロシン入りサンプルでした。
アクロシン入りサンプルは、調査されても良いとされたサンプルでした。
つまり、ES混入ストリー作りに合致した残存物です。
これを調べれば、ESストリーが確定するから、ES派学者グループがマスコミをあおって、盛んに理研にプレッシャーをかけました。
しかし、これだけでは、STAP事件の全貌は説明できません。
マスコミや一般人の素人たちが、これでSTAP事件を納得するだろうと、ES説作成者たちはもくろんだのでしょう。
なんと、レター論文で使われたGOFマウスは、無い事にされてしまいました。
さすがにそれは、ES説の遠藤氏も、あきれたというシロモノでした。
GOFマウスでつくられた幹細胞があるとすると、レター論文実験をいちいち、ねつ造判定をせざるを得ないくなります。
だから、Octの入った幹細胞はなくされちゃったわけです。
もし、レター論文実験の実際を評価、調査しようとしたら、これも大変な力仕事です。
GRASのスタッフによる作業も否定していくことになり、CDB{研究体制を否定することになります。
だから、小保方氏が情報提供しないという事にして、レター論文は調査をスルーするしかないのでしょう。
桂報告書24頁
11)Letter Fig.2b-e、Fig.3、Extended Data Fig.5、 Fig.6について Oct4-GFP の FI幹細胞が保存されておらず、作製されたとされるこの幹細胞の実在が 確認できない点(Oct4-GFPの挿入を持つFI幹細胞がLetter Fig.2b-e、Fig.3、Extended Data Fig.5、Fig.6で使用されているが、小保方研とCDB若山研のストックのFI幹細胞を調査した限りでは、Acr-GFP/CAG-GFP遺伝子を持つものしかなく、Oct4-GFPを有するFI幹 細胞が見当たらない。系統として樹立されなかったのではないか)
シナリオライターになった気分で考えると(学とみ子の考えでは)、若山氏が、最初からアクロシン入りマウスを渡したのではなく、途中から、すりかわってしまったと考えます。
しかし、証拠がないので、あくまで、一つの仮説にとどめたいです。
一言居士さんは、最初からアクロシン入りだった可能性を主張していますが、仮説としてはおおいにあるものの、証拠がありません。
研究者の言い分は、正当なものとみなすというのは、原則的な事だと思います。
その理由は、アクロシン入りが最初からわかっていれば、研究者はその通りに論文を書くと思うからです。
理研のように、他人の研究をチェックしている野次馬がうろつく実験環境で、嘘をつくのは危険ですし、研究者はプライドを何より大事にするでしょう。
小保方氏は、「あの日」で、若山研究室がアクロシン入り細胞を使っていたことを指摘しています。小保方側の証言ですが、やはり証拠がありません。(将来は、証人がでてくれば、その限りではないですが)
小保方氏ねつ造以外に、他にもいろいろと多様にSTAP事件の謎を推定できる説があります。
他の選択肢がある限り、小保方氏本人が否定しているES混入を、公の調査機関が決めてはいけません。
STAP研究に加わったすべての研究者が、実験ミスか、実験妨害実行の容疑者として疑いをかけられても仕方ないです。
増殖曲線も、出勤日などを持ち出しても、証拠固めになりません。
どの実験を誰がやったことすら決められない調査内容であれば、実験者のミスを確定できません。
桂報告書17頁からの1)から13)までのいろいろな疑義に対しても、誰が何をやったのか?について書かれていないことは、調査の致命的な欠陥です。
桂調査委員による調査時、実験者相互の言い分がどう異なったか?について、桂調査委員会は記録を残していません。
恐らく、議論させないようにしたと考えられています。
実験がうまいか、へたか、熟練しているか?してないか?などの実験精度は、個人的で画一的ものではありません。
不十分な指導や精度管理の元でやられた実験について、後から、実験者の背中を切りつけるような調査をして、実験者の弱点を徹底的に追及したりもあります。
調査員が厳しい評価法を採用して、実験結果を徹底的に貶めることだってあるでしょう。
偏向した調査委員が、調査にバイアスをかけることはいくらでも可能です。
STAP検証実験で、実際にそうしたものが行われました。
調査委員会は、個人の責任範囲を追及する作業をせずして、不信な結果はすべて、小保方氏の問題点としています。
一般論として、後から調査をつくしても、わからない事はわかりません。
フェアな調査の本質は、分からない部分は、わからない部分として残す必要があります。
一方、調査が終了した後でも、調査で不明とされた部分について、なぜ、わからないのかの議論が別の人たちからおきます。
そうした疑問を持つ新たな人たちの間で、考察が再び始まります。
その考察の過程で、それぞれの人の持論が紹介されていきます。
STAP事件の顛末は、新人研究者が重い責任を負わされた事実です。
それは当然だとするグループが、今も激しく小保方批判をしています。
STAP事件は、桂調査委員があえて調査しなかった部分に真実があります。
ここに、一般人からの興味と支持が得られていると思いますが、裾野を広げたいです。
コメント(7)
>調査委員会にはこの部分を突っ込んでほしかったと思います。
この方のスタンスは、ご自身の理解がすべてで、そこから解釈が始まる。
専門家が勘違をしているのではないか?とか、間違いをしているのではないか?と書き込んだりしてしまう。
普通の人の場合、専門家が言っていることが理解ができない場合は、まず自分自身の無知を最初に考えます。体内さんは逆で、相手が間違っていると考える人です。
[私(体内さん)は十分な理解をしてます!ので、あなたの方が間違っています。]と来る。
無知から来る自信がすごいです。
専門家に向かって指示を出しちゃったりもできる人でしょうね。
それでも、桂報告書にやや批判的(上記)となっただけでも、彼女の進歩と見なすべきか?
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昨日こちらに書き込んですぐ消されてしまいましたね。今日、ため息ブログのパワーアップ版を読ませていただきました。情報をありがとうございます。
>小保方氏から異議申し立てがないということで、小保方氏も認めていることになります。
まあ、こちらは、
[小保方氏はなぜ反論できなかったか?]
とかで議論しています。
この先もやっぱりさんとのすれ違いはずっとですね。
学とみ子は、桂報告書が間違っているとかより、むしろ偏向していると言ってます。
桂報告書にたいして、大事な調査を意識的に回避したか?、問題点を明らかにせず恣意的なのではないか?との懸念を、当ブログは表明してます。
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学とみ子が書いた上記文章ですが、こうした調査状況から、反STAP派調査人は、実験者を最初から疑いの目で見なし、重箱の隅をつつき、実験価値、論文評価をおとしめようとしたのでは?と学とみ子は想像します。
そして、これは、必ずしも、小保方氏だけを攻撃対象としているわけでなく、笹井氏、若山氏をも、攻撃対象にしているのでは無いでしょうか?
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しかし、若山研究室での実験結果をメタメタに否定することで益する人たちがいるでしょう。若山研究室を利用して、STAP派の笹井氏を追い落とすツールにするかもしれません。
小保方氏は、自らの論文が元で、上司の研究姿勢まで厳しく追及されたと考えるので、若山氏に何も言えなくなるでしょう。
この追及の科学レベルは、一般人にはわからず、これだけSTAP論文はひどいと専門家が言うなら、論文撤回は当然だと、一般人は納得してしまいます。
結局、桂報告書は、一般人の誤解を誘う書き方なのです。でも、露骨過ぎて、やぶ蛇です。
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誰が騒動で益するかを考えると、ライバル研究者たちがこの事件と関係して画策したと考えやすいです。
結果から遡って、発生原因や顛末を考えると良いと思います。STAP論文問題点を武器に、ES派は、実際に問題となったSTAP論文ミスを、悪意をもって拡大解釈しました。ES派学者層は、マスコミと政治を巧みに利用して、理研全体、CDB上層部の無力化を図ったと思います。
若山氏に対しても、ES派は、数限りなくSTAP論文図表の問題点を指摘し、STAP論文を守らせない方向へ言葉巧みに若山氏を誘いました。ES派は仲間であるかのようなポーズをとりましたが、実際は恫喝かもしれません。
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>お伝えしたいことが色々あるのですが、今日と明日は時間がなく、後日、このコメントについて書きたいと思います。
学とみ子ブログのミスを探してやろうと、隅から隅まで読んでいる方が、ご自身へのコメントを見逃していたようです。
学とみ子を軽蔑すると言い、バカ呼ばわりをしている体内さん、心してコメント書いてくださいね。
学とみ子も、体内さんの誤解と見当違いを指摘するのに遠慮しませんので。
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>結局、混入者は小保方氏ではないとする根拠は、「そんなバカなことをするはずがない」だけでしょ。
---あらゆる犯罪者や研究捏造者についても、「そんなバカなことをするはずがない」ということで存在しなくなっちゃうのにね。
人を犯人呼ばわりをするには、確証が必要です。やるはずがないと一般人が思うのが普通です。
しかし、確証が無くても捏造犯人扱いをしたのがSTAP事件でした。
つまり、ライバル研究者がマスコミを挑発して、一般人がSTAP著者らを疑いの目で見るように強引に引っ張っていったと言うことです。
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